katojjjさんの映画レビュー・感想・評価

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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

アイルランドの終わらない内戦。
その本島から離れた島で展開する、ふたりの男の終わらない喧嘩。

いまだ終わらないアイルランド問題の根深さを投影したドラマは、我々日本人には解りにくいが、巧みな脚本と美し
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カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

5.0

香港映画界を支え続けてきたスタントマンたちのドキュメンタリー映画。

マース、ユン・ワー、チン・カーロッ、トン・ワイ、サモ・ハンらの神インタビューの数々で情報を処理しきれないこともあるが、もうどうしよ
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香港極道/警察(サツ)(1979年製作の映画)

3.6

70年代頃の日本のTV刑事ドラマみたいな雰囲気。
寄り目のため刑事になれなかった悲しい男が仲間と銀行強盗をしたことを皮切りに、どんどんとモンスター化していく。
警察を主人公にするよりこの男の視点を中心
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パラノーマル・アクティビティ(2007年製作の映画)

2.5

特に怖くもないし面白くもない。
演出は悪くないと思ったけど。
これ、彼氏が鬱陶しいから悪魔の仕業にして、ああいう結末になったんじゃないの? と余計なことを詮索してしまった。

デッドフォール(1989年製作の映画)

3.0

この映画、アルマーニのスーツに身を包んだ眼鏡姿の、従来とは違うクールでオシャレなスタローンのキャラ変ぶりを売りにしてたと思うけど、中盤以降はいつものスタローンになっていてキャラ活かしがまるでなっていな>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.3

ほんわかコメディ調の前半から一転、シンクホールで自宅マンションが地下500mへ落下する中盤以降のとんでもない極限状態下でのサスペンスフルで胸アツな展開に涙。

「兄貴がみずから犠牲になって蓋を閉める」
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スキップ・トレース(2015年製作の映画)

4.0

開き直ったかのように大雑把に物語が進行するロードムービー風アクション。

とにかく「んなワケないだろう」的展開がつづき、馬鹿らしいといえばそれまでだが、最後まで飽きずに一気に楽しめる奇妙な作品である。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

多くの方が語っているように一番旨そうだったのはチーズバーガーでしたね。

皮肉たっぷりなブラック・コメディ。
シェフの動機を明瞭に描かなかったことは、映画見慣れたお前らなら意味わかるだろ? ということ
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.2

マブリーの重たい拳と痛々しくも爽快な暴力描写で、エゲツなくても気分スッキリなエンタメ・アクション。
悪党たちの饐えるような匂いも、いつしか奇妙な神々しさを放つ魅力的な匂いになり、深く傷つきながらも彼ら
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スカイハイ [劇場版](2003年製作の映画)

3.5

『天間荘の三姉妹』の公開を記念して。

自分史的にはジョン・ウーの『マンハント 』と並ぶ「愛すべきヘンテコ映画」←褒め言葉だよ。
偉大な映画監督はヘンテコなものを必ず撮るものなのだ。

役者陣の演技が
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

4.3

伊坂幸太郎原作の小説『マリアビートル』を見事に映画的に映画化した大満足の一作。
列車の暴走シーンやアクションの迫力なんかは、やはり映画で観るのが一番!

ストーリーや人物設定などは改変されているが、原
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ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う(2010年製作の映画)

3.8

タイトル通りのヌード作品。
しかし佐藤寛子の鞭打ちシーンはやっぱり冗長。この作品は殺害グロ解体から幕を開ける前半の残酷なワクワク度が良い。

ラストはよく判らないが、これはひょっとすると村木と新たなフ
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不能犯(2018年製作の映画)

1.5

原作未読。
各登場人物の掘り下げが足らなすぎで、なんの説得力もないドラマになってしまった。
松坂桃李に殺しを依頼する「その想い」に激しさや狂おしさが欠け、殺しのシーンもカタルシスがない。
著名なキャス
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バンブルビー(2018年製作の映画)

4.0

SFロボット・アクションの衣装を纏った、爽やかな風が吹きぬける青春映画。

主人公チャーリーとメモの恋人未満トモダチ以上の関係が、これからの希望溢れる未来を感じさせる。

トランスフォーマーとか全然知
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.5

尾美としのりはやはり凄い。出番は少ないが、出てきただけでヤバい親父だけどヤバいだけじゃない何かがあるとすぐにわからせてしまう。尾美としのりは天才役者だ。

包丁を忍ばせて、自殺した亡き親友「マリコ」の
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.8

女神はほんとうに女神だったのか?

ミン役のナリルヤ・グルモンゴルペチをはじめ、憑かれた人たちの演技が怖いが、全体としては怖いというより救いのなさに気持ちが真っ暗になる物語。

ワンちゃんがとても酷い
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.9

友情と恋愛の話なのに、急に二丁拳銃と白い鳩のジョン・ウー的オマージュやるとか、ラストの海辺のバーの風景が『誰かがあなたを愛してる』のラストの風景そっくりだったりするのは、それは製作総指揮がウォン・カー>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.1

「トーン、タンタン」

本邦のジャッキー・チルドレン、下村勇二が作り上げた壮大なアクションと本邦屈指の女武打星、清野菜名の魅力が炸裂する!

