菊池旅行さんの映画レビュー・感想・評価

菊池旅行

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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

4.0

・07年企画開始。製作費170億。
・パチーノ初スコセッシ作品。デニーロは24年ぶり。
・99年引退のジョーペシは依頼を50回断る。
・撮影106日。監督史上最長。
・3時間30分作品。当初は2部構成
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#生きている(2020年製作の映画)

4.5

・Netflix配信ランク世界首位獲得。韓国映画では初。
・母国では劇場公開されヒット。
・米国で活動するチョ・イルヒョン初監督作。
・動きを出す為、主観を多くした。
・「127時間」を参考。
・原題
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mellow(2020年製作の映画)

2.0

・注目株 今泉力哉 監督作。今作は脚本も執筆。

・私には合わず。
監督前々作の良作「愛がなんだ」は単に角田光代さんの原作が良かったからだと思った。
テレビドラマ的画調・演出で、映画を観ている満足感は
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

5.0

・2度の引退を撤回。是枝監督が影響を受けた巨匠ケンローチ84才新作。
・メインキャストほぼ素人。上司役は現役警官。
・原題Sorry We Missed Youは〈ご不在につき失礼〉宅配不在票の意。
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

2.0

・原作は80年に完成されたが、3年間封印。理由は「怖すぎるから」。
・主演が語る撮影の思い出「AM4時に実際の墓地で娘を掘り起こした事」

・脳みそや腐敗のメイクがハイレベルなのに対し、
〈怖がらせる
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

5.0

・内田監督が元々書いていたバレエの脚本とLGBTの脚本を合体。
・名作グロリア(1980年)をイメージ。
・子役は1000人の公募から選出。
・公園シーンはアドリブ。
・30人のLGBTに取材。
・草
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37セカンズ(2019年製作の映画)

4.0

・ベルリン観客賞受賞。
・主演 佳山明は100人のオーディションから選出。
・母役 神野三鈴は実際に佳山さんと一時的に同居し、スーパーに買い物しに行く等した。
・豪華な石橋静河ワンシーン出演は何役でも
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

・92回アカデミーでは作品賞ほか6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞。
・ヒトラー役は監督。
・トロント観客賞受賞。これはアカデミーの作品賞に直結する流れが多いが、パラサイトに敗れる。

・〈すべてを
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.0

・グザヴィエドランのハリウッド進出作で、エンタメ寄りだがドラン節は変わらず。
・ホームのカンヌへの出品を蹴り、トロント出品も酷評。仏は好評。
・ディカプリオに手紙を書いた実体験が元。
・ジェシカチャス
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

・VFX嫌いノーラン。今作も本物の飛行機を買って実際に墜落させている。
・仮題MerryGoRound
・撮影は名手ホイテヴァンホイテマ
・製作費は205億円と莫大。世界興収320億円と充分大ヒットだ
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.5

いまだに「ディズニー(PIXAR)って子供向けでしょ?」みたいな意見を聞く事がある。‬

‪エンタメ性/時代に合ったメッセージ性/正しい映画的演出…‬
‪ディズニーほど上質なブランドはないのに。‬
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

サッカーではサポーターを12人目の選手と呼ぶように、‬
‪応援は【最も手軽な参加】だと分かった。‬
‪何事も参加すると自分事になる。‬
‪副産物として気力も生まれ、自分の活動にフィードバックされる。‬
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.0

成功者が幸せとは限らない。‬
‪作品外の様々な要素からも、それを考えた。‬

‪「町田くんの世界」での好演はビギナーズラックではなかった。新人・関水渚の演技力が目を引く。‬
‪柴田恭平とビビアンスー様
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

楽しさもそうだが〈悲しさを共有する事が、深い絆を生む〉のだと分かった。

作中、夢破れていく父や息子。
自分の夢が破れても、末っ子のコンテストを全力で応援するラストに…(TT)

戸籍だけではない、本
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イントゥ・ザ・ストーム(2014年製作の映画)

4.0

竜巻映画の数少ない成功例としてよく挙げられている今作。
噂は…本当だった!

「1917命をかけた伝令」がワンカットの成功例の筆頭なら、
今作はPOVの成功例、筆頭。
ドラマ性もしっかりしたディザスタ
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アフターショック(2012年製作の映画)

2.5

中身がなく下品。‬
‪グロさは立派だが、恐怖度が低いのはリアリティがないためか。‬
‪そのおかげで「腕取れた 笑」とブラックユーモア的に笑い易かったりもするのだが….。‬

‪今作でイーライロス関連作
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イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

5.0

登場人物6人。‬
‪舞台は山小屋のみ。‬
‪閉塞的な世界観がたまらなく好み。‬
‪状況説明が全くないのも巧み。‬

‪〈人は疑え〉〈恩を仇で返される〉のテーマ2点を主軸に、‬
‪後半の【どちらに転んで
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劇場(2020年製作の映画)

