こどもでも安心して見られて可愛らしいアニメーションなのに、描かれている題材は根深い社会問題。クマとネズミそれぞれの社会で生きづらさを感じているアーネストとセルスティーヌに全く同じように共感するひとが世>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
エチオピアのコーヒー生産者組合代表のタデッセの視点で描かれるコーヒー産業の課題、世界の経済格差による貿易問題。
人で溢れるコーヒー店の店長は「コーヒーは地域と人をつなげる」と話す一方でその店のコーヒー>>続きを読む
自分が日々口にしているものがどこから来たのか、どのように作られたものなのか、本当に安全なのか、わたしたちには知る権利、選ぶ権利があるはずだ。モンサントが訴訟を起こすと脅し立て一度は否決されたGMO表示>>続きを読む
映画の最後、フレッドの前に現れたロランスが「Laurence Anyways」と言ってウインクをするシーンに、3時間近く彼らの愛おしくて苦しい時間をみてきているこちらとしてはもう、うわーっと泣きたくな>>続きを読む
少数民族であることによる差別を本人の視点から描かれていて、一人の少女である前に少数民族であることから逃れられない主人公の様子が生々しくてつらい。
マジョリティである立場の人間がマイノリティの立場である>>続きを読む
珈琲という南国の果物が世界中の嗜好品として当たり前のように流通している不思議さ。様々な人の手によって気の遠くなるような労力と時間をかけて一杯の珈琲が出来上がる美しさ。ブラジル以外では一粒ずつ誰かが手を>>続きを読む
元々草食の牛に大豆やコーンの飼料を食べさせることで大腸菌が突然変異し、O157が生まれるという構図を初めて知った。すし詰めの牛舎や屠殺場ではあっという間に感染してゆく。またそうした食肉生産の現場で働く>>続きを読む
上戸彩と高良健吾の演技は好きだったけど、物語の展開的にはうーん...。でも江戸時代の武士の台所や調理の様子や盛り付けなんかが見れて面白かった。
なんとなく冴えない少年だったコナーがどんどんかっこよくなってゆく。劇中で数曲出てくる彼らの音楽やMVがとっても素敵で何度も繰り返し見てしまった。泳げないのに海に飛び込んで「なんでもない中途半端はだめ」>>続きを読む
はじめての台湾映画。チャン・チェンやリサ・ヤンの自然体な演技、物語の進み方、美しい画面構成にするりと引き込まれた。少年少女の青春だけでなく、この時代の複雑な台湾情勢やそこから生まれる切迫した空気感がよ>>続きを読む