このレビューはネタバレを含みます
この映画が示唆的であるあまりに語りたいことはたくさんあるから、恐らく書き足すと思うけど一応今思ったことを書いてみる。
人間に成ったバービーが婦人科を受診したラストは(まあ見せ方は他にもあると思うがそ>>続きを読む
思い出そうとしてもうまく思い出せないくらいの、ほんの少しでも触れてしまえば割れちゃいそうなしゃぼん玉みたいに淡く儚い親と子の空間を映していた。
優しさと緊張が共存する情調は確かに親子の時間で、それは自>>続きを読む
"娘"にとって"母"からの言葉は呪いである。
母の最期の言葉を全うすべく一見理想の"母"を演じる(しかし、そこに母性は無い)"娘"ルミ子と、
あんなにも邪険で煩わしく描かれていたが、実の娘の駆け落ち>>続きを読む
コンサートでルビーとマイルズがデュエットでお父さんとお母さんの2人の聴こえている無音の景色に切り替わる。見えている(聴こえている)世界の違いをダイレクトに訴えかけてくるシーン。息を呑んだ。
家族愛、>>続きを読む
退廃的でいて熱狂的、皮肉的でいて感情的な、そんな矛盾を孕んだイメージが怒涛のスピードで畳み掛けてくる。
その背反は主人公の二面性をそのまま表しているように思えた。
個人的に何故か惹きつけられてやまない>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「あなたが普通じゃないから
世界はこんなにすばらしい」
ジェーンがアランに語りかけたこのセリフは、あらゆるマイノリティ、いやそんな仰々しい言葉にあてがわれた人たちだけじゃなく、自分という存在に悩>>続きを読む
「恋愛はタイミングだ」ってあの子にそう言われたことを思い出した。もっと絶対的なものだって思ってたんだけどな。