katojjjさんの映画レビュー・感想・評価

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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

3.8

「人類初の月面着陸は捏造だった」という有名都市伝説をモチーフにしたコメディ寄り胸熱系ドラマ。

政府の陰謀らしきものを描きながら陰謀論を軽やかに笑いのめし、ニャンコで笑わせてくれる。
主人公の知られた
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先生の白い嘘(2024年製作の映画)

2.0

風間俊介と三吉彩花の歪で複雑な夫婦関係というか男女関係の描き方がイマイチなので、後半のアレコレが唐突に感じた。
それ以外にも支離滅裂な部分が多く、ただでさえ不快な物語が違う意味でも不快になってしまうこ
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密輸 1970(2023年製作の映画)

4.8

舞台は70年代韓国。
海女vs税関vs反社の三つ巴の戦いに、サメ映画要素までぶち込んだ贅沢な痛快娯楽作品。

二転三転するドラマ、ホテルでの血みどろヴァイオレンス、クライマックスの海中アクションetc
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.5

前二作に比べるとスケールダウン。
新登場含めてキャラクターの魅力も薄れてしまい、シリーズ三作目にして失速した感有り。
ただ前半の杏のパートは悪くないし、飽きずにラストまで観れるので、そこは流石です。

呪葬(2022年製作の映画)

3.0

前半に多発する悪夢やジャンプスケア演出が少しクドい。しかも怖くない。
しかしこの前半に伏線が張られているので、しっかり観ておかないとダメ。

ネタバレ厳禁映画なのであまり多くは語れないが、冒頭のシーン
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ボーン・トゥ・フライ(2023年製作の映画)

3.4

「ここ100年で失った尊厳と自信を取り戻す」の台詞など、我が国のある方面とも共通するスピリットを秘めた熱い若者がステルス戦闘機を作るため優秀なテストパイロットになることを決意する。

戦闘シーンの迫力
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.0

原作未読。
はじまりは闇深いミステリー・ドラマのような雰囲気だったが、公安やらカルト集団の登場が唐突な感じで、いつのまにかB級サスペンスに転落。
伏線の張りかたに工夫がなくて残念。

親友だった女性記
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オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター(2004年製作の映画)

3.0

上っ面は豪華絢爛だけど中身が詰まっていない感じ。
映像自体は迫力があるけど、なぜかスリルがまったくない。
冒頭は素晴らしかったんですけどね。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

棒読み台詞、走り去る車が後にする風景。
ありのままの会話と行動で進行していく等身大の物語にいつしか引き込まれる。
まさに生身の世界だが、ラストは現実なのか幻想なのか判断がつきかねる。

一見の価値有り
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

AI人形ロボが恐怖の暴走を開始する新時代のホラー映画と言いたいところだが、ワキ役はあっさりヤラレたりするのに主人公はなかなか倒されないなど従来のホラー映画の枠を超えることはなかった。

残酷シーンをし
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.3

実話から生まれた鬱映画。
虐待、シャブ、売春。救いなき世界から解放された少女。しかし彼女を救ったはずの人物にスキャンダルが持ち上がり、コロナ禍が直撃したことで彼女の人生は再び大きく狂っていく。

誰か
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.8

拉致シーンの等身大的描写(あのスタンガンを使用したりするのはリアルじゃないが)とか黒沢清らしい画作り。
復讐サスペンスというよりフランス的アート作品と呼んだほうがしっくりくる。
事件の真相より柴咲コウ
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タキシード(2002年製作の映画)

3.2

タクシー運転手のジャッキーがある特殊なスーツを身につけたことで超人的身体能力を得る、という設定がジャッキー映画としては新味な一編。
ひとつひとつのアクションやアイディアは特筆すべきものがなく残念だが、
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ダークグラス(2021年製作の映画)

2.5

アルジェントの映画って大雑把でチープ。けれどもそれを覆う不思議な面白さが魅力なのだが、今回その魅力はなかった。

けっこうあっさり決着ついちゃうしね。
それもアルジェントらしいけど。

ライド・オン(2023年製作の映画)

3.7

愛馬チートゥと暮らす落ち目の高齢スタントマン・ルオ。
ある日債務トラブルによりチートゥを差し押さえられたルオは、問題解決のため法学部に属する一人娘のシャオバオに相談に行くが、彼女とは事実上絶縁状態であ
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高速道路家族(2022年製作の映画)

3.5

詐欺で毎日をなんとか乗り切るホームレス家族と彼らに騙されるも再会することになったなんかワケ有りの女性。
交差するふたつの家族が行きつく先は…

ラストは考察系。是枝裕和監督風な作品でもある。

人によ
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ヒア アフター(2010年製作の映画)

4.6

霊と交信できる人物を主人公に据えながらもオカルト味の欠片も感じさせないヒューマン・ドラマ。
思えばイーストウッドの映画は幽霊を主人公にした作品でもオカルト味を感じさせない奇妙な世界観で出来上がっている
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無名(2023年製作の映画)

3.5

戦時下のスパイ物語。

雰囲気も時系列ズラしの構成も嫌いではないが、役者陣の魅力や色気をそれほど引き出せておらず、『インファナル・アフェア 』などに比べると浪漫も足りない。

あとこれは個人的妄想かも
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ダブル・ミッション(2010年製作の映画)

