コムギさんの映画レビュー・感想・評価

コムギ

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マーティ・シュプリーム 世界をつかめ(2025年製作の映画)

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主人公がクズ過ぎてイライラしつつも笑うしかないんだけど、クライマックスで彼が見せる本気の表情と熱量にやられて最後は興奮とともになぜか涙が溢れてた。
いや、でも本当酷いよアイツ(笑)

センチメンタル・バリュー(2025年製作の映画)

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映画監督の父親と俳優の娘の関係性の修復というシンプルな話をめちゃくちゃ回りくどく描くなぁって、そんなにノレなかったんだけどラストシーンがあまりに鮮やかですごく良い映画観た気分になった。面白かったです。

花緑青が明ける日に(2026年製作の映画)

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一発の花火を打ち上げたところで何かが変わるわけじゃない…それでも!という精神性は好きだったけど、登場人物の言動がずっと観念的でドラマが弱く感じられてしまった。

長編映画にするにはドラマの積み重ねが足
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私がビーバーになる時(2026年製作の映画)

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動物を追い払うためのスピーカーや一方的に通信を切れる翻訳機といった象徴的な道具を登場させディスコミュニケーションを繰り返し描きつつ、最終的には物語の冒頭で示された“周りの音に耳を傾けてみることが大事”>>続きを読む

映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城(2026年製作の映画)

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非日常の世界へ足を踏み入れた瞬間の感動や海底キャンプのワクワク感はよく伝わってきたけど、環境問題や友情というテーマの描き方がわざとらしくてなんだかなぁと思ってしまった。

ムーとアトランティスというふ
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ドラえもん のび太の海底鬼岩城(1983年製作の映画)

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リメイクが公開されるタイミングで初鑑賞。海底キャンプ楽しそう!な前半からの、ムーとアトランティスの伝説に米ソ冷戦のアナロジーを重ねながらアポカリプスの恐怖を描く後半の落差…という、とんでもない映画だっ>>続きを読む

マーズ・エクスプレス(2023年製作の映画)

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説明台詞は最低限に会話やガジェットの描写で世界設定を開示していく作りが超クール。人間とロボットの関係を現代の移民問題のアナロジーとして描く社会派な一面もありながら、SFミステリとしても抜群の面白さ。キ>>続きを読む

レンタル・ファミリー(2025年製作の映画)

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いまいち咀嚼できてない。嘘の関係性だとしてもその奥にあるのは本物の感情だから大変だよねみたいな感想しか言えないんだけど、もっと何か特別なものを感じたはずなんだ。でも、現時点ではうまく言語化できない。ゆ>>続きを読む

木挽町のあだ討ち(2026年製作の映画)

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飄々とした探偵役の浪人と何かを隠している歌舞伎一座の面々とのやり取りが楽しい前半の捜査パートからの、ツイスト展開の連続で冒頭からあった違和感が昇華されていくタネ明かしパートの気持ちよさ。そして、真相の>>続きを読む

夜勤事件(2026年製作の映画)

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ジャンプスケア多用してるのは気になったけど雰囲気はしっかり怖かった。笑いを入れず真面目にホラーやろうとしてたのはよかったけど、メインの仕掛けは某ホラー作品からの引用だから新鮮味が無くて、監督の過去作と>>続きを読む

長安のライチ(2025年製作の映画)

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無茶な勅命を下され勝手のわからない土地で現地の人と信頼を築きながら、プロジェクトを少しずつ進めていく主人公にエンパシー感じずにはいられなかった。本当に見事な娯楽大作で、ワクワクドキドキしながら見入って>>続きを読む

HELP/復讐島(2026年製作の映画)

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クソ上司に復讐してスカッとする…だけじゃないのがよかった。場所や立場が変化しても、支配する側とされる側という構造からは逃れられないんだなぁって。そんな真面目になりそうなテーマを最後まで笑えるブラックユ>>続きを読む

ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版(1980年製作の映画)

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冒頭の異様な食事シーンにぶん殴られたかと思いきや、その直後からいきなりクライマックスみたいなカーチェイスが始まって興奮した。娘を誘拐した犯人も、犯人を追う主人公も、あんまり関係ない人達もひたすら走って>>続きを読む

涼宮ハルヒの消失(2010年製作の映画)

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原作既読。リバイバルで初鑑賞。
キョンが困惑してる時間が想像以上に長くて映画を観ているこちら側にもかなりストレスをかけてくる構成になっていて、だからこそ色褪せた世界でキョンがアレを見つけたときの安堵感
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ブゴニア(2025年製作の映画)

