ペンギン侍さんの映画レビュー・感想・評価

ペンギン侍

ペンギン侍

ラッシュアワー(1998年製作の映画)

2.8

名作のバディものなのはわかってるけど…

マリファナがすきな黒人、女性が全く出てこない、少女が人質、女の胸を触るギャグ、ゲイのギャグ…今みるとめちゃくちゃ気になった。

アクションがあるから面白く感じ
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

どうして映画館で観なかったんだろう?と後悔するほどの大作。勝手にアメリカに留学する音大生の話って思い込んでたら、独学でサックスを学んで状況する18歳の物語がだった。(アメリカには漫画では行くらしいけど>>続きを読む

チキンラン ナゲット大作戦(2023年製作の映画)

3.5

前作から23年、まさかの新作はジンジャーに娘がいて、鶏たちみんなで楽しく暮らしてる世界線。やっぱりジンジャーは頭も良くて、頼れるリーダーで、女の子が主人公の物語が少ない中、本当に力をくれる物語だった。>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.6

難しいノーラン映画というイメージがあるが、これはすごくわかりやすい構成だった。あらすじは、みんなが知っているオッペンハイマーの史実通りという感じなので、驚きの展開!みたいなものはないけれど、白黒の映像>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

こんなにおもしろい実写化があってもいいんですか?聞けば、プロデューサーが交流のあった綾野剛(和山やまファン)に依頼し、二人で話し合って野木亜紀子に依頼、承諾後誰にお願いするか相談して山下監督に依頼とい>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

2.5

みんなこの映画好きなの…?

まず夫、いい人すぎない?
もやもやが止まらない。主人公の行動の謎…。

24のとき、好きな人に会わない、距離を置くという選択をしたのは主人公自身。本当に好きだったら1週間
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.0

ホラー要素は弱めではあるものの、ちゃんと怖かった!日本人では理解できない黒人あるあるや黒人ジョークみたいなのが散見されて、英語の知識がもっとあったらなぁと思った。

みんないってるけど、何も知らずにみ
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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

奇妙な世界だけど、なくはない将来の地球を描いている感じがした。
私は、デイヴィッドは失明して戻ってきて、ふたりで一緒に暮らしていったと思ってます。視力がなければレア・セドゥたちからも用無しとみなされる
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スワン・アルローのせつなおじ具合が最高に刺さってしまった。

予告編の煽りほどのことは起こらず、ただ単に「夫を殺したのは誰?」という視点で裁判がたんたんと進められる。

子どもに背負わせるものが多くて
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

すごく面白かった!のだけど、きっとアメリカに住んでいる黒人/白人だったらもっと笑えただろうなというジョークもあるんだろうなという印象。

白人が望む“黒人らしい”はちゃめちゃな行動や言動が大袈裟に描か
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市子(2023年製作の映画)

3.8

劇場で見逃していたので鑑賞。

羅生門形式で、市子にかかわってきた人の目線で語られていく。サスペンスとしておもしろく、なかなか展開が見えなくて最後までドキドキした。ぐいぐい引き込まれて、日本の映画って
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

3時間、ちょっと眠たい時間もあったけど面白かった!とにかくボーが酷い目に遭う映画なのだけど、アリアスターが描きたいことはいつも一貫してるなぁと。
ラストは「えっそこで?終わるの?」となるけど、考察しが
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物ブツ交換(2018年製作の映画)

3.0

なんとなく観たドキュメンタリーだったが釘付け。私のジョージアのイメージは、松屋にある美味しいシュクメルリがある国ということと、日本大使館のジョージア人が有名なツイッタラーだということ(記憶がただしけれ>>続きを読む

彼方に(2023年製作の映画)

3.0

誰かを失ったことがある人が見たら、たまらなく悲しくなるのかなと思った。傍観者から自分の人生へ。タクシードライバーという多くの他人とかかわる職業だからこそできる表現だと思った。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.5

バリー・コーガンを楽しむための映画ってここであってますか…?冴えなくてどこかダサい、背も低いガリ勉。それでもたまらなくエロくてセクシーな彼に釘付けだった。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.5

ハウンがいつもどこか自由なミソに憧れてて、だいぶ人生過ぎてからやっっと絵を始めるとか旅に出るのとか、自己実現するのに遅すぎることはないんだなと思った。

自分のやりたいこと、表現したいことに小さい頃か
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

私の身体は私のものだという力強いメッセージをしかと受け取った。ビジュアルや美術演出はほんとに前から気になってて、でも当時出演者やあらすじを見た時には「えっエマ・ストーン大丈夫かな…」と旧時代的ハリウッ>>続きを読む

