七さんの映画レビュー・感想・評価

七

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ロストケア(2023年製作の映画)

5.0

とても良かった。
今の日本が抱えている問題にしっかりと向き合っていると感じた。
弱者をきちんと救済できない社会だと、松山ケンイチのような狂人を生み出してしまうし、その存在の悪を完全には否定できなくなっ
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正欲(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

原作未読なので、えーーそこで終わるの!?という印象。
マイノリティの生きづらさと他者の不理解というのはテーマとしてわかるけど、未成年配信者のリスクの話とか、心の中にあるマイノリティな欲求をどこまで許容
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

5.0

いやーーー最高最高最高!!!
好きなシーン多すぎるし、こういうノリのラブコメが見たかったんだよ〜〜〜!!!
萌え散らかしすぎて呼吸困難になりそうだった…
続編とかないんですか…?
結婚してほしすぎるが
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スワンソング(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パットの指先の所作が冒頭からとてもうつくしくて、どこにいても自分の誇りを失っていないのがそれだけでわかる。
そういうふうに歳を取りたいな〜〜と思える映画だった。
思ってたよりロードムービーで、パットが
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

よ、よくわかんなかった…
あれはどうなったの?これは!?という部分が多すぎてなにが言いたかったのか全然わからなかったけど、いろんなひとのレビューを読んでようやく輪郭が掴めた感じ。
こういうときにレビュ
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エスター(2009年製作の映画)

3.0

いや〜〜〜子どもがつらい目にあう話がつらすぎて見るのキツかった…たぶん子どもいなかったらもっとホラーとして純粋に楽しめた気がする……

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

すっごい良かった…
タイトルとかキャッチから想像してた女の格差と生きづらさみたいな話ではなく、清廉でさらりとうつくしい女たちの生き方の話だった。
生まれによる明確な階層はたしかにあって、でもそこで生ま
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

女が女として生きていくだけで少しずつ身を削られていくようなつらさがよく描かれていた。
ちょっと前に、なぜフードコートもあるショッピングモールでわざわざ子連れでスタバに来るのか?みたいな意見を見かけたん
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メメント(2000年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

文句なしのおもしろさ!!!
編集の妙というか、こういうミステリの作り方あるんだってめちゃくちゃ感心した。
ミステリとして秀逸なだけでなく、記憶ってなんだ、人間ってなんだという哲学的な問いかけにもなって
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

4.0

やはりどの瞬間もうつくしい絵作りが最高。
お気に入りの写真集を眺めるみたいな気持ちでのんびりと見られる。
寓話的ながらもふとした瞬間の生々しさや、えっと思うほどショッキングな出来事が挟まれる感じ、クセ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった!
この監督は一貫して社会的弱者をシニカルに描くのがうまいなーと思った。
本来は決して分かり合えないはずの動物を安易に「かわいい生き物」として扱う怖さ、それでいて「動物」を自分たちの道具
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ある男(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「生まれ」という本人にはどうしようもない因子で差別を受ける人たちの物語。
ずっと生きづらさを感じている城戸が、調査が深まるごとに対象に自己を重ね、最後にはとうとう一線を越えてしまうというのはかなりおも
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ハンニバル(2001年製作の映画)

3.0

うーーーん。
映画としてはまあまあおもしろかったのかもしれないけど、前作のように息を飲むような駆け引きとかはなかった。
前作の恐ろしいけどどこか魅力的なレクター博士と、清廉でうつくしいクラリス、という
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今まで何度も見たいな〜〜と思いながらも機会を逸していたんだけどようやく見れた。
アンソニーホプキンスの演技が良すぎる…
レクター博士、現代だったら絶対最後クラリスを殺してしまいそうだなと思ったんだけど
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母性(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

中盤までの母娘の濃密で閉鎖的な執着の怖さの描き方がめちゃくちゃうまい。そのまま突っ走ってくれたらめちゃくちゃいいホラーだったのにな〜〜と思う。
湊かなえ特有の、薄氷を踏むような事実の重ね方で、あれ、こ
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

5.0

おもしろかったー!
前作に引き続き緻密な構成、爽快な謎解き。
コロナ禍という最新の時代描写に夢のようなリゾートアイランド。
いろんなドリームハイテク描写が出てくるけど、そういうトンデモメカに頼らない堅
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりもつらい話だった。
家族でただひとりの聴者ゆえに、ヤングケアラーとして家族を支え続けなければいけない高校生の女の子。前半、親の性病の通院で通訳しなければいけないシーンはとても笑えなかった。
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