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荒唐無稽な陰謀論を振りかざす誘拐犯と説得を試みる人質のスリリングな会話劇に惹き込まれる。息が詰まるほどの緊迫感に、支配する側とされる側の関係性が二転三転していく面白さ。それだけじゃなく意外にもユーモア>>続きを読む

クライム101(2026年製作の映画)

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完璧主義者の強盗犯と彼を捕まえようと奔走する冴えない警察官の追走劇がメインなのだけど、そこに犯罪組織の内輪揉めや警察内部での衝突、保険会社の社員まで巻き込んで群像劇のようになっていくのが面白かった。面>>続きを読む

恋愛裁判(2025年製作の映画)

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主人公がかつて恋愛問題を起こしたメンバーの実家へ行ってあるお願いをするけど、今の私たちは本気だから…って突っぱねられるシーンがすごくよかった。あそこがハイライトだと思う。そのシーン含め途中まではけっこ>>続きを読む

禍禍⼥(2026年製作の映画)

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主人公が禍禍女という怪異を追っていくホラーに観客をミスリードさせておいて、主人公の本当の動機とは?禍禍女の正体とは?というツイスト展開の連続でジャンルを超越していくようなことをやりたかったんだろうなと>>続きを読む

ポンヌフの恋人 4Kレストア版(1991年製作の映画)

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次々と出てくる鮮烈なイメージにクラクラする刺激的な映像体験。痺れた。
未来のことなんてなにも考えていないようなふたりの無軌道で刹那的な生き様は愚かしくもあるけど美しさもあってすごく惹かれた。激しい恋の
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劇場版 僕の心のヤバイやつ(2026年製作の映画)

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大事なシーンは外してなかったけどさすがにダイジェスト感が強かった。新規パートである作詞やライブのくだりもかなり急ぎ足だったのでそこら辺のエピソードは3期でしっかり描くんだろうなと。でも、物足りなさは大>>続きを読む

銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き(2026年製作の映画)

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主題歌流してオチにするやつできないけどどうするんだろうと思ってたけど、新規パートでの繋ぎがよく出来てて一本の中編映画としてまとまってた。まぁでも、放送版を毎週観ていたときほどの驚きや面白さ、新鮮味はな>>続きを読む

トゥギャザー(2025年製作の映画)

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磁石のように引かれ合い融合していく2人の姿がグロテスクだけど美しくもあり途中からはどこか可笑しくもあり。ビジュアルがとにかく楽しいのだけどそれだけじゃなく倦怠期カップルの心の距離感のメタファーにもなっ>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

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生活感のない芸術的で非現実的なセットの中で突然バイオレンスが始まるのがなんかすごかった。タイトルの意味は最後までわからなかった

クスノキの番人(2026年製作の映画)

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彼女が伝えたかった想いとは何なのか?というのが最大のミステリになっているのだけど、作中に散りばめられたヒントがひとつの真相に繋がっていくカタルシスが気持ちよく音楽の力もあって終盤はちょっと泣いちゃった>>続きを読む

迷宮のしおり(2026年製作の映画)

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XGが普及すればなりたい自分になれるっていうロジックがよくわからなかった。抑圧していた欲望が解き放たれるってこと?それは果たして良い世界なのか。そもそもみんながXGに繋がったらそれはただの現実の延長で>>続きを読む

ウォーフェア 戦地最前線(2025年製作の映画)

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ストーリー性とかキャラクター同士のドラマとか全然無くて、ただただ戦闘状況を描くことに徹しているので終わった後の虚しさがすごい。でも、本作が描きたかったのってこの虚しさなのかもしれない。戦争のひとつの側>>続きを読む

ALL YOU NEED IS KILL(2026年製作の映画)

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手描きアニメみたいな質感のキャラクターが3DCGじゃないとできなそうなアクションしてるのがちょっと観たことない表現ですごかった。音響演出も気持ちよくて映画館で観れてよかった。

相手を殺したくないでも
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Black Box Diaries(2024年製作の映画)

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構成や編集が巧みで、誤解を恐れずに言えばすごく面白い映画だった。事実は観客には知る由もないけれど、性暴力被害の当事者自身が顔と名前を公表して戦い、こうして映画が公開されたということには大きな意味がある>>続きを読む

おくびょう鳥が歌うほうへ(2024年製作の映画)

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フラッシュバックする過去の辛い記憶を何度もカットインさせ主人公の不安定な精神状態を観客にも体験させる構成。本当にしんどくて疲れる映画なのだけど、だからこそ大自然の中で自分と向き合い、折り合いをつけてい>>続きを読む