特に映像における「ドラマ」というものがよくわかる作品。「原因」(このテレビシリーズの場合は兄との関係)を巡り展開される様々な出来事によって、主人公の人生に異なるナラティブが生成されていく過程が描かれる>>続きを読む
セヴェランスの動機に対して結果がそれで救われんのかと思う一方で、スリリングで面白かった。
犯人の人間性に立体感を出すために「悲惨な幼少期」などが前景化されるが、このドラマでは「狂気性」がキャラ造形の立体感に寄与していておもしろかった。
しかし『マインド・ハンター』が恋しい。
死ぬまで「戦場」から戻ることができない帰還兵。陰謀論のような展開と記憶の混濁からミステリーぽくなるんかと思ったけど、『アメリンカン・スナイパー』のようなPTSDものの比喩的ドラマやった。家に入ろうとし>>続きを読む
息子を失った母たちの物語。罪と許しが主題になってて、完全に悲劇。
長い映画のようなリミテッドシリーズ。
ジョニーの皮膚炎、日常から非日常をくぐり抜けて日常に戻るナズ。円環構造のように見える部分もあるが、みな不可逆な変化を強いられ、決して明るい未来とは言い難い中でのあ>>続きを読む
「ふたつの顔」がテーマやと思う。
色んなシーンにSNSやアプリなどデジタルが絡んでるくるが、さすがに2020年代やからそのへんはナチュラルでよかった。
ジャンルのお決まりは守りつつ、テンポが良いし、伏>>続きを読む
校長や車椅子の彼が物語をドライブさせるだけの役割になっていて、人物の背景を見せてもそれが点にしかなっておらず、キャラクターに立体感がないのが残念。
ただ主要人物たちは素晴らしいし、演出も所々よかったの>>続きを読む