一方で超パワハラ上司みたいな渋川清彦や暗愚のリーダーみたい
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.2

「普通のハードルはなんでこんなに高いんですか?」
殺し屋にしかなれなかった青年は、生きづらい社会に色濃い影響を放つブラック企業の経営者や学校の教師らを次々と屠っていく。
そんな彼の前に立ち塞がることに
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X エックス(2022年製作の映画)

4.0

大きな池と鬱蒼とした林が近くにある田舎の家に宿泊した若者たちが殺人鬼に襲われる、という定番的ホラーだが、殺す側の『動機』と主人公に扮するミア・ゴスの独特な魅力で、ある意味異質なホラー映画に仕上がった。>>続きを読む

哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

4.4

「感情を持ったゾンビ」たちの怖さ、気持ち悪さ、そして血とグロの大洪水を是非劇場で堪能してほしい無双ホラー。
ホラー映画も色々あるけど「ミッドサマー」とかよりは、こういうやつのほうが圧倒的に好きだな。
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GONIN サーガ(2015年製作の映画)

4.2

石井隆監督の遺作となってしまった。

雨、雨、雨。空は青くても降りつづける雨。血煙舞うラストの銃撃戦。
ストーリーはなんか取ってつけたような感じだが、スタイリッシュな映像の魅力に抗えない。
土屋アンナ
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.5

それは突然襲いかかってくる。
希望のない「ホテル・ルワンダ」、笑いのない「パラサイト 半地下の家族」を観たような衝撃。
怪物のような恐るべき映画がまたひとつ現れた。

スペル(2009年製作の映画)

3.8

サム・ライミ監督の映画は、こういうB級テイストのほうが好き。

ある老婆からのローン支払いの延期を、上司の命令を受けて拒否した銀行の融資担当のクリスティン。しかし老婆は態度を豹変させてクリスティンに襲
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.0

ワキに堀内正美や屋敷紘子など、お気に入り役者がちらりと出ていたりして嬉しかったが、しかし、しばらく経ったら多分私は長澤まさみが巨大化したシーンくらいしか記憶に残っていないんじゃないかとも思う。

もう
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

爪が綺麗だから好きになったのか、好きになった人の爪がたまたま綺麗だっただけなのか?
どちらにせよ、好きな人の身体の一部を剥ぎとって持っていたいと思う人はサイコパスであり、最愛の人がそうだと知った時の情
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ミスター・ノーボディ(1974年製作の映画)

5.0

昔から観たいと思いながら観ていない映画がけっこうあるが、この作品もそのひとつ。
いやいや、今まで観なかったことが悔やまれるのと同時に、今こうして感動できるなんて素敵すぎて、今まで取っておいて良かった、
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オールド・ボーイ 4K(2003年製作の映画)

5.0

復讐心は生き甲斐だ!

どこまでも濃密でブラックな暴力とエロとユーモアとサスペンス。
オチはわかっているのに、初見の時と衝撃度はほとんど変わらない。

この「オールド・ボーイ」といい「男たちの挽歌」と
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男たちの挽歌 4Kリマスター版(1986年製作の映画)

5.0

「香港の夜景は美しい。でもこの美しさもうわべだけだ」
 チョウ・ユンファの神がかったカッコ良さ。楓林閣での血みどろの銃撃シーン。心洗われ、そして心躍るレスリー・チャンの名曲「當年情」。

生涯のベスト
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バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

3.2

「ショックウェイブ」の続編ではない続編。

なんか連続ドラマを無理矢理2時間程度の映画に再編集したような物語で、主人公の心の変遷などがうまく描かれておらず、成功作とは言い難い出来だが、それでもジーンと
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.8

男はいつも父親を憎み、やがて女で破滅する。普遍的な物語。

ニヤリとしてはいけないけれど、ニヤリとしてしまう皮肉なラストがいつまでも記憶に残りそう。

ケイト・ブランシェットとトニ・コレットがよく似て
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.3

暗い昏い映像がずっと続く。昼間のシーンもあるが夜の印象しか残らない。
そんな暗さと病んだ主人公に残酷で重いドラマ。これで三時間の長尺をダレることなく一気に楽しませるから見事。

但しバットマンものを食
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さがす(2022年製作の映画)

4.2

なんか疑問点がいくつかあるが、それは自分の読解力の無さなんだろうということで置いといて、娘が万引きやらかした親父のもとに駆けつける冒頭からなかなか終わらないピンポン対決まで、これは父娘の愛の物語。ミス>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.6

映画版の主人公・乙骨憂太はキャラも声優も「エヴァンゲリオン」のシンジと同じ。
けどシンジよりかは少し前向きなタイプかな。
しかしこの国には里香ちゃんに守られていない乙骨キャラは多数溢れていて、守られて
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ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer(2000年製作の映画)

4.4

堤幸彦の三大傑作ドラマのひとつ「ケイゾク」がCSだかなんかで再放送されると知り、懐かしくて超久々に鑑賞。
中谷美紀も渡部篤郎もこの役が最大の当たり役だと思う、個人的には。

孤島の洋館で繰り広げられる
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.6

ミステリーではないがネタバレ厳禁映画。

流れる歌がシラケるくらいに物語世界と直結しているのは何なんだが、ぎゅっと抱きしめたくなるような愛しい作品なのであった。

山中崇扮する先輩社員が実はイイ人だっ
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