Idsさんの映画レビュー・感想・評価

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うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

終盤の諸星のわけわからない理屈もシリーズに対する一つの解釈としては良いのかもと思うあたり、劇場版としての役割をきっちり果たしているのだろう
バカバカしいやり取りとなんとなく不気味な雰囲気の混ざる感じは
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

成長しきった現在の自分がかつての自己を省みることで励まされたり鼓舞されたりする話は割と好きで、省みる自己の象徴として過去の自分に会うとか子ども時代に影響を受けた人と再会するとかはアニメに向いた表現かな>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

本監督作は青臭いとも取れる気恥ずかしくなるような実直な表現が差し挟まる印象があったな、と本作を見て振り返って思う
最近の作品は琴線に触れることが多く、本作も、愛情を示し理解し合おうとする関係性を構築で
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

有色人種の閉鎖的コミュニティを形成せざるを得なかったろう時代背景に加え、さらにこそのコミュニティ内でも理不尽や差別があったことを考えることができる価値ある作品なのだろうと思う
閉鎖的な社会に閉じている
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あちらにいる鬼(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

中心の人物は3人だと思うけれども、個人的には女性の群像劇のような話だったなという印象があった
どうしようもないクズではあるが抗いがたい魅力を発する人物を目の前にして、慕い認められるよう振る舞う者もいれ
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

勝手に「オーシャンズ8」と吐いにして見るべきと思っている作品、こんだけ綱渡りで成立させてる企画展示なんだから、好き勝手やるなというツッコミをしたくなること請け合い
しかしながら、このイベントを成立させ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

無垢な状態で成人と同等の人間社会に放り込まれたらどうなるのか?という思考実験のようなと物語を見られるのかなとぼんやり考えながら見たが、もちろんその側面は満たしてくれつつ、ポジティブな着地を示す物語とし>>続きを読む

夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

原作の問題が大きいと思われるが、悪い意味で軽い感じがあり、独自性は薄い”普通”の恋愛ものという印象を受けた
その一方で、人物内面や動機を物語る象徴としての風景描写もまた印象的で、優れたビジュアライズに
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

配信かレンタルを待とうと思っていたのにネタバレを見てしまう恐怖に予想以上に苛まれた、宣伝戦略は以外に巧みなのかもしれない
戦闘の見栄切りは存分に楽しんだが、全体としては終盤セリフの「時代錯誤」が本作に
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メンゲレと私(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

予備知識が要求される感があり、自分の無知に若干反省
一人の人物の語りを浴びるという体験に近いなと言う印象があり、ドキュメンタリーというよりは当人のライフヒストリーを収めた資料としての価値が大きいように
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フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

良くある感じの、この人が運命の相手かどうかを判定できる、と言う未来志向的で運命論みたいな物語に対して、あくまで今の状態を判定する仕掛けであり、本当に愛しているかを確認すると言う現在志向の考え方は単純だ>>続きを読む

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

本当にやりたいことを叶えるためにはやりたくないことを我慢してやらなければならない、という構造は自分としても疑問に感じており、少なくとも資質を発揮するための資質が必要という事の理不尽を本作を見て再確認し>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ピノッキオを見た後だから思うのか、社会規範に対して実直で道徳的な教訓を得るための良い物語だなという印象だった
「キラーズオブフラワームーン」とよく似た読後感だったように思うが、史実を強く当てはめなくて
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Gメン(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作の印象は、演者の個性が発揮されていることのみが魅力的な作品だなというものだった
そういう意味では「ステキな金縛り」や「あさひなぐ」を見た時の印象に近く、演者さんの個性や力量(のみ?)で楽しめるとこ
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アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

昨今のアメコミ映画はオールスター興業化と超大な連作化の弊害が目立つ中で、本作は前作アクアマンのみを意識し、それ以外のDCユニバースがほぼ絡んでこないことが最大の安心ポイントだったなとしみじみしてしまっ>>続きを読む

ソワレ(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

生まれついて持っていた•持たされたしがらみからいつかは解放されるのでは?という切実な願いから生き方を決める人がいるのだろうなと、自分には想像できない境遇の人の人生を少しでも感じられたように思う
家庭環
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アンネフランクを主人公にしてしまうとどこか説教染みた雰囲気を感じてしまい(劇中の演劇観客のように)気が削がれるほどの古典になっている作品が、空想の友達を主人公に据えることで新鮮に語り直し、今ある課題に>>続きを読む

食と真 狂おしく愛しいシェフたち(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

正直に言えば、これ以前に見たグルメ題材のドキュメンタリーと比べて物足りない印象はあったが、食に関する技術やそれが伝わり成熟することを少しでも捉えようとしていることに全体の一貫性があったように思う
職人
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

