ケーヌさんの映画レビュー・感想・評価

ケーヌ

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南極料理人(2009年製作の映画)

3.7

南極という非日常を舞台に人間の日常が描かれた作品

南極という特殊な環境だからこそ際立つ人の営みの愛しさや温かさ、人間臭さ
どこであっても人が暮らしていればそこに日常があるんだなあと感じた

南極の空
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

人生で号泣した映画top5に入る
全体時間の1/4くらい泣いていた

ストーリーがずば抜けて突飛であったり、燃え盛るような障害があったり、トリップしてしまうような世界観があるわけではない

あるのはた
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

すごく良い映画だった

前半は説明がなく台詞も少ない上にネガティブなシーンが続いたので、もしかしたら苦手な雰囲気の作品かもしれないと思いながら観ていた
一瞬もういいかなーと視聴を止める手前までいった
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ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.6

原作が好きで観に行ったが、面白かった

登場人物や作品の雰囲気が自分が原作から感じたものとすごく近かった
雰囲気が大きなウェイトを占める作品だと思うので、ストレスなく観ることができて良かった

元々原
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.7

大泉洋が見たくて視聴したが結構面白かった

出演陣の演技が軒並み良く、また話のテンポも良いのでさくさく観られる
めちゃくちゃどんでん返しとかいうことはないのだが、エンタメ映画として素直に面白い作品だと
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.6

良くも悪くもドラマ版の延長という印象

登場人物が少ないので、圧倒的な世界観を持つ高橋一生とはまり役の飯豊まりえにより全体的に高いレベルの作品になっている

それ故に青年期露伴の描写は原作ファンとして
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

シリーズ3作目にして所謂胸クソ展開が最も多く、視聴にそこそこ負担を伴った。
ストーリーは退屈とまでは感じないが、上記の胸クソ展開を押してまで観るものかと言われると首肯しかねる。
久しぶりに柴咲コウが見
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真夏の方程式(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半は各キャストの安定した演技もありまあ退屈はせずに観ていられる。
終盤では劇場版ガリレオ特有の、登場人物同士の絆が生み出す切なさというか、遣る瀬無さの伴う哀しい感動があり、素直に良い映画だなあと感じ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

骨太のサスペンス
終盤の終盤まで話の起伏が少なくかなりゆっくりとしたペースで盛り上がっていく
しかし話のテンポ自体が良いのでストレスなく見ることはできる

終盤を除いてもまあ堅実なサスペンスミステリー
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場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

3.3

跳ねる面白さはないが揺蕩う心地よさがある
眠い夜更けにベッドに寝転んで、ぜひ

舟を編む(2013年製作の映画)

3.7

辞書編纂という地道で動きの少ない題材だが、その妙が映像として非常に上手く描かれている 雰囲気が良い
『舟を編む』というタイトルがとても綺麗で好き
しかしその完成度の中に交通事故紛いの唐突さで以て理解し
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは突飛なものではなく、順当な面白さという感じ。
だがその倍くらい美術や細かい描写が見応えがあった。
特に主人公の自宅デザインは7人の人格という設定を一瞬で理解させると同時に、その設定を活かし
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

人種差別を扱った作品なので感じ取れたものは多くなかったかもしれないが、面白かった。
アダム・ドライバーが好きで視聴したが、ジョン・デヴィッド・ワシントンもすごく良かった。

インファナル・アフェア(2002年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

色々言いたくなる点はあるが、ストーリーは面白い。雰囲気がすごくて香港ノワールの世界観にどっぷり浸れる。
生き残ることが終わらない地獄ということなのだろうが、結局ラウの一人勝ちに思えて納得がいかなかった
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

3.8

派手な演出や展開はなく静かにストーリーが進行していくが、テンポが良く見やすい上にかなり面白い。
無駄なシーンがない。

主演のウルリッヒ・ミューエがとても良い。
瞬きの少ない冷たい演技には羊たちの沈黙
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.7

画がとても綺麗で、穏やかで情熱的でピュアなストーリーとマッチし、互いに引き立て合っている。特に自然の描写が溜め息が出るほど美しい。
結末が予想外かつ急に訪れたので、少し驚いた。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ面白くはあるが「好きな映画」というのとは違うなと思っていたが、終盤の展開で一気にこの映画が好きになった。

途中までは概ね予想通りの物語がすごく完成度の高い状態で展開する。それは面白くはあ
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

何も起こらないストーリーの中、狭い行動範囲、少ない登場人物で人間の感情の機微をこれだけまざまざと見せつけてくるのがすごい。それとも、他の要素が少ないからこそよりそこが浮き立つのか。
どちらにせよ良い映
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ニューヨーク東8番街の奇跡(1987年製作の映画)

2.6

ストーリー的には驚きはないながらも暖かさがあり普通によかったのだが、如何せん40年近く昔の映画なのでUFOや機械系のシーンが稚拙に映ってしまいとにかく見ていられない。恐らくこの映画ではそこが売りの一つ>>続きを読む

カット/オフ(2018年製作の映画)

3.3

登場人物全員が行動への動機づけが弱く展開が力技
そのため時系列やトリックに一応矛盾はないのになんかずっと全部腑に落ちない
設定めちゃくちゃ面白そうなのに「え?」ってずっと言ってたら映画が終わる
映像は
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コピーキャット(1995年製作の映画)

3.2

ストーリーは正直今ひとつだが、とにかくシガニー・ウィーバーが好みのタイプすぎてそれだけでもお釣りが来る ほんとすき