このレビューはネタバレを含みます
観客の視点としてはどこがひっくり返るかわからない興味を惹く展開を、どことなく韓国コメディ映画っぽい超現実な描写で見られるエンターテイメントになっているんだろうと思う
裏切りだけでなく信頼関係の問答もあ>>続きを読む
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自己愛の強い二人の振る舞いに悶絶し、特に終盤の展開は拷問かと思うくらいだった
ここまで直視できない思いをするということは自分も彼らの姿に省みる部分があるからだろうし、それを引き出す内容はすごいなと思う>>続きを読む
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良くも悪くも前作と同じ印象で、映像美に浸る豊かな時間ではあったが楽しめたかと言われればそうとも言えない感じ
英雄への懐疑を含めた解釈が加えられていると言われれば、ああそうかとも思うが、展開を詰め込んだ>>続きを読む
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例えば「ドン・ジョン」の途中で見られる劇中の映画を実際に見たらこんな感じなんだろうな、となんとなく想起された
それが悪いと言っているわけではなくて、こういう定番はいつでもあって良いだろうし、恋愛もの好>>続きを読む
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三作目で且つ前日譚となると100分もいるのだろうか?と思ったが、舞台設定は引き継ぎつつもある人物の完結した物語を見られた感じがあって見て良かったなと思う
極限の状態であれば人のエゴが浮かび上がるのだろ>>続きを読む
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ジブリらしいルックを楽しめる機会はもうそうそうないので、その機会を得られるのは良いよなと思うし、物語としてもある程度普通にまとまりがあって損することはなかったなとは思う
どんどん先にいく展開は見入って>>続きを読む
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前作同様に音を立てられない、喋れないの緊張感を登場人物とシンクロして楽しむ感じは健在で、ラストは特によくこんなに揃えるなと疲れてしまうほど
期待した通りのエンターテイメントであるが、前作から世界観が若>>続きを読む
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三者の関係性の移り変わりがテニスプレイヤーとしての隆盛の勢い・ピークを過ぎた悲哀とどことなく重なる雰囲気はやるせないものがあった
タシは二人の関係性を最も近くで見続けることを望んだのか、掻き回して楽し>>続きを読む
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空想の友達に自我があるとしたら、という発想は、例えば、クリアしてしまったテレビゲームの世界はまだ続いているはずだ、飽きてやめてしまったキャラクターはどうなっているだろう、とその世界を信じることに似てい>>続きを読む
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「関心領域」では微妙に深められずにいたように感じた”悪の凡庸さ”を問い直す感覚は、その当時の空気感を複数視点から考えることが必要だろうと思う
本作は当時の状況、特にドイツ一般市民についてうかがい知るこ>>続きを読む
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コミュニケーションがわかりあうための手段なのか、を批判的に捉える雰囲気が興味をそそられた
お互いに現状の鬱屈した何かから脱そうと糸口を探していたようにも見えたが結局はそこに戻ってしまう、変わらなかった>>続きを読む
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劇場鑑賞でこんなクラシカルな雰囲気を味わえる作品を見たの久しぶりだなと、良い気分で見終えることができた気がする
個人的には、アカデミアに残れなかった先生には思うところもあり、現実にもこんな落ち着き方を>>続きを読む
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その境遇を知らない、味わったことのない人には何気ない振る舞いでも、引っ掛かる人はいるのだと言うことを擬似体験できる寓話になっていたように思う
驚くべき作品量産の城定監督の何気ない感じに見られるのに感じ>>続きを読む
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救われなかったこと後悔も誰かの救いになっていたのだという実感を与えてくれるラストのくだりはやはり良いなと思う
本作監督作の多くは、個人的には人間的な営みの尊い部分だなと思う”努力した後に残る何か”を描>>続きを読む
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全く違うコミュニティにいたのが共通の作業を通じて関係性を築いていく形が自然に映されていて気持ち良いなと思う
若者ならではの迷いも含みながら、うまくいかなかったことが多い中で、体験を共有できたことの価値>>続きを読む
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「市子」「遠いところ」と同じように、自分が幸運にも触れてこなかったのだろう境遇の、実際に身近などこかにはいたのだろう誰かのことを少しでも知ることができるきっかけとしたいものだった
あの時どうすれば良か>>続きを読む
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人の欲望の醜い部分を煮詰めた極端な姿を見ておく必要はあると思うし、「関心領域」や「オッペンハイマー」と並行して見ておくことで学びを深める良い教材の一つになると思う
水木しげるが描く鬼太郎の父と母に繋が>>続きを読む
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単純なストーリーラインなのに世界観の重層感を感じさせるものだった前作に、本作のような一つの”事例”が加わることでその重層的な部分が更に強く信じられるようになる楽しさがあった
自己実現の以前に人間らしく>>続きを読む
