今晩4月20日(土)21時半〜Twitterスペースの映画感想枠で取り上げます。
初めて映画館でうたた寝してしまったけど、それもなんだか良いような映画だった。
終わっていくものの愛おしさって嘘が混じっている気がするけど、実はそれこそが本当で、そこにしか人生の本当は無いのかも知れな>>続きを読む
まだ言葉にならない。
わたしが生きてきた中で、いまだに消化し切らないで身体に澱のように溜まっているものの片鱗がそこかしこに在って、鑑賞後しばらく呆然としてしまった。
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やっぱり連綿と続く女の人生の話じゃないですかー!
これがあって、Xの鮮やかな呪い断ちに繋がると思うと、余計に胸のすく思いがする。
母親の存在が本当に良かったなあ。
彼女の挫折も、悲しみも全部持ち続け>>続きを読む
観てる間にもほとんど生理的な涙のように、衝撃のまま涙が落ちる場面もあったけど、観終わって、エンドロールではらはら自分の涙が溢れて、鑑賞後もトイレにこもって泣き続けてしまった。
とても個人的な理由でわた>>続きを読む
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ずぅっと昔に観たものの再鑑賞。
全然違う物語に感じた。
今なら、ビリーの世界との繋がらなさ、「生きられない」という言葉の中にあるものがなんとなく分かる気がする。
人の中にあって孤独を感じることの心>>続きを読む
映像も音楽もストーリーも演技も全部全部眩しくてかっこよくて平伏す。
絶対また何度も観ることになるんだ。
個人的な思い出と深いところで重なってしまって困った。
この歳になってやっと、厳しかった父の裏側に存在していた脆さや柔らかさを、ぽつぽつ見つけ出している。
それは自分の中にも存在していて、そのひとつひと>>続きを読む
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ファーストカットは納屋の左右の扉によって4:3の画面比率になっている。
そこからゆっくりズームして「現在のスタンダードな」映画の画角になる。
最初から、70年代ホラーの雰囲気と、現代の映画の解像度と、>>続きを読む
ジャズが好きで、ジャズ映画が好きで、ちょいちょい観ているのだが、こんなに真っ直ぐにジャズの魔力を描いているものも珍しくて、すごい嬉しくなっちゃった。
ジャズは感情の音楽だから、その時々で全然違う。だ>>続きを読む
光化学の街が孕む思春期の閉塞感。
わたしは「どこにでも行けそうで、どこにも行けない」感覚をくすぐられるのに本当に弱い。
しかも埼玉生まれ埼玉育ちの人間なので、言ってることが全部分かる現象に苛まれて、こ>>続きを読む
サッカー部の彼らが好きだったコウキもあんたには違いないだろう。
昔を懐かしむ場にいるなら、かつてのコウキだった自分から順を追って話さなければ無理解の溝は埋まらないと思う。
ヒカリの振る舞いは、悪気のな>>続きを読む
天災のように降りかかる戦争が、人間による暴力だというところで全部割り切れなくなってしまう。
あの圧倒的なエネルギーが全て人間の仕業だなんて認め難いものがある。
土地と繋がり地に足付けて暮らしている人>>続きを読む
本当に怖いものが滲み出て、生々し過ぎて教育映画には相応しくなかった映画なのだと感じた。
表面上起こっていることの理不尽さは、現実よりもショッキングに描かれていて、特に向こうの医療現場で起きる出せる金>>続きを読む
この手の物語を観ていて、最近やっと社会に揉まれて、期待されて、傷付いてきた男たちのしんどさにも心が向くようになってきた。
そんな男たちの願いの根幹が、僕のかわいい妻にいつまでも側で笑っていて欲しい、>>続きを読む
前作と合わせて、この監督は、人間の美しさを信じている人なんだと感じる。
気付くのに時間がかかってしまったのは、わたし自身が人間をもっと卑しくてちっちゃくて泥臭いものだと思っているからなのだろう。
意外>>続きを読む
耐えられないくらい青臭くて、ずっとブチギレてるシイノにわたしもブチギレてて、お前のせいだって言ってやらないお前のせいだろって。
でも、マリコは思ったより意地悪だったし、シイノは思ったより純朴だったか>>続きを読む
静かでじりじりと流れる時間。
冷たくて薄明るい画面は、今が昼なのか夜なのか判然としない。
物語はシンプルで、観たまんま。
分かりやすいストーリーに、分かりにくい自然。
人の世界の側で語ることの出来る>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
新年1発目の映画がこれで景気良かった。
圧倒的な独創性にひれ伏す。
造形も、動植物の生態系も不気味で怖くて綺麗で可愛くて、こんなの見たことない、がたくさんだった。
分からないことは怖いことだし、どう>>続きを読む
なんて物悲しい物語だろうと思った。
寂しくて、何度も何度も泣きそうになった。
泣きそうになるのだけど、わたしはこの男のしていることに身に覚えがあり過ぎて、彼と同じように力なく寂しく微笑むことしか出来な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
鑑賞してから、もうひと月くらい経ってしまう。
ひと足先に、この映画を鑑賞していた彼女には、「イトメちゃんは王家衛の中でこれが一番似合う、気にいると思う」と言われていた。
なるほど、これはわたしの映画>>続きを読む
合わせ鏡みたいな兄妹。
助かりたいと思ってるからこそ辛いことに気付けたらいいのに。