冬月伊織さんの映画レビュー・感想・評価

冬月伊織

冬月伊織

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かがみの孤城(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作が大好きで、映画化されたときはとても嬉しかったです。

わたしも学校の閉塞感が苦手で休まずに通っていたものの、よく保健室や相談室のお世話になっていた過去があります。
そのため、ひたすら感情移入して
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

誰も嫌な人が出てこない、素晴らしい作品。

年齢関係なく、すきなことを通して仲良くなれる、こういう平和で美しい世界がもっと広まってほしい。

あと、自分のほうが先に好きだったのに、あとから「どう考えて
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ジブリ作品の中で最も多く鑑賞した作品。

千の少し鈍臭いけれど、純粋で真っ直ぐなところ。
自分自身と重ねながら観ていました。
リンさんの面倒見の良さ、ハクの儚い雰囲気や千を想う気持ち、どれも心打たれま
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孤狼の血(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

初っ端から刺激が強すぎて、一時停止をした。
アレは食事中に観るべきではない。

でも、どんどん観ていくうちに、男たちの泥臭さを感じることができて、すっごく格好いいなぁと思った。

ガミさん...悲し
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.3

とにかく明るくてポジティブになれる。

人種やスタイルは人それぞれ。
みんな違うからこそ輝けるのです。
音楽やダンスがイキイキとしていたり、ファッションがとにかく素敵。
日本にも取り入れてほしいと、強
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

胸がぎゅっと締めつけられるほどの痛みを感じた。

放デイのパートで働いていたときに、あみ子に似ている子たちをたくさん見てきたのもあり、涙が止まらなかった。

わたしはほんの一部分しか知らないけれど、家
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

原作を母に勧められ、そのまま一緒に映画も観ました。

正直、登場人物が救いようのないクズばかり。まさに最低な女と男たち。

でも、みんな孤独を感じていることが分かると、なんとなく憎めない気持ちにもなり
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「あなた、誰なの?」

終始ずっと手に汗握りしめながら鑑賞。
心臓バクバクになるほど怖くて、「わたし、夢の中にいるのかな??」という錯覚に陥ってた。

なんだかんだいちばん怖いのは、人間。
妬みや嫉妬
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

原作やアニメが大好きで、今作はどうなるんだろう?と、思ったけれど、不安が一切消し去って終始大興奮でした。

あの臨場感溢れる演出、たまらない。
また機会があったら、映画館で観たいなぁ。
スラダン最高!
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

4.0

原作が大好きで、映画も何回も鑑賞しました。

どんよりと湿った感じに加えて、かなり刺激的。映像から痛みが伝わってくる。
みんな孤独を抱えながら生きているんだなぁと、自分だけではないという安心感も生まれ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.8

上流階級でのプレッシャーや生きづらさ、わたし自身が田舎出身ということもあり、田舎の閉塞感にも既視感を覚えた。
切ない描写もあり、思わず感情移入したり...

また、映像がとにかく美しい。
そこはかとな
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.0

多様性への配慮、海や生き物の美しさ、相手を想う一途な気持ちなど。
どれも失いたくない感情がぎゅっと詰め込まれていて、釘付けになりました。

賛否両論あるかと思いますが、控えめに言っておすすめです。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

まさにロックな激重百合作品。
マリコを見ていたら、昔仲良かった子を思い出して、とても他人事には思えなかった。
シイナの不器用な感じ、好きだなぁ。

今まで不安で観られずにいたけれど
無事に最後まで完走
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映像はパソコンの画面のみ。
いや〜かなり斬新だった。
一時的な誤魔化しは効くけれど
やっぱりバレてしまう。
このネット社会、実に怖いもの知らずだ。

どんでん返しと伏線回収、お見事でした。
お父さんの
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泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

どんなに明るく振る舞っている人でも
心に傷があるんだなぁって。
言いたくてたまらないことほど
実際は何も言えなかったりするよね。

複雑な家庭環境、思春期到来の学生時代。
酸いも甘いも両方感じられた。
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.3

『映画館のスクリーンで観たかった』
と、思えるほど素敵な作品。

誰しもが己にコンプレックスを抱いており、そんな弱気な自分と重なる部分があった。
思春期特有の悩みも懐かしい。

また何かに悩んだら観た
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ポップで明るいアニメ映画と思いきや、スクールカーストやチック症、水商売、血の繋がりのい母娘など、色々考えさせられた。

『暗い。でも、明るい』
そういう表現がぴったりの作品。
原作通りの世界観でした。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

まさに大人向けのジブリ。
とにかく深くて、あともう一度観たかったな。

もっと強く生きていかねば...!

あと、躍動感のある絵がすばらしい。
それだけでも観る価値はあると思います。

ちひろさん(2023年製作の映画)

4.8

たまに自分が何者なのか分からない時がある。
わたしの居場所ってどこだろう、みたいな。
既視感があって、他人事とは思えなかった。

孤独を愛しつつも、分け隔てなく接することができるちひろさん。
とにかく
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下妻物語(2004年製作の映画)

4.7

(元)茨城県民にとって、まさにバイブル的存在。

初っ端からぶっ飛んでいてついているけれど、平成特有の雰囲気がたまらなくエモい。
好きなことを大切にする気持ち、絆の大切さなど、大人になってから観るとさ
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

初めての岡田麿里さん作品。

人を好きになると、傷ついたり醜い感情がどうしても生まれてしまう。
でも、それ以上に人を好きになるって素敵なことだと思う。

感情移入しっぱなしで、中盤からボロ泣き。

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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

じんわりと心に響いた。

元夫が「お前」呼ばわりしていたのを見て、絶対にこういう人といたら幸せにならないだろうなと思ったし、母娘の関係性は人生に大きく影響するんだなぁと、痛感。
ただただ切なかったです
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.8

子どもの頃に初めて観た今敏監督の作品。

とにかくテンポがいい。
『え?そうなの!?』と、思わず驚いてしまうほど、様々なことが重なり、終始夢中になりながら観ました。
人と人との絆や温かさを感じられて
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

リバイバル上映で初めて観た作品。

とにかく2人の愛が尊くて、ラストは号泣。
マチルダは可愛くて格好よくて、まさに唯一無二の存在。

映像や音楽も雰囲気にぴったりです。

まさに恋愛映画の金字塔。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

リバイバル上映で初めて鑑賞。

時系列という前情報がありつつも、『ん?今のどういうこと?』と、情報過多で頭の中がパニック。

でも、お洒落でレトロチックな雰囲気がたまらなく良かった。
黒髪ボブのミ
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アメリ(2001年製作の映画)

4.8

だいすきで愛おしい作品。

アメリの空想好きなところ、なんとなく自分に似ているなぁと思いながら、鑑賞。

パリの街並みを歩いてみたい。
クリームブリュレが食べたい。
おしゃれなお部屋で過ごしたい。
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ここ最近観た作品の中で、断トツ1位。

田舎特有の閉塞感漂う雰囲気や因習村の闇について描かれていると思いきや、まんまとやられました。

戦争の怖さ、水木とゲゲ郎の絆、命の儚さなど、とにかく引き込まれ
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