冒頭のシーン、偽りの仮面を被り受験に臨む親子。子供達が透明なビニールを膨らませ天に投げる。まさに虚構。中身が空っぽだが敷かれたレールに従い社会()で通用してしまう彼らを表している。
最後のシーンの福>>続きを読む
奇妙なサーカスと1、2を争う園子温作品
直線的に区切られた部屋、色が散らばる壁
、割れた鏡、瓶に閉じ込められたトカゲ、花柄のロングコート、ショパン、編集長とレズビアン達、拭えないコンプレックス、人間>>続きを読む
冒頭のスーパーでの買い物チン食事までのリズムカット割り、でんでん、古民家の赤い部屋、黒沢あすかの妖艶な声、水槽の中からの撮影、でんでん、山小屋の淫らな蝋燭、生きるってのは痛い、山小屋の色の電飾、でんで>>続きを読む
内的世界と現実世界の入り乱れ
サーカスの司会観客、父親の着てたガウン、大量のハンバーグ、蝋燭の実験、「愛してる」に埋め尽くされた黒板、朝礼のテレビ、血で染まった壁、観覧車の色と音、小説家美津子の赤い>>続きを読む
湿気と混沌に包まれた世界にも美しい花は咲いていた。花はやがて蝶に姿を変えどこかに消えた。消えることのない艶かしい鱗粉だけが指に残った。
赤いホテルの部屋、チャイナドレスの柄
両切りの煙草
ひたすらに怠惰な揺らめき
花の匂いが充満している世界はきっと全ての輪郭が不明瞭なままだ
Born Slippyと暗い表情の空
このレビューはネタバレを含みます
音、インテリア、漂う空気、色の調和
心が震えた
刑務所に収容されるまでが特に好き
レコードショップと主人公の部屋でのシーン
クラシック音楽とバイオレンス
快楽としての暴力と復讐としての暴力
芸術>>続きを読む