イヌケソさんの映画レビュー・感想・評価

イヌケソ

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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.0

U-NEXTにて。
「ビリーブ 未来への大逆転」からの続きで観賞。

小さいおばあちゃんだけれど、眼光鋭い。

アメリカの判事だから、その偉業にはイマイチピンと来ないのだが、
ロックスターのようなアイ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.0

(U-NEXTにて)

きっかけは、虎と翼。
虎ツバ関連の動画を観ていたら、ある方がこの映画をオススメしたので。

アメリカの元最高裁判事、ルース・ギンズバーグさんについては名前を知っているくらい。あ
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(2023年製作の映画)

3.5

かつてのアイドル、宮沢りえが中年女性を見事に演じている。
この役はチャレンジングだっただろうし、
もっと評価されてもいいのではないかと思う。 
(宮沢りえの演技で+0.5)

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絞死刑(1968年製作の映画)

3.5

“絞首刑”ではなく、”絞死刑”。
冒頭「あなたは死刑場を見たことがありますか」という手書きメモと
続く死刑場の説明にガツンとやられる。
我々は死刑場をこの目で見たことがないし、
死刑についての詳しい情
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

幼馴染との再会にまつわる、
よくある王道ラブストーリーなんだけれど
“魅せる力”があり、また観たいと思わせる力があった。

ニューヨークというシチュエーションで
韓国語が違和感なく溶け込んでいるのが
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

IMAXで2回目。
1回目を観たあと、人物や背景をおさえてから観たので
映画のスピード感に乗って没入することができた。

ただ、後半ストローズの公聴会については情報についていけない部分もあった。
あそ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どこに転がっていってどう落ちるか、
最後までわからない展開で観ていてワクワクした。

見た目がしゅっとしているのにサイコパスの殺人者というのが
岡田将生さんにハマっていて説得力あり。

朝陽と夏月が手
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.2

総じてよかったし、後編も観るの確定なんだけれど、いくつか。

中川凰蘭=おんたんのアクセント。
お・ん↓た・ん↓ じゃないの?
お↑ん・た↑ん(ランタンと同じアクセント)がずっと気になっていた。

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青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.2

名古屋のミニシアター「シネマスコーレ」とそれを取り巻く人々のストーリー。
「福田村事件」の面々が別の演技をしているのがとても嬉しく、「福田村」で飴売りの少女役だった碧木愛莉さんにまたスクリーンで会えた
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COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)

3.5

ドラム練習中なので この映画はドンズバ。
ギターに比べて映画になりにくいのでよくぞ作ってくれた、という感想。

あくまでロックドラムが中心だが、ジャズ、リズムマシーン、ジェンダー(女性ドラマー)などの
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.0

イ・チャンドン「バーニング」みを感じるサスペンス。
誰も悪くないのに救われない結末に「どうしてこうなった?」という感想。
「すぐ警察に自首すればいいのに、、、」と思ったけれど、そうしたら話は終わってし
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カラーパープル(1985年製作の映画)

3.5

2023年版を観た後、配信で鑑賞。

さすがスピルバーグというか、ウェルメイド。
適度にサスペンスのドキドキを入れてきたり、
みせ方がうまい。

ただ、男側の所業の酷さがそれほど立っておらず、
80年
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.5

スピルバーグ版未見で、どういう話かも知らず鑑賞。

ミュージカル部分は直球ソウルで実に心踊らされた。

年代がテロップとして出て来るんだけれど、
当時は全世界的に女性の地位が著しく低かったのだな、と。
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.9

うーん、難解というより単純によくわからなかった。
なぜそうなのか、理由を聞いたら納得するのかもしれないが、
それも野暮だし、、、。

女性に対するトラウマがありそう。
それが監督のトラウマなのかどうか
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プライド 運命の瞬間(1998年製作の映画)

3.0

プロデューサーに右翼の大物がいるのでそっち系の映画。
どういう制作過程だったのか、気になる。
描き方に疑問は残るものの、これも一つの解釈だし、劇映画にする理由はある。
決してつまらなくはなかった。

夢二(1991年製作の映画)

3.5

ストーリーものとして割と見やすい。竹久夢二のことを知っておくともっと面白いかも。

陽炎座(1981年製作の映画)

3.5

これも催眠映画。でもツィゴイネルワイゼンに軍配が上がる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これ、実はものすごいファミニズム映画です。

ベラを性の供与物として扱う男たち。
所有したがるくせに”自我”を持つことを危険視する。

ダンカン・ウェダバーンがいい例だ。
自分を世界一の男だと言って、
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

