keiさんの映画レビュー・感想・評価

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ココ・アヴァン・シャネル(2009年製作の映画)

3.5

ココシャネルのサクセスストーリーというよりは恋愛や私生活にフォーカスを当てた作品。

正直一番苦労したであろう帽子屋で成功するところをバッサリ切ってしまってるのでその辺を観たい人には退屈かもしれない。
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.9

あれだけの登場人物が出ているにも関わらず、きちんと適材適所にはめられ、邪魔せずに物語が進行する様は見事。「あのキャラはどうなったの」ということがなく伏線も物語の中で回収しており、作り込まれている。
 
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紙の月(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

一度の過ちのせいでどんどんタガが外れていく。何年かに1度こういう犯罪は見るし、大量のお金にずっと触れているとおかしくなって「少しくらい」と手を出す人はいるのかな・・・

他の方の言うように、あの大学生
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ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

最初にキャラクターや目的が出過ぎて見どころが分散してしまった印象。

ドリトル先生や動物を愛する正義感な少年助手、気のいいシロクマ、臆病なゴリラ、可愛い顔してゴツいリスなど一人一人キャラクターがいいの
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ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

3.8

中盤トラと主人公だけでどうやって展開するのかと思ってたが、意外と困難が多く飽きずに見れた。

最初怖かったトラも途中から可愛く見えてくる。ほぼCGらしいが表情が素晴らしい。

そしてオチ、こうくるとは
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

観ると価値観がひっくり返ると言うほどではないが、一度でも底なしの孤独感やマイノリティだったことのある人は救いのように感じるのではないかと思う。
あと多様性万歳など軽々しく言えなくなる。

個人的にはも
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SAND LAND(2023年製作の映画)

4.0

原作既読済かつ原作ファン。
思ってた以上に良かった!若干原作とは違うけど、こちらの方が感情移入しやすい。

魔物とおじさんが泉を探す冒険に出るという子ども向けにしては無骨な設定だけど、しっかりエンタメ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

ネタバレしたくなくて早めに鑑賞。

かなり抽象的表現が多いが、近年の御大の作品を観てれば許容範囲内。どうオチをつけていくのか気になり、あっという間の2時間だった。

これは見る側の状況によって貰えるメ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

スウェーデンの田舎の古くから伝わる祭典に巻き込まれる男子学生たちとその恋人一人(家族を亡くして鬱気味)が巻き込まれていくという話。

これは好き嫌い分かれそう。祭典を視聴者が体感できるようにするためな
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

良作。ヤングケアラーの話ということになるのかな?家族が自分以外耳が聞こえないという家庭で育ち、みんなの通訳になった主人公。その主人公に実は歌の才能があったという設定の勝利。
もちろん脚本も設定をいかし
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.8

シリーズ未見で鑑賞。コレ劇場で観たかったなあ、と思うほどのど迫力映画。終末感と暴力的な世界観は北斗の拳を思わせる。

味方も敵もバタバタ死んでいくけど、開放的なラストで良かった。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

終了間近ギリギリセーフで鑑賞。
結果行ってよかった!めちゃくちゃ泣いた。ひたむきな10代の青春が熱く、見るだけでパワーが貰える。玉田におじさんが「君の成長を楽しみにしてる」というシーンとか、雪祈がサイ
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RRR(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

まずは一言。何この傑作。
久しぶりに血湧き肉踊るエンタメ作品。
アクション、ダンス、友情、勝利てんこ盛りだけど、脚本は王道なので見やすい。

中盤ビームが自分の追っていた男だと分かり、壁を殴り泣くラー
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暗殺者の家(1934年製作の映画)

3.5

インパクトのある歯医者や教会での歌や睡眠術、捕まえた夫縛らないで大丈夫か?銃合戦始まる前のモタモタしている感じとか、子供と夫に当たったらどうするつもりだ、とか本筋ではないでところに気が取られてしまい、>>続きを読む

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

街ですれ違った女性に一目惚れした女子学生が、彼女と恋をして、破局するまでの物語。物語はオーソドックスだが、まず初めの一目惚れシーンのエマが美しすぎてみてるこちらも惚れ惚れしてしまう。   
恋に発展す
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今の井上先生の感性で、最高の試合である山王戦をアニメで再構築したものなんだと思うのだけど、試合やキャラクターの動きがモロバスケで見事。絵も今の井上先生の絵に寄せたのもファンには嬉しい。バガボンドで見る>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.0

これは少しでも拗らせてしまったことが過去にある人には共感とリアルで古傷が疼いて身悶えし、それがない人には意味不明な映画になるのでは。

主演の松岡さん、存じ上げなかったけどいい演技するなあ。ファンにな
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サイコ(1960年製作の映画)

4.0

お手本のようなプロットと構成。ずっとハラハラしながら観ていた。

オチは正直途中で分かってしまったが、これが元祖なんだろうなあ。

恐怖というのはただ怖い怪物や化け物を出せばいいというわけではなく、演
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.9

正直コンフィデンマンはどこから子猫ちゃん達が潜り込んでいるのか、どこから嘘なのかを推測しながら見てしまうところがあるのでw純粋に映画を観る感覚はないが面白かった。

キャラクターもいいし、新キャラも出
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.8

性格正反対のバディアクションもので、ガイリッチー監督なら外すわけがないw

ストーリー、映像どれもハイセンスだし、何よりキャラクターがいいので続き物になっても面白そう、と思ったら続編もありそうなので楽
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東京物語(1953年製作の映画)

4.0

あらすじ的には正直ありがちなんだとは思うけど、空気感が伝わるような生活描写やこんな人いたんだろうなあと思わせる台詞や芝居がリアルで観ていて飽きなかった。


子供の頃に見たら実子達が薄情に見えるかもし
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

再生とか生きるとかがテーマなのかな。ロードムービー的要素もあり、得意の風景描写力を存分に見せつけてくれる贅沢な作品。

相変わらず景色の一変する描写が見事。話の内容もシンプルで分かりやすいので、感情移
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涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

3.9

アニメ、小説視聴済だけど、細かいところは忘れてからの鑑賞。

前半今までいた世界とは変わってしまい、どうやって元に戻していくんだろうとハラハラしながら観ていた。

こっちの長門は可愛いんだけど、ハルヒ
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.7

原作は1巻だけ既読済。

原作がいいんだろうなというのが一見しただけでわかる。大幅にカットしたんだろうけど、よくまとまってたんではないかと。

譲れないもののために戦う男はかっこいいなあ。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.9

実際にあった出来事を元に映画化したのかな。
家の生活感とか彼らが働いている場所とかいかにも貧困層という感じがしてかなり生々しかった。役者の演技もうまいので余計に拍車をかける。

前半の幸せな生活が続け
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.8

面白かった!物語が進むにつれて分かる企業の隠蔽、八角さんの過去、各々の事情などの見せ方が上手く、引き込まれた。

実際隠蔽や不正は大なり小なりあるんだろうな。

ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

世界観と設定が近未来的でカッコイイ。
原作未見なので楽しめたが、多分原作の方が面白いんだろうな、という印象。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

漫画15巻まで、アニメ未見で視聴。

原作が良かったのに加えて、映像が美しく派手なので見応えがある。純愛が大義に勝つのも素敵だなあ。

どうしても乙骨くんがシンジくんと被ってエヴァがチラついてしまった
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.7

演出のせいなのかハリボテのような安っぽい印象を受けた。
(逆にギャツビーらしいといえばそうなるが)

原作既読済みなのでどうしても軍配がそちらに上がってしまう。

ディカプリオがハマり役だったので少し
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