2.5

アクションも笑いもストーリーも超絶ユルい。
数あるジャッキー作品中、最も語られていない作品かも?(笑)
しかし憎めない映画でもある。それがジャッキーの魅力か。

ケンとカズ(2015年製作の映画)

4.2

生まれてくる子供のため、かつて自分を虐待していた母親のため。
もがき苦しみながらもドツボにハマっていく親友同士のケンとカズ。

ヒリヒリ感がハンパない救いなきニッポン・ノワール。
ラストは一生記憶に残
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モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

3.4

派手な山火事や爆破シーンで幕を開けるが、全体的にはB級規模のアクション・サスペンス。

登場する消防士も殺し屋もプロ。しかし、あくまで等身大の人間として描き、そのまま人間臭いドラマになっている。

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碁盤斬り(2024年製作の映画)

3.2

主要キャストの演技力や存在感でみせるけど、まあ凡作かなあ。
カメラワークは良いし、囲碁がわからなくてもなんの問題もなく楽しめるのは流石だけど。

ただ何はともあれ、時代劇はもっと作られてほしいとは思う
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グッド・バッド・ウィアード(2008年製作の映画)

4.3

韓国版『続・夕陽のガンマン』
若き日のマ・ドンソクが出演しているため歴史資料価値の高い作品でもある。

大陸を舞台に宝探しと復讐に命を賭ける男たちの戦いをコミカルで痛快に描き出した大傑作。

アジアン
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リベリオン(2002年製作の映画)

3.0

ディストピアもの。

壮大なスケールになりそうな設定だが、ストーリー展開にあまり緊迫感がなく薄味気味。
アクション・シーンが冗長にならずコンパクトにまとめているのは良いが、もうひとつインパクトに欠ける
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ウエスタン(1968年製作の映画)

5.0

最高の映像、最高の音楽、最高の顔アップ。
ゆったりと流れる物語と短くズドンと断裁的に決まるガン・アクション。
ラストに判るヘンリー・フォンダとチャールズ・ブロンソンの関係。
何度観ても色褪せない魅力に
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レディ・ジョーカー(2004年製作の映画)

3.7

原作未読だが、この映画で描かれる犯人グループの正体は完全に一橋文哉の『闇に消えた怪人』からのイタダキ。

硬質なタッチのミステリーで面白く観れるのだが、犯人グループの個々の背景が浅くしか描かれていない
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DASHCAM ダッシュカム(2021年製作の映画)

3.0

トランプ支持で陰謀論者系らしい迷惑動画配信者が遭遇する恐怖を描くPOVホラー。

特に怖いわけではないが、クズで下品な主人公アニーがなぜか魅力的な異色の一品。
彼女のキャラで盛り上げる。
描写もグロと
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PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ(2022年製作の映画)

3.0

前半と後半で雰囲気が変わる映画。

スパイが誰かを炙り出そうとする前半は面白い。しかし任侠アクションノリになる後半は派手な見せ場は多いが平凡な娯楽作品に落ち着いてしまった感じ。
ラストも胸に響くものが
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妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク(2022年製作の映画)

3.0

忍者&サメ映画というある層には堪らない設定の作品だが、忍者映画としてもサメ映画としても中途半端。

しかし首チョンパに四肢破壊シーンなど、なかなかツボを押さえた作りでそれなりに楽しい。

なお、けっこ
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.5

真実はいかに。

前半はかなり面白いけど、真相を巡って二転三転するうち、なぜか徐々に面白さが薄れていく。
少しクドいのかな?

ミステリー好きはとりあえず押さえておくべき作品ではあるとも思う。

イノセンツ(2021年製作の映画)

3.8

意外にも地味な作品。よって派手なサイキック・スリラーを期待すると肩透かしを喰らう。

しかし、じわじわと何かが心に寄ってくる独特な味のあるホラー映画。
大人が見ていない毎日の僅かな子供たちだけの時間に
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.8

二人の主人公vs大多数&超強キャラ有りの犯罪集団というアクション映画の典型的な展開をラストに用意した前作とは違い、パターンを変えてきたシリーズ二作目。

世の中的には前作のほうが評価が高いようだが、会
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.4

キャンプを楽しむ若者たちが迷い込んでしまった山奥の村で遭遇する惨劇。

一応ネタバレ厳禁映画。

阪元監督らしい若者たちのユルい会話とクセのあるキャラ、そして軽快なアクションで楽しませてくれる。

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怪物(2023年製作の映画)

4.0

何事も決めつけるのは良くないよという当たり前のことを訴えている物語ですが、人は何世紀経っても当たり前のことに気づかない生き物なんでしょう。
だからずっと物語を作り続けるのでしょうね。

あの二人はどう
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

3.7

かつては隆盛を誇ったヤクザ。
しかし主人公・山本は敵対組織の幹部を刺殺して長い刑務所生活を終えた後、改正暴対法で弱ったヤクザ社会の衰退ぶりに愕然とする。
そして山本自身もSNSという新たな″勢力″の洗
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カエル少年失踪殺人事件(2011年製作の映画)

4.0

韓国の有名未解決事件をベースにしたミステリー・ドラマ。

あまり評価は高くないようだが、未解決事件を変に陰謀論的に描いたり、やたらおどろおどろしく描くことなく、被害者遺族に寄り添った人間ドラマとして完
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