よるけるさんの映画レビュー・感想・評価

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ロビンソンの庭(1987年製作の映画)

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冗長で散漫で理想的な映画のはずなんだけど、俺が老いたせいなのかナウシカ?とか思って醒めてた。町蔵はとてもよかった。

マルセイユ(2004年製作の映画)

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観たのはかなり前だがロメールにブレッソンぶちこんだ感じでかなり良かった。歯磨きのシーンが音が良くて印象的だった。終わりの海辺の感じも散漫で完璧だった気がする。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

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圧倒的に新しい。ときに映画が強要する幸福感を何の躊躇いもなく受容できるように実時間に寄せている。優れたドキュメンタリーに匹敵する臨場感がそこかしこにあった。

コスモス(2015年製作の映画)

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音楽の感じも含めツインピークスて感じだった。

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

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いまさら言うのもなんなんだが、パート2ってやっぱクソ下品だなと改めて思わされる、観る行為もつくる行為も。そんな下品さを健康に生きてる商業映画にも傑作はあるのだが、これは下の下ですので観んでよし。

人生タクシー(2015年製作の映画)

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映画撮ってんでしょ、さっきのも役者なんでしょ、て自己言及性を担う短指おっさんが気まずい退場を余儀なくされる際どさがクライマックス。。おっさんが役者ならその質問に一致しないし、役者じゃないなら自分が映画>>続きを読む

嘆きの天使(1930年製作の映画)

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これはいい。傑作。落ちぶれ教授の道化姿のモノクロの臨場感をそのままTシャツにプリントして着たい。

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)

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最近、ぜんぜん見かけないなと思ったら、こんなとこで待っとったよゾマホン。そんなゾマホンが母親と知った彼氏が娘を過度にボコボコにするシーンがクライマックス。

アメリカの影(1959年製作の映画)

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社会派の何かかって感じを凌駕する即興の何かがちゃんとあってよかった。ぜんぜん因んでないようだが、漫F画太郎先生の罪と罰にもドストエフスキー原作に超絶的に忠実にも拘わらずそれはあったし、歪んだ感性にだけ>>続きを読む

渚にて(1959年製作の映画)

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見えない恐怖、放射能のせいで怖さが見えないのだが、見せようとする努力も見られない、ただのラブロマンス。逆にまっとうなラブロマンスを拵えておいて放射能の存在にあとで気づかせる作戦のほうがいいと思い知らさ>>続きを読む

反撥(1964年製作の映画)

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分裂病としか発想できんかったんだが、何か全体にビミョーすぎる!つまらん!

カオス・シチリア物語(1984年製作の映画)

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フツーになっちゃった。ロケーションがどの掌編も凄すぎなんだが、まー観んでよし。

青春群像(1953年製作の映画)

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オッいい女がいるぞ!とか金貸して!だけを自己表出の現場とするイタロマチズモが愉しめますし、終わり方とか好きだし、気持ちよかった。列車が見えない部屋のなかを通り抜けてく演出とかもいいね!良作だと思ってる>>続きを読む

泳ぐひと(1968年製作の映画)

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海パン一丁の気分障害のおじさんが近隣の庭のプールをいきなり泳ぐ目的で徘徊し、凄くセックスがしたく、見てられないぐらいの惨めをひたすら受容し続け、挙句タモさん系のオチを持ってくる映画。最初はくだらなすぎ>>続きを読む

山の焚火(1985年製作の映画)

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壮大な景観を背景にしたレイアウトよりも人物画のほうがよかった。色んな事をこんだけ切り詰めて見せてくるのは凄いと思うのだが、展開がブレッソンぽい。正直そこまでグッとはこんかったけれど、こちらで観ました一>>続きを読む

ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

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ジュネで言やあ泥棒日記みたいな美質を損なわずに開いた感じで色々肯けたし、一瞬だけの切り返しとか誤差みたいな揺らぎが全体に横溢。子供に額を割らせるらへんとか動物の量とか醒めそうになったけどタバコ一本吸う>>続きを読む

ニッポン国 古屋敷村(1982年製作の映画)

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著書を読んで期待もでかかったがてんでダメだった阿賀に生きるの好対照として、素や日常を目指してもブレッソンやロメールにゃならないことがわかる。撮影者との弛緩しきった関係性のことを素や日常として映しても、>>続きを読む

冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

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宮本輝?みたいなグロなノスタルジーに寄りかかりすぎたエピソードを詰め込みすぎてて悲惨な上に、まだ宮崎駿の感じでいこうとするかね。グロなノスタルジーは再現性の極めて高いイメージなので、「リアル~!」みた>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

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フォークナーを想わすゴシックな感じだが、これはよかった。赤の量的な色の効果も凄いけどモノのテクスチャーがいい具合なのもいいし、はじめましてって感じで気に入りました。さすがに凄いだな。例のごとく容易く果>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

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おしっこ我慢してポコチン抑えてうろうろするくだりのみに異常な執着があったんだが、それで昔を思い出して観てみたんだが、めちゃくちゃいい映画だった。まず紙のように耀く白の肌とぼってり塗られた瞼の病的なブル>>続きを読む

愛する時と死する時(1958年製作の映画)

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くると思うとこんとかホラーの鑑賞作法に似てきて愉しめたというのもあるが、過剰さのコントロールがよくわかっていいと思ったし、普通に面白くてよかった。というか、クソクソいい。テンポとアフォリズムの大傑作。>>続きを読む

バラベント(1962年製作の映画)

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気になってた監督だったけど、マジックリアリズムとかで警戒してたけど、これはそれ以前にぜんぜん合わなんだ。せっかくのアフロな音楽も使い方がクソなので鬱陶しいし、もぉ何も頭に入ってこない。イヤだイヤだ。音>>続きを読む

スプリング・フィーバー(2009年製作の映画)

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科学的に正しくないとか何とかで共産圏でのゲイって過酷そうだなーと思うぐらいでよく知らんのだが、バイを利用してストーリー展開を運ぶやつだった。コピー品製造工場を取り締まる当局ってシーンがあって、廻し者か>>続きを読む