コムギさんの映画レビュー・感想・評価

コムギ

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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

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作画すげー!躍動感が半端ない。白亜紀の大自然を画面いっぱいに感じる背景美術も素晴らしくて、それらがハイレベルで融合したクライマックスの大スペクタクルには大興奮!これは劇場で見たかった…!
根性論でゴリ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

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生まれてくることに特別な意味なんていらない。必要なのは覚悟を決めることだけだ、ジャズって行こうぜ!なラストに涙腺大崩壊。
何気なく過ごしているありふれた日常も、かけがえのない尊いものなんだなぁ。

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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

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まってやばい。
既存作品からの膨大な引用とかなんでもありのハチャメチャな展開とか、お祭りみたいでめちゃくちゃに楽しいんだけど、それらの要素がただ楽しいだけじゃなく、レゴというおもちゃ、創造というテーマ
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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

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やばい…最高すぎ。
日本での劇場公開まで30年かかったってどんなカルトムービーなんだろうと怖いもの見たさで観てみたら、めちゃくちゃピュアな男が主人公の真っ直ぐな人間讃歌だったから思わず泣いてしまった。
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

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ティッシュ持っててよかった。ぶっちゃけお話に新しさは無いんだけど、まぁこういうのはやっぱいいよね…ひと夏の出会いと別れ。

海から陸に上ったときに感じる体の重さ(重力)を不便なものじゃなくて、重力最高
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

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うわーめちゃくちゃ面白い!
クセの強い仲間を集めてアル・カポネ検挙に乗り出す展開めっちゃ熱い。何回かある銃撃シーンもケレン味たっぷりでテンション上がった。

初めて観たはずなのにベビーカーのシーンの
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クラメルカガリ(2024年製作の映画)

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面白かった。和風スチームパンクなルックが好きすぎる。
デザインワークスと背景美術の作り込みがすごいし、レトロな質感を出すための画面処理もいい。画面がリッチ。
いわゆる手書き作画ではなく、FLASH(正
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クラユカバ(2023年製作の映画)

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先にクラメルカガリを観ていたので世界観が飲み込みやすかった。
失踪事件を追って地下へ地下へ…“クラガリ”へ進んでいく過程が、探偵である主人公の男の、失われた自身の記憶を巡る精神的な旅と重なる。暗くて怪
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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すごくよかった。めちゃくちゃシンプルな話だし過剰な演出も無いのになんでこんなに惹かれるのか。
流れてる時間に映画の魔法がかかってた。

“イニョン”(=縁)という考え方が素敵。来世でまた君とイニョン
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やがて海へと届く(2022年製作の映画)

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なんだろう。いろんな要素が噛み合ってなくてちぐはぐな印象。結局なにが言いたかったの。

残された人の記憶の話にしたかったのなら、終盤のすみれ視点のパートは無いほうがよかったのでは。
“世界の片面しか見
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変な家(2024年製作の映画)

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今年ワースト候補。
展開にロジックが無くて終始置いてけぼり感。これを“予想できない面白さ”って評価することはできないなぁ。もっと笑えるくらい突き抜けてくれれば良かったのに。
演出も雑で、ホラー映画とし
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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日まで(2021年製作の映画)

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え、やば。めちゃくちゃ好き。
コミカルでポップで最高にロマンチックでちょっぴり切なくて…でも、叫びたいほど最高なあのラスト!
何度も笑ってドキドキして最後はぼろぼろ泣いちゃった。

いろんな要素詰め込
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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面白かったと言っていいのかわからないけど面白かった。何もない荒野だったロスアラモスに街を作り、科学者を集め、この映画のハイライトであるトリニティ実験までの流れは高揚感すらあって、だからこそその後のオッ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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デザインワークスや音響演出はすごいし、砂虫に乗るところとか好きなシーンもいくつかあるけど面白くはないかなぁ。
1作目のほうが好きかも。

劇場版 ポールプリンセス!!(2023年製作の映画)

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SNSでのファンダム的な盛り上がりを目にしてずっと気になっていた作品。
ロングラン上映を続けていたバルト9での上映が遂に終了とのことで滑り込んで観てきた。

ライブシーンのモーションキャプチャは噂通り
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

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予想よりだいぶ面白かった。
連載開始時期的に東日本大震災がモチーフになってるのはあきらかなんだけど、コロナ禍を経た今の社会情勢を反映しているようにも見えるのは面白かった。メタファーって時代を超えてしま
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