面白いと言っていいかどうかわかんないが、
確かにエンタメだった。
話の、スピード感とスリルが満点。

ただ、この矢は自分にも刺さってくる。
男でいる限り、よく考え、反省し行動して行きたい。

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

3.5

大地震により、一棟のマンション(韓国ではアパート)以外、
すべてが崩壊し、
マンションの住人は部外者を追い出し、
自分たちの社会を作る、、、という話。

こういうプロットだったら、
人情もの、お涙頂戴
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ガザ 素顔の日常(2019年製作の映画)

3.5

にわかにイスラエルで起こっていることに興味がわき、
「ガザとは何か」をいう書籍を読んでから、こちらの映画を観ました。

「ガザとは何か」ではガザで起こっていることは無差別殺戮であり、
かなりひどい状況
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ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.0

“ 鬱映画”として名高いこの作品を劇場で鑑賞。

まず、劇場で観れてよかった。
配信だったら唐突なミュージカルシーンに「なんだこりゃ?」となり、
映画に入り込めなかったと思う。

ミュージカルシーンは
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

“笑い”についてはよくわからないが、
幸せそうなカップルや浮かれている世間に背を向けながら
勉強するしかなかった、自分の浪人時代と重なって
少し共感できた。

命を削ってまで、何かを生み出そうとするこ
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イナゴの日(1975年製作の映画)

4.0

DOMMUNEでトラウマ映画が特集された時に、
この映画のラストの地獄絵図をみて、なんじゃこりゃ〜となって
初めてDVDで全編見直してみた。

「バビロン」のようなハリウッドの内幕ものである一方、
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.0

「観たら落ち込むよ〜」と言われ、視聴。
自分はそんなにこなかった。

ホロコーストの話だって言うのはなんとなくわかっていたし、
推薦者の「落ち込むよ〜」って言うフリで大体オチがわかってしまったから。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.2

一言で言うとファンタジー。
日本にはあんなに粋でかっこいい掃除夫はいない。
きれいなトイレをさらにピカピカにするなんてあり得ない。
公衆トイレはクソとゲロと尿カスで塗れているのが普通。

ベンダース監
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.6

L.A.コンフィデンシャルのケヴィンスペーシーと
最近ゴーストワールド観たので。

昔見たときは、中年の情けなさを
そのまま情けないと思っていたけれど

自分が中年になって、ああ!こういうことか!
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.5

ビューティフルマインド同様、これもなんと実話。
ラテン語まで話せちゃうラッセルクロウ、すごいな。
こういうジャンル映画であっても”ラッセル・クロウ”という看板で
面白くしちゃうのはすごい。

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.5

ラッセル・クロウ若い!そしてかっこいい!
こっちが本来のラッセル・クロウとずっと思っていたけれど
他の作品の幅広さを知ると、この演技も引き出しの一つなんだな、と。

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.0

この映画のジョンと同じく統合失調症で イマジナリーフレンドがいたという人から聞いてサブスクで視聴。

いかついイメージだったラッセルクロウが繊細な役柄を演じていてびっくり!!ジェニファーコネリーの美し
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

3.5

リアルタイムで観て以来、2回目の観劇。当時はイーニドに魅力を感じなかったんだけど(ただの困ったちゃんだと思った)、今見ると、ドンズバで可愛い。スカーレットヨハンソンは出世してしまったが、この当時はソー>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.5

初手からナポレオンを、ちょっと臆病だったり小物に描いたりしているのが面白い。
立ちバックで自分よがりに腰をふって中出して終わりのセックスは「最後の決闘裁判」でもあった。
「そんなんじゃ嫁に逃げられるよ
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(2023年製作の映画)

3.2

冒頭の、首ちょんぱ死体からカニが這い出て来ることで、あれ?これはちょっとダメだ…と思った。
露悪趣味がギャグ化してすべっているように思えた。
時代劇なのにセリフが現代語なのも違和感。
フィクション、フ
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

3.5

本日、池袋新文芸坐にて4Kでみました。
とにかく映像がクリア!時代を感じさせないカッコよさ!

ただ話としては、殺し屋・花田が殺しに失敗し、
組織に追われる身となり、ランキング上位者と戦い、
最後はN
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

2回目。寝不足なのに寝ずに完走できた。
長い、、、と感じつつ、でも隙がない。
「3時間退屈せずに見れた」理由がまだわからない。

やはり、周到な仕掛け、リズムかな。
サスペンスではないけれど、適度な緊
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.9

ちなみに、、、、

映画BAD LANDSを観て、面白かったので原作の「勁草」(黒川博行著)を読んだ。小説も面白かったが、全くの別物で、映画との違いにかなり戸惑った。黒川氏はよく映画化を許したな、と。
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