Yuzuさんの映画レビュー・感想・評価

Yuzu

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

科学に政治が介入するのは諸刃の剣。イノベーションは一気に加速するけど、接近しすぎるといつしか目的や倫理は崩れ、権力行使の手段として利用され悲劇を生んでしまう。マンハッタン計画を教訓として、現代もなおそ>>続きを読む

新解釈・三國志(2020年製作の映画)

1.5

ノリが自分には合わず。
ずっとスベり続けてるオッサン達を見て、次第にいたたまれなくなって途中で視聴断念。

怪物(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

視点と時系列をシャッフルしながらの展開が秀逸で、テーマが後半まで読めずミステリー的な感覚でも楽しめた。校長はキーパーソンの割に自身のストーリーがボンヤリしていたけど、それこそまさに、多角的に考えること>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

愛国心、大局観、決断力。チャーチルはこれらを兼ね備えた、「一国のリーダーとはかくあるべし」を体現したような人だな。本作ではドイツとの和平交渉か徹底抗戦か、という一つの意思決定のプロセスしか描かれてはい>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.4

演奏シーンの見せ方と音楽が素晴らしすぎて…、原作以上にジャズのダイナミズムを感じられる作品だった。ジャズはお洒落で小難しい音楽、というのもあながち間違ったイメージではないと思うけど、ただそれは全く本質>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃ良かった! アニメーションと音楽がこれでもかというくらい臨場感を高めていて、もはや映画鑑賞ではなく試合観戦。湘北メンバーのことをもっと愛おしく思えて、また原作を読み返したくなった(先日読み>>続きを読む

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

3.6

オープニングがプライマルの Rocksだったり、メリーチェインやマイブラの登場シーンがやたらとかっこよかったりと、この時代のオルタナ好きとしてはもうそんな要素だけで気持ちが昂る。
沢山のエピソードをギ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.2

空中戦の迫力と、泥臭い男の友情がたまらない。マーヴェリックの絶対的信頼感すごいな。連続上映で観たけどあっという間だったし、疲労感どころか爽快感が半端なかった。

トップガン(1986年製作の映画)

3.6

マーヴェリックとの連続上映で鑑賞(思えば36年前の作品を映画館で観るというのも貴重な体験やなぁ)。戦闘機とかあまり興味ないけど、それでもロマンを感じずにはいられないほどトムクルーズが魅力的。

ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

3.4

浮世絵の素晴らしさを度々テオへの手紙にも綴っていたゴッホ。日本人として嬉しい。

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.2

淡々としていて、序盤はうつらうつらしながら観てしまった。あくまで少年目線の何気ない日常がメインで、宗教対立や紛争はそれほど深く描かれていないから、家族の瀬戸際感が今ひとつ伝わってこなかった。知識で補え>>続きを読む

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.4

映像だけで、当時の貴族の煌びやかな暮らしがありありと伝わってくる。自分の日常生活であれだけのパステルカラーが視界に入ると胸焼けを起こすだろう。音楽もニューオーダー、ストロークス、ザ・キュアーとインディ>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.8

ロマンチックな作品。パリのお洒落な街並みも相まって。今自分が生きてる時代も、未来の誰かにとっての憧れの時代になるんかな。そう考えると、何かと不満をこぼしがちなこのご時世にも少し肯定的になれる気がする。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

オーラ皆無のジャック・マリックをもロックスターに仕立て上げてしまう、ビートルズの凄さ。やたら走り気味なHelp!の演奏シーンが1番好き。

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

まだファンタジー感が強めなこの頃。シリーズ完走した後にもう一度観たくなる。
子供の頃に観た時は気づかなかったけど、ハグリッド大分弁やんけ。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.4

法律レベルで差別が行われていた時代。この時代に人種や文化を超えて他者と相互理解を示すことは、どれほど大変で、でもどれほど価値があることだっただろう。そう考えるとトニーとシャーリーの関係性は、友情の一言>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

今になって観ると、生徒への加点減点が恣意的すぎたり、クィディッチのルールがガバガバ (ただのシーカーゲー)だったりツッコミどころも多いけど、そんなことを思いながら観るのもまた面白い。

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

王になる葛藤や重圧は無論想像がつかないけど、困難を克服しようとする過程で癇癪を起こしたり思わず泣いてしまったりする姿は庶民の我々と何ら違いはなく、親しみを感じた。それもあって最後のスピーチの場面は、頼>>続きを読む

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.2

ソウルフルな演奏と、楽曲に込められた強烈なメッセージ。こんな熱演見せられたら、音楽で世界は変えられるのでは?と思わざるをえない。この映像が、歴史が、発掘されて本当に良かった。
黒人の並外れたリズム感ず
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

スティーヴィー本当愛おしい。ボードの技を初めて成功させた時のはじけんばかりの喜びよう。彼らほどヤンチャではないにしろ、かつては自分にも「かっこいいかどうか」が行動基準だった時代があったなぁ、と思って少>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.6

ハラハラドキドキ、所々コメディもありで面白かった。しかし最終的にロンがスーパーヒーロー的な感じになってたけど、どう考えてもフリップの功績の方がデカいやろ。

最後の映像で現実を突きつけられて、ハッとさ
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.4

ゲルダの愛が凄まじくて、それも実話というから驚いた。もし自分が(性別は違えど)同じような境遇に置かれたら、どれだけ妻に寄り添ってあげられるだろうか…。思いを巡らせながら鑑賞した。