私は海をだきしめていたいさんの映画レビュー・感想・評価

私は海をだきしめていたい

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家族の肖像(1974年製作の映画)

4.0

おもしろかった。ちょっと考えたいことがいくつか

恐怖分子(1986年製作の映画)

4.4

都市を舞台に散らばった断片が電話一本で収束し迎える悲劇。気持ちいい。引き締まった映像、構図、演出。気持ちいい。

エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.0

タイトルは聖書の「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」だが、この着想を批評空間系の人たちがべた褒めしてた森敦から持ってきたところ、この監督っぽいなと思った。ノイズミュージックと死についての映画。ベタすぎ>>続きを読む

アパッチ砦(1948年製作の映画)

3.0

リトルビッグホーンを下敷きにしたジョン・フォード監督、主演ジョン・ウェインの西部劇。フォードはシネフィルがやたら褒めてる作家って印象。
本作は48年に撮影されていると思えば迫力があって、目を見張るシー
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PicNic(1996年製作の映画)

5.0

世界の終わりを見に行こう。世界はもうすぐ終わる。
CHARAが演じるココ、浅野忠信と橋爪浩一が演じる2人の青年、精神病院から続く塀の上を歩いていくピクニック。辿り着いた教会で出会った神父から貰う聖書。
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.2

ルイーズ・ブルックス風のボブヘアで登場するアンナ・カリーナ、彼女演じるナナが生きる12の断章、娼婦になった彼女の幸福について。彼女の美しさに迫ろうとするゴダールの執着をひしひしと感じる。ポーからの引用>>続きを読む

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.0

大戦後、ドイツ軍の占領統治下に置かれた日本を舞台とし、警察内部の覇権争いと反体制派セクトとの武力闘争を描く押井の戦後偽史、「ケルベロス」シリーズの一本。難解な設定を抜けば、童話「赤ずきん」を下敷きに描>>続きを読む

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

5.0

素晴らしかった。光と暗闇、音の映画。青春群像劇であると同時に一時代の精神と生活を切り取った記録作品でもあった。禁欲的ともいえる演出、人物とカメラの距離感。
時折フィルムに差し込む光は少年の心を照らすこ
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フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

3.0

ファシズムが台頭してきたイタリアを舞台に描かれるフェリーニの甘美な夢世界と欲望の物語。アマルコルド、私は覚えている、少年の記憶。タバコ屋の女の爆乳・・・

黒い暴動(2015年製作の映画)

3.0

何も残せなかったと現在を嘆く瞬間、顕在する確かに積み上げた記憶。ロックミュージックと愚にもつかない青春劇を、ガングロとパラパラで駆け抜けていく快作。外野なんて空気 、クソったれな世の中をサヴァイヴせよ>>続きを読む

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