ホラー映画かのような雰囲気で淡々と進む物語。幽霊は出ないけれど、暗闇に何かがいそうな空気感がある。
主人公がみずからの異常な探究心により闇の世界を垣間見てしまう。初めてドロシーの部屋を訪れた翌日に主人>>続きを読む
寂しさを抱えた男女が惹かれあい、戦争が起こったり労働の理不尽さにあふれた現実を生き延びようとする。淡々としていて感情が揺さぶられる映画ではないけれども、鑑賞後の満足感がすさまじいのが不思議。
無音で表情や仕草、目線などから観る側に人物の心理が伝えるのが、映画の良さだとあらためて実感させられた。