ミツバチと私(2023年製作の映画)

3.9

名前をめぐる物語。主演の俳優さんが最優秀主演俳優賞を受賞されたとのこと、本当にすごい演技だった。

ラストシーンは、これまでのルシアの積み重ねられてきた経験もあいまっておいおい泣いてしまった。

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

2.5

うーん、まず私たち日本人はジブリみたいな絵柄に「訳のわからなさ」とか「想像以上の展開」みたいなものを期待するようになってしまっていると思う、宮崎駿作品の影響で。だからなのか、3作品とも物足りなさを感じ>>続きを読む

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

今観るべきものだと思い、配信で鑑賞。苦しくなるような描写も多々ありますが、性加害を受けた側がいかにだまらされ、悔しい思いをしてきたのかがリアルに伝わり終始緊迫していた。「昔の話だろう?その女は金が欲し>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.0

ストーリーを進めるために、キャラクターが動いている感じがして、キャラクターを最後まで好きになれなかった。

メアリが自分の意思を持って行動していないところにも引っかかってしまい、この人は何がしたいの…
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グリンチ(2018年製作の映画)

3.0

正月なのにクリスマス映画を観た。2024年まさかの一本めがグリンチ。
最初はグリンチの性格が悪すぎて「本当に主人公か…?」と疑いたくなるくらい彼のことが嫌いだったが(犬にも冷たい…)だんだんと変わって
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

試写会で観た原作勢です。「映画は好きだけど邦画はそんなに観ない、漫画実写化にもあまり期待していない」状態で観たのですが、かなりよかったです。ちゃんと“映画”になっていた。カット割の感覚だったり、アシリ>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.9

原作の大ファンで、文字通り穴が開くほど読んできた。トモエ学園ってどんな学校だろう?校長先生ってどんな人だろう?と子どもの頃想像を巡らせてきたのち、2023年にこの映画に出会えるとは思わなかった。シーン>>続きを読む

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8

「俺たちはホモソーシャルには乗らない」という演出が、西部開拓時代のアメリカという舞台装置のなか徹底されていて、心地よかった。

クッキーとキング・ルーが食事を作り、掃除をし、縫い物をし、お菓子を焼く…
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.5

バディものであり、アクション映画であり、ホラー映画であり、反戦映画であり、アニメーション映画であるという……「父たち」の物語。

いつだって弱いものが搾取される。強くて権力のある人がのさばっている影に
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

自分で“選択する”をテーマに置いた映画。物を飲み込むことでしか解消できなかった不安感と向き合い乗り越え、そして選択する主人公。いま、どれだけ自分のことを自分で決められているのだろう。役割期待に応える力>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

胸が痛すぎる映画体験だった。ガザの大量殺戮、ウクライナ侵攻などが現実世界で起こっているいまこの映画を観た意味は本当に大きかった。安易には人に勧められない映画だ。

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

面白いって口コミだったので見てみたらほんとーに面白かった!おもしろすぎて死ぬ。邦画ってこんなに完成度高いものがあったのかーという気持ち…
テンポよく進むストーリー展開もいいし、伏線がいたるところに隠れ
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(2023年製作の映画)

3.0

寝ている間に蛇が自分の上に乗ってきた!という超緊急事態の話。100年後とかにポピュラーなことわざになってそう。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.5

3時間半、こんなに飽きないことある?!面白すぎ。アトロクで宇垣アナが「体感5分」と言ってた意味がわかる。大スクリーンで観てよかった

搾取される側、搾取する側という構図は現代でも当たり前にあるし、アー
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

「こいつは絶対に負けない」という安心感の元で観られるスーパー爽快不死身映画。全然期待してなかったのに。最高。強い奴が悪者を殺しまくるというシンプルな構成ながら、静と動のギャップでゾクゾクするし、主人公>>続きを読む

白鳥(2023年製作の映画)

3.5

好きだった。今回のウェス短編のなかでも特に引き寄せられた。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.0

元となった実際の事件があるとのことを知り、心が痛む。きっと現実ではできなかったことを、この映画でサラ・ポーリーが描いたのだと思う。希望。

「競争から学べることは少ない」というセリフがとても心に残って
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.8

今月って何本ウェス・アンダーソンの作品が観られるの?!の1本。カンバーバッチの声を聞きたくて、字幕で見たのだけど、やっぱり画面いっぱいのウェスアンダーソンの世界を見つめるためには吹き替えで観た方がいい>>続きを読む

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