JMさんの映画レビュー・感想・評価

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国宝(2025年製作の映画)

3.7

面白い映画であることに異論はない。
役者たちは大変素晴らしく、とんでもない血と汗の結晶。
だがどこにも監督のまなざしは感じられない。よいストーリーテリング止まりである。良い映画かというと疑問が残る。

夜顔 デジタル・リマスター版(2006年製作の映画)

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決まりまくるショット。異様さを、感じさせるシンプルなモンタージュ。

アブラハム渓谷 完全版(1993年製作の映画)

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キャスティングミスではないか。この女優に官能性や奔放さが見出せない。美しいが。
そのせいで、物語が空転している。映画も燦然と美しいのだが、本質をとらえてない気がしてならない。

この第三者の語りが絶妙
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ミゼリコルディア(2024年製作の映画)

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常に両義的に描くのが本作の特徴だ。
性愛と慈愛のはざまが描かれている

その姿がコミカルに映るが、おそらく主題は大真面目なようにみえる

白夜 4K レストア版(1971年製作の映画)

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ブレッソンがロマンスを撮ろうとするとき、彼は音楽が必要だと考えたみたいだ。ただシネマトグラフに基付けば、弾き語りでしか音楽を出せない。
そして彼独特の簡素なモノローグは、主人公が録音することによって若
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朝が来る(2020年製作の映画)

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後半が明らかに違う
残酷物語となり、子どもの存在が忘れられている

ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.6

ショーンベーカーの才能が評価されたのは嬉しいけど、これよりもっと良い作品ある。とはいえ、よかった。
コンパーメントナンバーシックスの役者が同じような役回りで最高にいかしてた。
アノーラのキャスティング
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

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アルモドバルの近作の主題は痕跡である。パラレルマザーズと同様、本作もタイトルが示唆する中心的主題から、逸れていく。
不要にも思える回想の連打に、どこに連れて行かれるかわからぬという戸惑いを覚えつつ、最
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(2025年製作の映画)

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脳内をかき乱してくる傑作
単調なフレーミング、繰り返し、場面を限定すること、
すごいなぁ

ラストマイル(2024年製作の映画)

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芝居が調整されておらず、全然はいってこない。
特に主人公の芝居が即興性が高過ぎて合ってないとおもわれる

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

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この映画は官能的なラブストーリーではなく、戦争と差別という主題なのだろうが、
原作にはシク教徒のキップが原爆のニュースを聞くところが登場して(アジア人蔑視を痛感して、去る)、作品(差別の主題)の要にな
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