5.0

‪‪〈表現する側〉に憧れた身として、若い頃、上京しとけば良かったと強く悔やむ時がある。‬
‪しかし、今作を見て気持ちが晴れた。‬

‪結果、夢破れて田舎へ戻るのは目に見えていたのだし、‬
‪むしろ地元
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ソナチネ(1993年製作の映画)

5.0

94年北野武バイク事故は、ほぼ自殺だったと本人が語る通り、今作は太宰治的。
全編に渡り死の匂いが濃い93年作品。

仕事に疲れた彼へ思いがけず訪れるひと時に…(TT)
幸せは構えて迎える物でなく、ふい
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

4.5

新鋭・中川龍太郎(30才)監督作。
彼のような若い監督が既にこの域にある事が嬉しい。

故・恋人の母が言う
「あなたみたいに若い頃はね、
人生は獲得していく物だと思っていたの。
けど、違った。
人生は
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別離(2011年製作の映画)

5.0

アカデミー外国語映画賞・ベルリン金熊賞他、受賞多数。
と聞くと難解なイメージがしますが、

監督が「映画撮影が難しいイランの作品だとか、受賞だとかは一旦忘れて、普通に見てほしい」という通り
単に話が面
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

5.0

ポンジュノが選んだ邦画Best3の一つ。ホラーの名手・黒沢清監督08年作品。‬

‪私は男ですが〈攻撃性〉を始めとした男性の嫌な部分が凄まじく表現されており、本当に不快。‬
‪古典的な毒父による最悪の
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カリスマ(1999年製作の映画)

5.0

【コレをするのに何の意味があるのか】という疑問。
(コレ=仕事、日常生活、映画鑑賞等何でも)
ニヒリズムや実存主義というらしいですが、今作はその答えを提示。

「したいからする」

当たり前だが、救わ
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ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

4.5

クワイエットプレイス脚本コンビの監督作。
好きだからこそ、ホラーに厳しい私ですが…これは良い!

(このオバケ屋敷…なんか変?)的な話で、
ここから考えうる限りの残虐アイデアが詰め込まれており、ホーム
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

パチンコ…男…借金…邪魔な子供。
堕ちる人生を描いた〈反面教師映画〉は、気を引き締める思いで定期的に見たい私。
その意味で満足。
冒頭から面白さが止まらない!

間の取り方やカット割り、劇伴の入れ方な
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もみの家(2019年製作の映画)

3.5

傑作「真白の恋」監督新作。‬
‪不登校少女に、元不登校児が語る‬
‪「逃げるが勝ち。たまたま合わない人が多かっただけ」が優しい。‬

‪〈止まってもいいが、籠もるのではなく、違う場所へ歩け〉‬
‪とい
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もち(2019年製作の映画)

3.5

岩手県一関市の地方映画を、その町唯一の映画館〈一関シネプラザ〉で観るという贅沢をしてきました。

閉校・離散する友・初恋の行方…
8割ドキュメンタリー2割芝居という演出が斬新。嘘のない涙にもらい泣き(
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犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

‪偶然「呪怨」が当たっただけで、‬
‪Jホラーの代表格に間違えてなってしまった清水崇監督新作。‬

‪前作「こどもつかい」に比べて、割とまともにホラー映画していて驚いた。‬
‪…が、駄作の域は出ず。‬
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

4.0

予定の映画に間に合わず、仕方なく鑑賞。結果、大満足!‬

‪映像は凄いけど話が…みたいなレビューを見ましたが、‬
‪似たタイプでいえばドクターストレンジ。無難なだけで内容も良い。‬
‪「夢と現実の及第
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ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

5.0

肉体を痛めつけられるのはまだいい。‬
‪精神を切り刻まれるランボーお爺ちゃん(74)が余りに哀れで、見るに耐えない。‬

‪敵が下劣過ぎるので、R15で何より。‬
‪悲惨に逝って貰わないと気が済まねェ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

5.0

映画を見ていると、リアリティが強い余り「他人の人生を生きている感覚」にさせられる時がある。今作もそれを感じた。‬

‪時間が経ち、修復される人間関係もあれば、逆もある。‬
‪考え方も変化していくもの。
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15年後のラブソング(2018年製作の映画)

4.0

‪「佳作」という言葉がしっくり。‬
‪いわゆる年間ベスト級でこそないが、見てよかったと心から思える優しい作品。‬

‪セリフにある通り「人生の前半を間違ってしまった私達」が出会い、自分を取り戻すまでの
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

5.0

是枝監督・12作目。‬
‪育児放棄の母もカルト教信者も【映画の中ではどんな悪人も断罪しないポリシー】を貫いてきた監督らしさが、相入れなさそうなミステリージャンルと結合。結果、超斬新。‬

‪展開に賛否
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

5.0

是枝監督・長編11作目。‬
‪樹木希林「なんで男は今を愛せないのかね。幸せっていうのはね…何かを諦めないと手にできない物なのよ」が忘れ難い。‬

‪叶わないと知りながら追わないと死も同然という、夢の残
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