2時間半ほぼ会話劇だけど面白かった。
ミステリではなく裁判映画。観客も傍聴席に座って裁判を見守っているような感覚。
あの裁判に出てくる人達ってみんな好き勝手なこと言ってるけど、現実の裁判もああいう感じ
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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トーキング・ヘッズよく知らなかったけど面白かった。というかかっこよかった!
徐々にメンバーが増えていく演出とかライティングとか、振り付けとかもめちゃくちゃ計算されてる感じするのに堅苦しさが無くてすごい
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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犬が死ななかった +100億点
主人公の壮絶な人生を回想で見せるシリアスな語り口と、ケレン味たっぷりなアクションのバランスがいい塩梅。
主人公を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズすごかった。彼の演
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アンダーグラウンド 4K デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

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いやー名作は観ておくもんだね!
正直序盤は話が掴めなくて寝落ちしかけたけど、構造が見えてくる中盤からくっそ面白い。
喜劇と悲劇、混沌と狂乱。ユーゴスラビアの歴史は全然知らなかったけど凄まじい熱量に泣い
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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面白い〜!!
なんかもうニヤニヤしちゃったね、面白くて。岡田将生もすごかったけど羽村くんって子すごかったな…。
舞台になった沖縄の風習や景観も良い意味で邦画っぽさが薄れてて新鮮で観やすかった。

ネタ
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コットンテール(2022年製作の映画)

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妻の遺灰を撒くためにイギリスのウィンダミア湖を目指すロードムービー。
リリー・フランキーがよかった。ひとりのときや息子夫婦の前で見せる嫌な感じがすごい。一方イギリスで出会った親子の前では良い人そうに見
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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ずっと緊張感があって面白かった。敵のアジトとかに突撃するシチュエーションが好きだから爆弾工場のシーンが1番好きかな。
“ここらへんは犬が多いな”って、以前交わした会話で再会するのオシャレ過ぎる。

映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)(2024年製作の映画)

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丁寧な導入と伏線回収にきれいなオチ。かつての大長編っぽさがある脚本がすごくよかった。
物語やテーマの根幹にSF要素ががっつり絡んでくるのも藤子・F・不二雄へのリスペクトを感じる。 価値観の逆転が起こ
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ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突(2024年製作の映画)

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TVシリーズのテーマや空気感が引き継がれたファンムービー。正直、本作よりもTVシリーズのほうが優れたエピソードは多いけど、スクリーンで観る特撮シーンは迫力あってよかった。
まだ、いくらでも続き作れそう
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劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段(2011年製作の映画)

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うわー!めちゃくちゃ面白い!
タイトル通りキャラクターが全員登場する勢いのお祭り映画でありながら、ちゃんと単体の映画として完成されてる。
冒頭の合戦シーンから映画にするという気概がビリビリ伝わってきて
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枯れ葉(2023年製作の映画)

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初カウリスマキ。え、すごいよかったんですけど…。
ラジオから流れてくるのは戦争のニュースばかりだし、お金はないし、お互いにすれ違ってばかりだし…なんかずっと静かで暗い雰囲気なんだけど、流れてる時間が心
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映画 ドラえもん のび太と緑の巨人伝(2008年製作の映画)

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作画がすごかった。ここまでいくとアートムービーの域。
物語やデザインワークスはジブリのオマージュ感が強くて新鮮味はない。説教くさいしあまりおもしろくは…。

ナウシカとサンを足して2で割ったようなリー
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劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

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ほぼ試合と回想だけのストイックな構成だけど、キャラクターの性格や関係性描写がわかりやすくてミリしらだけど面白かった。熱い。

サーブの動作とか丁寧な作画が見応えたっぷりだし、観客として試合を観ている臨
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宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

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廃刊寸前のUFO雑誌の編集長と編集部の仲間による宇宙人探しの旅をモキュメンタリーの手法で撮ったロードムービー。何十年も宇宙人を信じ続けてる主人公が愛おしくてたまらない。お金をかけたVFXなんて無いけど>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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いやーおそれてた。おそれてたね〜、ボーが。
現実世界と内面世界が区別なく同じレイヤーで描かている不条理な作品だから、最初から最後までわけがわからないんだけどお話自体はシンプルなのかも。
母親の死をきっ
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

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冒頭の尺をたっぷり使った調理シーンでグッと掴まれた。手際がいい調理風景ってそれだけで映画になっちゃうんだな。
料理を科学として描くことに徹してるのが良くて、緻密でロジカルで見てて気持ちいい。それに対し
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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よすぎた。 
障害を抱えた自分の身体や心は思い通りにできないけど、隣の席に座っているあなたのことは気にかけることができる。恋愛でも友情でもない関係性がやさしくて愛おしくて。

そんな2人や周囲の人たち
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