信仰、またそれに基づく道徳観を信じ切ることも離れることもできずに、正しさを自分で選択しなければいけない過程で考えと心が凝り固まった、人間の複雑な状況を観たような。モラルや態度の正しさ、誠実さは、その完>>続きを読む
殺人鬼を下手にドラマチックに仕立てない作品。彼自身も殺人の動機はないと書いていることに基づいて、意味不明な行動も、非効率な作業も見せている。キャラクターの物語を通じた変化もない。
カメラは役者に取り付>>続きを読む
彼女の家事のルーティンを繰り返し見ていると、毎回微妙に違う点がとても大きな意味をもってあらわれる。抑圧された感情が全体を通して感じられ、彼女の家事をこなす様子から緊張感が生まれる作品。家の部屋での平面>>続きを読む
映画自体のNon Linearな時間軸の円、物事の始まりと終わりが重なる円、場所も言語も違う世界が繋がる円が、視覚的にも意味的にも美しく表現されている作品。それでもこの作品のように、人類が一つになるに>>続きを読む
メカスのまだニューヨークに移住したての怒りや、皮肉っぽい部分が観られてどこか新鮮だった。それでも最後には現実を受け入れて優しくなれるあたりが、この作家の視点を表していると思う!
MUBIにて鑑賞。メタ映画的な構造は個人的に好みだから良かったが、最終的なドラマチックさに少し幻滅。ジョアキンというキャラクターの、個人的感情に響くような架空の設定を書かなければ語れないのが、現在戦争>>続きを読む
初めて観たタイプの作品。。扱っている内容は直接に政治的なのだけど、それを演技(俳優たち)やメディア(TVクルーやジャーナリスト)などの作り物感で、何となく皮肉るように物語が進む。
不条理が当たり前のよ>>続きを読む
最近気になっている“Grief”を扱った作品シリーズ。家族3人はとても深く一貫しているキャラクターたちだし、面白い作品だと思ったが、何かが欠けているような後味。それは主人公がConradなのかCalv>>続きを読む
全ての行動の動機に納得できた訳ではないけれど、それでも同じことを繰り返してしまうところが物語に現実味を足していたと思う。子に対する親のように、どれだけ強い力をもっていても、その上にはさらに強い力をもつ>>続きを読む
ヴァルダ監督ほどワクワクするドキュメンタリー作る人他に知らない。
久々のベルイマン作品。舞台的な独白のような台詞だが、役者の表情のフレームによる切り取り方、絶妙な間によってやっぱりベルイマン的映画空間が出来上がる。
Absurdity の面白さが分かるようになってきた感じがして嬉しい
シリーズに続いて観た〜!!
こんなに完成度の高いドラマからの映画、いろんな制作者の一生がかかっている気がする〜