カルオさんの映画レビュー・感想・評価

カルオ

カルオ

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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.3

果てない想像と紛れもない真実が渦巻く二時間半。
ラスト、息子が母に放った一言を聴いた瞬間、心にひんやりと冷たい風が吹いた。
濃密で刺激的な映画体験だった。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

積み重ねられていく尊き日常。
トーキョーファンタジー。
心に響く程の現実感(痛み)を感じられなかったのが残念でしたが、映画館の大画面に広がる東京を観るだけでも価値はありました。
最後の曲は反則でした。
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.3

愛情を注ぐこと。
愛情を受け入れること。
その先には避けることのできない悲しみがある。
それでも人は人を慈しむ。
その事実を伝えるラストシーンに心が洗われた。
とても美しい映画でした。

イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.7

変わりゆく時代の狭間。
解放感と閉塞感。
結末はどう受け止めればいいのか分からなかった。

コーラス(2004年製作の映画)

4.2

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/BBFr_d1wxPL/
マチュー先生の慈愛溢れる眼差し。
子供たちの生き生きとした表情。
そして心に残る美しい歌の数々が郷愁
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クロイツェル・ソナタ(1987年製作の映画)

3.6

観ている間、キリキリと心を締め付けられるような感覚を味わった。
主演はアンドレイ・タルコフスキーの「ノスタルジア」等で知られるオレグ・ヤンコフスキー。
鑑賞者へ訴えかけるような鋭い眼差しが印象的だった
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.4

人生は上手くいかないことばかり、希望を持つことさえ難しい。
それでもこの日々を愛し、大切にしたいと願う人々がいる。
ラストシーンには、ささやかながらも確かな希望が滲んでいた。
本当に素晴らしかった。

誰がための日々(2016年製作の映画)

3.8

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/CIbBtHnDQQ1/?hl=ja

希望は人と人の間に生まれる。
どんなに重い内容でも、そのことを確かに感じさせてくれる映
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

3.8

「ミュータント・タートルズ」の知識は子供の頃にやったゲームボーイソフトのみ。
そんな自分でも十分に楽しめた。
楽しい場面だけでなく人間と馴染めない悲哀もしっかりと描かれ、後半の展開には胸を熱くさせられ
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

鮮やかな前日譚。
2009年公開の「エスター」から13年ぶりの続編かつ前日譚で、エスター役はイザベル・ファーマンが続投。(彼女でなくてはエスターは成り立たない!)
様々な無理が生じるなかで、鑑賞者が抱
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香港の流れ者たち(2021年製作の映画)

3.7

社会的に弱い立場だとしても、
無視していい尊厳などない。
ホームレスの人々を「可哀想な人」という同情ではなく、同じ社会に生きる人間として見つめる監督の視線が厳しくも温かい。
俳優陣の情感豊かな演技、画
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息子のまなざし(2002年製作の映画)

3.3

主役の人を追いかけるように接近して、横顔のアップや肩越しの映像を写し続ける撮影が気になりすぎて話が入ってこなかった。
(撮られる側も大変だったのではと思うほど。)
話の内容も含め、もう少し優しさや温か
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ぼくを葬る(おくる)(2005年製作の映画)

3.5

メルヴィル・プポー演じる主人公の意思のこもった眼差しが、病に冒され徐々に弱まっていく姿が切ない。
電車の母子やラストシーンなど、「死」を前にした人の目に映る「生」の輝きが残酷で美しかった。
ジャンヌ・
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クラム(1994年製作の映画)

4.2

アメリカのアンダーグラウンド・コミックを代表する漫画家、ロバート・クラムと家族の人生を映し出したドキュメンタリー。
冒頭、自室の床に体育座りをしながらレコードを聴くロバート・クラムの姿がまるで自分自身
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息子の部屋(2001年製作の映画)

4.0

☆映画イラスト↓
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「また笑い合える日まで」
決して消えることのない悲しみと後悔を抱えながらも、それぞれが
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さよなら。いつかわかること(2007年製作の映画)

4.2

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/BElm7bSQxAn/?hl=ja

「悲しみの伝え方」
まるで本当の家族のドキュメンタリーを見ているような気持ちになる。映
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テルマ(2017年製作の映画)

3.4

冒頭から不可解な場面が続き不穏な空気は伝わってくるものの、思ったよりも静かな展開にうとうとしてしまった。
主人公の幼少期の場面の方が面白かったかもしれない。

共感や理解を求めずに「画」で惹き付ける作
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

4.0

何処までも絵になる2人。
実際には親子であるライアン・オニールとテイタム・オニールが、映画の中では「親子かもしれない」という設定がもう面白い。
映画を見終わってからポスターの2人を見ると、さらに味わい
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.7

それは、きっと1人では描けなかった夢。
映画に登場するドーナツのように、素朴で甘く温かな雰囲気を体現したジョン・マガロの佇まいが強く印象に残った。

桜桃の味(1997年製作の映画)

3.8

朝の光、昼間の喧騒、夕方の翳り、夜の静寂。
絶望を抱えた人の目に、どうすれば希望は宿るのか。
淡々とした会話を通して、静かに強く問いかける。
「自殺だって人殺しなんです。」という言葉にハッとさせられた
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イノセンツ(2021年製作の映画)

4.4

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/CvcTlVpyeOM/?hl=ja

善悪の境界線が曖昧な子供たちの世界が上手く表現されていて、超能力の場面もとても説得力が
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ガンジスに還る(2016年製作の映画)

4.2

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/Bxyqny6D0An/?hl=ja

インド映画のイメージとはかけ離れた静かな作風に心地よく裏切られ、ラストシーンの美しさに
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かぞくへ(2016年製作の映画)

4.2

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/BjrPqaTnryk/?hl=ja

最良の友か、最愛の人か。
主人公が辿る選択の結末に涙した。
それぞれの登場人物の言葉
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かぞくのひけつ(2006年製作の映画)

4.2

「どうしようもないなぁ」と思いながらも大事な時には向き合って、なんだかんだ側にいるのが家族なのかもしれない。
何度観ても同じところで笑って、最後にはホロリとくる。
我が家のヘビロテ映画です。

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.2

夫婦で一緒にお茶漬けの用意をするシーンが、言葉では言い表せないほど素晴らしい。
初めて観た小津安二郎監督作品がこの映画で本当に良かった。

恋人たち(2015年製作の映画)

4.6

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https://www.instagram.com/p/BASCPSIwxME/?hl=ja

人知れず抱えている悩みや苦しみ。
飲み込むことも吐き出すこともできずにいる思いに寄り
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.8

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https://www.instagram.com/p/BepOrmABiUq/?hl=ja

冷静に、率直に、公正に。
話し合えば何かが変わる。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

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https://www.instagram.com/p/B6AVXjZFRjf/?hl=ja

等身大の役を演じているスカーレット・ヨハンソンを久しぶりに見れて幸せだった。

いたずらスヌーピー(1968年製作の映画)

4.5

どんなにいたずらをされても、本気で嫌いになんてならない。みんな結局スヌーピーのことが好き。
スヌーピーだって、みんなと離れ離れになりたいわけじゃない。
お互いの嫌なところもひっくるめて愛おしい。
ラス
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/BWGh7oTBxoZ/?hl=ja

風変わりな行動の中に見え隠れ
するユーモアと愛。
人が人でなくなる前に、この映画を観よ
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.4

☆映画イラスト↓
https://www.instagram.com/p/BTFyk-WhEJg/?hl=ja

優しさが切ない。

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