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女性というだけで抱かれるステレオタイプや偏見があるから回っていることや生じる不合理がさりげなく語られていたのだろうと思う
個人的には派手さを含めない物語であることが大事なポイントで、気付かない人は気付>>続きを読む
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オリジンストーリーはやはりこのアメコミヒーロー映画飽和状態の現代においては弱い印象になってしまうなと、ビデオスルーする弱気ぶりも理解できてしまうなと感じる
不意に手に入れた能力に振り回されることは”普>>続きを読む
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こちらはこちらでジャンル映画的、しかも音のアイデア一つでアトラクションを体験しているような楽しさがあった
個人的にはホラーについては、登場人物とできるだけ同じような認知と知覚をシンクロさせることは大事>>続きを読む
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「パラダイスチケット」と似た印象ではあったが向こうの若者許し過ぎ問題があるのに対して、こちらはその未成熟さを前提に語る物語になっているのがおもしろいなと思う
あと、こういうラブコメジャンルで最近見たな>>続きを読む
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寓話的な内容から教訓が得られるほか、ルックも舞台もパディントン的で、もはやフランチャイズ的な語り口のようにも思えるものだった
自分には新鮮味は感じられなかったが、安定したものを求めるニーズを満たすなど>>続きを読む
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ドキュメンタリーをアニメーションで表現することの意味を考えるのも、やはりおもしろいものだなと思う
おそらくは現在進行形で存在する問題を知ることができ、難民を単なる社会事象という大枠に納めさせない個人の>>続きを読む
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登場人物への拒否感や嫌悪感が自分に返ってくる思いがあり、過去の事実と向き合う姿勢を問われる貴重な体験だった
聞こえていないように振る舞うこと、別の関心にすり替えること、聞こえても慣れていくこと、知らさ>>続きを読む
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ポジティブなメッセージとして、丁寧に向き合い続けることは報われるはず(報われてほしい)という物語として見ることができるなと感じらられたところが良かったなと思う
しかしまあ、すごい男性目線の話だなとも思>>続きを読む
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前作は全く覚えていないがほとんど乗れていなかったようで、ただしかし、今回はまあこういうのも楽しいよね、という感じではあった
サメというよりモンスター映画的な定番感溢れる印象だったが、サメ映画をよく見る>>続きを読む
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監督の別のインタビュー記事を読むと割と考えて物語を作る人なのだろうなと思ったのと、二十代中盤の何物にもなれないかもと言う不安としてはこんな感じかもとは思う
ただ、率直に思ったのは、こんな記号的な若者像>>続きを読む
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自分の中の先入観というか知識が更新されていないことを理解できる良い教材だった
ネアンデルタール人は言語使用に難があったから生存競争に負けたのだという説をなんとなく聞いて「そうなのか」と思って今まで来て>>続きを読む
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リブート3作はもう朧げな記憶になってしまったからか、あ、この感じやっぱり引き込まれるなとしっかり楽しめた
逆に言えば、もしかしたら前3作を覚えていたらまたタカ派ハト派に人間が絡む感じね、と既視感が強か>>続きを読む
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非正規労働者の”どこかには確実にあるであろう”現実が映し出されているのだろうという感覚を持てただけで、見て良かったと感じる
現状を卑屈に捉えるか、価値を見出そうともがくのか、どちらも辛いがやはりポジテ>>続きを読む
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現実の新宿にシティハンターがいたなら、というワクワクを感じられる表現が満載だったなと思う
ストーリーは意外にも主要人物の関係構築のはじまりについて描くもので、単なるファンダム物にならないようにと言う配>>続きを読む
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やはり当事者に触れてはじめて、自分もその立場で考えられるようになるもんだよな、自分も安全圏から高を括った想像に閉じた人にならないようにしよう、と思っていたら最終的に強く突き放された感覚
上記のような、>>続きを読む
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好きな方には申し訳ないが、全てが普通、という印象しかなく終わったなというのが率直な感想だった
若さや軽快なノリの気持ち良さとそこから生じる縁があることの貴重さはわからなくもないけど、自分には登場人物た>>続きを読む
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現在の時制は全てが行き詰まり感を醸しており、全体が死後の夢の中のような雰囲気なのがおもしろいなと思う
その中で否応なく再解釈を迫られる不在の個人(かつての自分)について、深い繋がりがあった人同士で語る>>続きを読む
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あの時どうすれば良かった?と問いかけずにはいられないことに覚えがある人には、すごく響くだろうなという感覚があった
自分にとっては想像しながら見るしかなかったが、大きな後悔があったとして、それはあなただ>>続きを読む