このレビューはネタバレを含みます
たった2日の出来事が、1人の少女を女性に変えてしまうことだってある。
絵画のように綺麗な風景、無垢な少女の自由な感情、世界でたった2人の人間が出会う尊さ、そういうものが詰め込まれた映画だと思う。>>続きを読む
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主人公はものを奪ったあと、それ自体への興味をすぐに失っていた。
ものを「奪った」時点で「彼のもの」となるということなら、ラモンは既に「主人公のもの」ということになる。主人公は、「彼のものになったラモ>>続きを読む
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血のつながりとか遺伝子によって決まる運命って、すごく残酷だ。どんな人にも平等に選択肢が与えられる世の中になってほしいなと強く願う。
ほんのちょっとした描写にも、たくさんの愛を感じる美しい映画だっ>>続きを読む
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"現在って不満なものなのだ"
人はいつも過去を求める。輝かしい過去に想いを馳せてるうちに、自分が生きる時代の素晴らしさを見失ってしまうものだ。過去に限らず、"不満な現実"から遠く離れたものはいつ>>続きを読む
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【電車のシーンについて】
「人が電車に轢かれるシーンはすごく怖いけど、だれしも心の奥底でそれを見たいと思っている」
冒頭、土屋太鳳は、田中圭を助けるのを迷っていた。彼女の心の奥底には、「人が電車に>>続きを読む
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作中では、終始、虚像と現実の狭間で苦しむ主人公の姿が描かれている。そんな彼女の虚像を作り上げたのは、「彼女を見ている側の人間」だ。だが、最後に彼女がほんとうの自分(現実の自分)を定義できたこともまた>>続きを読む
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ずっとオドオドしていたジョーカーが、墜ちるところまで堕ちた結果堂々と歩けるようになるのは皮肉なものだなあと思った。
ジョーカーがどういう人物か知らずに見たので、多分この映画の半分も理解できてない。
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"パラサイト"達に潜在的な問題があったわけではない。社会が彼らを悪人にしたのだ。
善人と悪人の境界は非常に曖昧なもので、格差は容易く人を堕としてしまう。
善と悪の狭間、ギリギリのところでぶら下がって>>続きを読む