まず、映像がものすごく良い。
特に100エーカーの森がらみの映像はどのシーンも息を呑むほどうつくしい。
プーさんの大好きな風船の赤が映えるのが絵的にすばらしかった。
あと、吹き替えのプーさんたちの声が
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

1.5

音楽と映像が格好いい。メニューの表記、すごく好きだった。退屈だな、と感じ始めたあとの4皿目からの急展開もおもしろい。けどオチがイマイチというか、もうちょっとおもしろくできる要素がいろいろあったのでは…>>続きを読む

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.0

子ども向けのポップでコミカルな作品なのに、育児に振り回される両親の描写が生々しくて良かったな…
今まさにふたり育児真っ最中なので、ラストのティムの手紙でめちゃくちゃ泣いてしまった……
すべての上の子に
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

最高だった!!!
オープニングまでの流れですでに最高を確信したんだけど、スピード感、ストーリーの再構成とそれを補う追加エピソード、井上せんせいのイラストがそのまま動き出したような技術力、どれをとっても
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.0

うーーーん、実話という以外にあまりおもしろさを見出せなかった。
実話としてはとてもすばらしい話。

ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映像がとてもいい。
海外の町の、日本とはちがうちょっと雑な感じが旅心を刺激する…そろそろ海外旅行がしたいな……
ハワイは常夏のイメージだけど、この映画のハワイは少し涼しさを感じる夏の終わりみたいな色合
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.5

どうしても映画館で観たかったので本当にありがとうベイビークラブシアター!
新海作品はフィクションに現実を混ぜ込ませるのがほんとうに上手いなと思っていて、今回だと「ルージュの伝言」の使い方が最高だった。
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グッドライアー 偽りのゲーム(2019年製作の映画)

3.5

おおむね予想どおりの展開。過去の開示はまあまあ興味深かったけど、もうすこし捻りがあると良かったかな〜〜

メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ま、まさかの爽やか青春映画。
会話の内容の重さに反するノリの軽さとか、事態の深刻さがわかってるひととわかってないひとの温度差とか、そういうのが奇妙に絡まって絶妙な愉快さになっていて良かった。
ラスト、
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流浪の月(2022年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

うーーん、とにかく全体的に間伸びしていて冗長な印象だった。
冗長なわりに説明不足な部分が目立つというか、彼氏の実家に行ってDVを指摘されるシーンとか、それまでの前触れがなさすぎてどのことを指しているの
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.0

シン・ゴジラがめちゃくちゃ好きで、ウルトラマンの教養がまったくないまま観に行ったけどおもしろかった!
シン・ゴジラが人間の叡智で巨大な力に立ち向かう話だったので、巨大な力と巨大な力のぶつかり合いであま
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.0

全編にわたって歌がすばらしいけど脚本がひどい。納得できる展開が全然なかったし、冗長に感じた。

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

ひさびさにひどい邦画を見てしまったな、という感じ。
原作未読ですが瀬尾まいこ作品は好きなものが多かったのでかなりハードルを上げてしまったのはあるんだけど、この脚本どのくらいの改変が入ってるんだろう。
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

とにかく映像と音楽がすばらしい。
めちゃくちゃおもしろいストーリーかと言われるとそういうわけではないんだけど、とにかく映画を構成するものがうつくしく、ストーリーも無駄がなくシンプルでテンポが良く、見て
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

5.0

おおお、おもしろかったー!
序盤から出てくる過去や未来の時間軸、こんなに並行させてどんどんネタバレしていいのか?と思わせつつ、それがきちんと伏線で回収されるうつくしいミステリだった。お見事!

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

4.0

おもしろかった!
ドタバタコメディなんだけど、伏線もきれいに回収されるし、アリバイの作り方もなるほどって感じだし、オチもいい。
けど、けど!
結果的に子どもに犯罪に加担させるような嘘をつかせて窮地を脱
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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

ずっと野球が好きなのに、日本でプレーする黒人選手の背番号に「42」が多いの、単に日本で人気のない数字だからかと思っててこの選手のことをぜんぜん知らなかった…
許しがたい差別の数々に怒りがおさまらなかっ
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