日本の感覚、何より日本の言語で語られる物語になったことでより感情の機微や彼女が彼に近づきたくても近づけない様子が汲み取りやすくなったなと感じる
自分には原作はあまり響かなかったが、個人的には、評判を聞
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

marvelやDCには新鮮な体験ができなくなってきて、そこにきてDisneyの新作もハマらずの落胆からの反動で本作は殊更に響いたのかもしれない
nerdに寄った描写ではあるが、タートルズが映画や漫画か
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THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

2作目は1作目の対であることを意識しているであろうことが感じられ、特に1作目は本来的に狂気性を持っていることは相容れない可能性を示したのと反対に、完全な形で作り出された凶暴性であっても優しさを持てる可>>続きを読む

ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

実際に存在する大会ということを知らずに見たが、最後の曲での母国語歌詞で沸くなどは、実際の大会における問題点を踏まえたものなのだろう、その背景もわかっていれば尚更感動的なんだろうなと思える
また、大仰な
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ラーメン食いてぇ!(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

人によって何が生きるための最後の支えになるかは変わってくるような気がするが、食の思い出と人とのつながりをそれと捉えて描く骨子は割と良いなと思った
細部がもう少し詰められていたらと思うことがちらほらあり
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65/シックスティ・ファイブ(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アイデア一発、作り手の好きなものを好きに描いてみようというモチベーションで作られたような印象
そのモチベーション自体が必ずしも悪いわけではないが、作品展開は普通というか、定型の集積のような感じで、ホラ
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

戯画化された物語として見ることでおもしろがれる印象で、アニメ的な表現にたまに見られる寓話的な展開や簡略•省略ありの大味な語りが特徴的だなと感じる
コロナ禍状勢を受けた志によって作られたことと社会的強者
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ティーン向け作品としては十分に機能する作品だと思うし、中盤のダンスシーンはあたかも一緒に踊っているような魅力的なシーンだなと思う
本作品が尊厳死を扱う作品ということならば相当に微妙な印象を受け、ラスト
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この映画は夢であり、追体験してもらうことに意味があるという雰囲気を表明しているのがとてもわかりやすい補助線であり、主人公たちが辿る末路は誰しも辿る可能性があることを印象付けることが本作の最も意義ある語>>続きを読む

あしやのきゅうしょく(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

学校給食は基本的に予算だけでなく塩分量なども規定値があること、またバイキング形式を取り入れて食育に活かすといったトレンドがあることなど、最近の給食事情や困りごとを窺い知ることができるものだった
物語と
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎で愉快な展開をライトに楽しむも良し、”正しさ”に固執することで行動や思考が歪んでくることの危うさを省みる批判的に楽しむも良しのさりげなく考えられた作りがあって、受けているのかなとか思う
ビーガン
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

設定されている問いの中には、「どのような自分で在りたいのかを人に託すことに価値があるか?」はおもしろいなと思うし、多様な自己実現があり得るという志向が強まる現代だからこそ多くの人に響きそうな問いかもな>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

わかりやすい部分で言えば、ナポレオン本人の英雄視されるのとは別のイメージである虚栄心、女性蔑視と母性希求が混在していた様を描くのは、専門家、好事家しかこれまでは知らなかったことを一般に知らせる作劇にな>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

不条理をコメディとして扱う前半から中盤くらいまでは大変楽しめたし、後半もなんでそんなにしぶといの?と首捻りつつも大げさに執着するある種のホモソーシャル感は、味濃い料理を食べてるような楽しみ方ができるの>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

一人の人物の内面や辿る顛末が、大きく一つのメッセージに集約していく感じは、結婚を問いながら他者と共に生きることを考えてしまう「ゴーンガール」と近しい印象を受ける
ルーティンに落とし込んで不確定要素を排
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ポッド・ジェネレーション(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前半の展開から、自然分娩礼賛映画だったら嫌だなと思っていたが、それよりは寧ろ、これから技術的に妊娠の苦難を取り除けたとして、それが例えばペットショップに見るような、命を商品や消費物と映る危険性はないの>>続きを読む

ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

金子監督作ガメラは見たいが金子ゴジラが見たいとは全く思わず、タイトルからして怪獣プロレス感が漂いそそられなかったが、ゴジラリテラシーが少しばかりついたので満足度は高かった
戦争責任自体が形を成して罰を
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「めがね」を見て以来、この監督は本当の意味での多様性、特に思想や価値観が多様であり共生することの価値や意義を見ていないのではないかという疑念を覚えており、その後の作品のどれを見ても大なり小なりその疑念>>続きを読む

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