富田望生さんの全身全霊の演技に何度も心揺さぶられて涙が止まらなかった。
満員の映画館でこの作品と向き合い受け取った思いは、必ずこれからの日々を生きる糧になります。
生き辛さを抱えながらも懸命に生きてい>>続きを読む
主役の男の子が画面に登場した瞬間、「聡明」の二文字が頭に浮かんだ。
奥深いチェスの世界を美しく捉えた撮影も素晴らしかった。
孫の汚れた顔を洗い、シャツを着せてあげるおばあちゃん。
旅先でみかんをくれる見知らぬおじさん。
その思いやりにどれだけの希望が満ちているか。
戦争が生み出す不条理とその先にある計り知れない悲しみに言葉>>続きを読む
デクスター・ゴードンの佇まいと時折見せる人懐っこい笑顔が本当に魅力的。
情感豊かなライブシーンをはじめ、全編を彩る音楽も素晴らしかった。
親、子、教師、それぞれに容赦なく突きつけられる悲しみや苦悩が現実感を持って伝わってきて、何度も心が締め付けられるような気持ちになった。
それでも映画の根底には、人が人を思いやり共に手を取り合って生きて>>続きを読む
瀕死のネロとパトラッシュを突き動かした想いに涙した。
悲劇の物語ではあるけれど観終わったあとには悲しみだけでなく、ほんのりと温かな感触が残った。
個性豊かなキャラクターたちを通して共生と思いやりの大切さを伝える物語。
絵本のように温かで優しい映像と、悲しみや喜びがストレートに描かれた歌の数々が素晴らしかった。
エンドクレジットのカウント伯爵も最>>続きを読む
この映画が描く生き辛さが余りにもリアルで観終わった後も動揺している。
社会や周囲の人との折り合いをつけられず、自分勝手な言動を繰り返す主人公の姿が痛々しく切なかった。
ラスト、確かな一歩を踏み出した彼>>続きを読む
共感し辛い不可思議さ。
イザベルユペールさんの凛とした存在感は、日本の風景にも優しく溶け込んでいた。
世界観の構築がお見事。
映画に込められたメッセージが明らかになる終盤は惹き込まれた。
家族で過ごす穏やかな日曜日。
庭で遊ぶ子供たちの声、食事の後うとうとと午睡に入る大人たち。
そのあまりにも自然な描写に身を委ねているうちに、自分自身が家族と過ごした遠い日の記憶が静かに呼び起こされた。>>続きを読む
安住の地を求めて走り出すうさぎたち。
怯えるもの、逃げるもの、闘うもの、生きのびることの過酷さ、残酷さがリアルに描かれていた。
シビアな物語の中で唯一笑いを誘うカモメの存在がとても良かった。
瞳孔全開で襲ってくるアーノルド・シュワルツェネッガーを怖面白く見ていたら、クライマックスでカクカクと近づいてくるT-800の不気味さに身の毛がよだつ。
立派なホラーでした。
ハッとさせられるようなカットと動きに溢れた素晴らしいアニメーション。
ヒロインであるヒルダの複雑なキャラクターにも引き込まれた。
海辺で語り合うシーンの言葉に尽くせぬ美しさ。
映画館で観られて本当に良かった。
変異に葛藤し、恐れながらも愛を持って立ち向かう父子の姿に心を打たれた。
昨年公開の「winterboy」に引き続き、繊細さと大胆さを共存させたポール・キルシェの演技にも魅せられた。
タイトルが意味するもの。
そしてオズの魔法使いの引用に涙。
温かなイマジネーションに溢れた素晴らしい作品でした。
傷つくことを恐れ、寄り添いながら共に歩いていく若者たち。
あてどない旅のなかでそれぞれが見せる空虚な眼差し、寂しげな笑顔、頬を流れる一筋の涙がキラキラと反射する光のように美しかった。
交わされる言葉、息遣い、眼差しの一つ一つが味わい深く、演技を超えた現実が胸に迫る。
素晴らしかった。
何度観ても最高。
やりたいことをやっている楽しさが伝わってくる。
映画館で観れて良かった。
「勝手に死んでいく」若者たちに振り回されるタッカーとデイルが不憫で可愛い。
緊迫した状況でセラピーを始めるアリソンも可愛い。
ほっこりするオチも良かった。
ずっと観たかった映画。
ポール・ニューマンの飄々とした佇まいが本当に魅力的。
苦しい状況の中でも「どう生きるか」を問う普遍性のある物語は、繰り返し観る程に味わいが深まりそう。
台湾の小さな理髪店を舞台に紡がれるさり気なくもかけがえのない日々。
出会いと別れを繰り返しながら積み重ねられていく時間、人々の温かな交流がじんわりと心に沁みた。
柔らかな光が差す散髪のシーンも美しかっ>>続きを読む