けいさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

けい

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楢山節考(1983年製作の映画)

4.0

観ていて゛土着゛って言葉が出てくる、 蛇の交尾もあき竹城の交尾もなんだか一緒に思えてくるし 生埋めにされる一家も 昔の田舎ならあっただろうと思わせる感じも 今が良いとか昔がいい時代なんて尺度では語れな>>続きを読む

幻の湖(1982年製作の映画)

2.5

公開されスグに打ち切られたそうですが自分は劇場で観ました!大好きだった橋口忍の演出なので(黒澤とどう違うのか?はたまた似ているのか?)とか思い巡らせ鑑賞・・気が付けば宇宙人に拐われていました、無かった>>続きを読む

オープン・ウォーター(2004年製作の映画)

2.3

゛誰が見てたんだよっ!゛観た人全員が思うはずなので 実話云々は無かった方が良かったと思います、観ていて嫌な気持ちになったって事はある程度感情を持っていかれていた事になるので多少は評価、でもつくづくです>>続きを読む

探偵物語(1951年製作の映画)

4.2

ウィリアム・ワイラーを紹介する時 ベン・ハーやローマの休日が必ずと言っていい程 代表作として挙げられていますが 実はこれが最高作では?って常々思っています、とにかく上手い !観ていてカメラワークやアン>>続きを読む

必死の逃亡者(1955年製作の映画)

4.0

その昔 NHKの世界名画劇場で観ました、ヒッチコックやビリー・ワイルダーの柔らかさとは違い、カチカチに固いイメージのウィリアム・ワイラーの手に汗物なサスペンスです、あとボギーはやっぱり悪役が似合います>>続きを読む

ガープの世界(1982年製作の映画)

4.1

ポパイで初めてロビン・ウィリアムスを知って (サタデーナイトライヴ繋がりだし コメディアン)って先入観で観たら素晴らしい役者さんだったので これ以降大ファンになりました、ジョン・アービングやカート・ヴ>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

3.9

大学を刑務所に置き換えればショーシャンクになりますね ラストなんてまんまだし・・だけど気にならない程に良く出来ていて 2度、3度観ないと気付かない伏線がいくつもあったりと乱調では無く良く出来ています、>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

多分 小5の時に劇場で観ました 観た足でサントラ買って聴きまくり、小学生のクセにジョン・リー・フッカーやキャブ・キャロウェイを知ってる優越感に浸ってました、指にマジックで゛jake゛って書いてました、>>続きを読む

脱出(1972年製作の映画)

4.0

障害を持った子が奏でるバンジョーのシーンにアメリカのド田舎が抱えている闇が表現されていて映画の全体的な印象にも繋がる名シーン、全盛期間は短かったバート・レイノルズですが 作品的には恵まれていて 小学校>>続きを読む

フォー・フレンズ/4つの青春(1981年製作の映画)

4.0

1981年アーサー・ペン5年振りの監督作です、学校ズル休みして劇場で観たのですが 凄い感傷的な気持ちになったのを覚えています、男二人に女一人の長年に渡る お話しに当時の社会問題を差し込んでいます、本国>>続きを読む

宇宙からの暗殺者(1954年製作の映画)

1.5

黒目を書き半割りにされたピンポン玉を両目に付けただけで宇宙人と言い張る強引さに脱力します、それより何よりこの作品の監督W・リー・ワイルダーの弟がビリー・ワイルダー・・・センスのカケラも無い作品を作り続>>続きを読む

コレクター(1965年製作の映画)

3.6

女性が意を決して逃げ出す場面の一瞬が本当に素晴らしい演出!ただ全体的にウィリアム・ワイラーとしては物足りなく 必死の逃亡者や探偵物語の緊張感が無いのは残念、それでも水準を遥かにクリアしてるのは流石。

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

4.2

怖さよりもアングルとか構図の上手さに唸ってしまい、やっぱり映画にストーリーは最重要な物では無いと痛感させられます、トビー・フーパーの後の作品を観れば 本作の上手さは偶然の産物なのがわかりますが それは>>続きを読む

死霊の盆踊り(1965年製作の映画)

1.4

最低の映画で通ってますが50年代60年代のドライブシアター向けのポンコツ映画も なかなかに腰砕け作品が多いのでスコアはこんな所に設定しときます、本作を何かと多感な中学生の時に観ましたが女の人の裸にピク>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

4.0

自分の読書歴で最重要人物な安部公房、原作の凄みの全容は到底映画化不可能なのですが映画的工夫と武満徹の音楽、今日子の色っぽさで名作になっています。

スローターハウス5(1972年製作の映画)

4.2

敬愛するカート・ヴォネガットの原作で演出が愛しのロイ・ヒル なのでケナし様がありません、ヴォネガットの自伝的要素の濃い内容とはいえ巨大脳を持った偏屈 ヴォネガットは一筋縄ではいかずトラルファマドール星>>続きを読む

キャッチ22(1970年製作の映画)

4.2

大好きな作品です良く比較されるマッシュは何十回観ても肌が合わずピンと来ませんが本作は何故か好き、 話しが前後し、また繰り返し・・な構成で初観は混乱するかもしれませんが 100回程観ると心地良くなりま>>続きを読む

モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.3

流れ作業で気のふれたチャーリーの前に乳首の位置にボタンの付いた服を着た婦人が現れたら そりゃあ狙われます💦お腹ゴロゴロな婦人のシークエンスは長過ぎかなって思いますが それ以外は完璧だと思います、ただ一>>続きを読む

街の灯(1931年製作の映画)

4.3

世界一残酷な笑顔 と言われているラストシーン、ハッピーエンドに見えて その実「あぁ・・めっかっちゃった・・」、「えぇ~😞貴方なの?!😞・・」と言う様にも読める両者の意味深な笑顔、どう見てもこの二人が結>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.2

究極の感覚映画、謎解きをしようと色々と論じられてますが 正解は只ただ無心で観るのみ・・波長が合わない時(疲れていたり意気込んで観たり)には猿が骨を投げたシーンの後に睡魔に襲われます、かと思えばゆったり>>続きを読む

禁じられた遊び(1952年製作の映画)

4.2

自分達で殺してお墓を作って悲しみ、他人の土地へ入り十字架を盗んで自分等の墓へ立てる なんて解りやすい戦争の比喩、ラストは嗚咽する程泣いてしまう・・雑踏へ消えたポーレットはソフィー・マルソーのお母さん>>続きを読む

名探偵登場(1976年製作の映画)

3.1

超豪華キャストなキャストで作ったニール・サイモンのお遊び作品、名優達の有り難さが解るか解らないかで面白さの評価が別れると思います。

博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

ラストのピーター・セラーズの台詞が素晴らしい!全カットされた伝説のパイ投げシーンはカットで正解だと思います。