kopuclozさんの映画レビュー・感想・評価

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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

ポリティカルな重いテーマを軽妙なタッチで描きエンターテインメントとしてしっかり昇華させた秀作。がさつなイタリア人とインテリな黒人というマイノリティな二人組が、バディとして絆を深めていく過程が心温まる。>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.9

正直、原作も脚本も泣かせようという雰囲気が強すぎて逆に泣けねーわ、浜辺美波ちゃん可愛いけど演技は臭くてちょっと腹立つわで、駄作の匂いが香ばしいくらいの作品なのになぜかポロポロ泣けた。この手のテーマの普>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

「凄い」「めちゃくちゃ楽しい」「今年ベスト級」などありとあらゆるハードルを上げられて見てきましたが、そんなものを軽く飛び越えるこの比類なき映画的楽しさは、むしろ「体験」としか言いようがない。
作品その
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

4.0

オーシャンズファンだから楽しめたが、ケイパーものとしてうなるようなトリックや展開もさほどなく、いつものオーシャンズシリーズのユニークでウィットある会話や雰囲気でなんとなくもっていっちゃう映画だと思う。>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

ストーリーなんてどうでもいいくらいに美しくて強い。

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)

4.2

ジャスティスリーグを観て思ったのは、スーパーマンが無双すぎてバランス設定間違ってるんじゃない?とか、ベンアフも悪くないけどバットマンはやっぱりダークナイトだなあとかもありますが、何よりガル・ガドットの>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.6

夢を追っている者、あるいはかつて追っていた者へのエール。そして生きる上で避けられない選択の繰り返し。正解なんてなくて、敗北とペーソスに溢れる人生だからこそ、一瞬だけ咲く花は美しい。最後の2人が交わした>>続きを読む

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)

3.7

ジャンル的には「ケイパーもの」の一種なんでしょうけどエンタメ要素が少なく、独特の重いソリッド感を感じながら、わかりやすい勧善懲悪なドラマを楽しめます。途中雑な構成も出て来ますが、時代劇ですし、まぁいい>>続きを読む

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.7

可憐なエイミーもさることながら、憎らしい演技の夫役のクリストフヴァルツが怪演ですねぇ。ドキュメンタリーだが、史実は映画より奇なりとはよく言ったもんだ。

ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.9

社会のスタンダードと個人のスタンダードは異なるということをラストに突きつけられます。久しぶりに考えさせられる映画でした。またケイシーアフレック(ベンアフレックの弟)も頼りなげな、でも隣にいそうな平凡な>>続きを読む

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.5

複数のパラレルストーリーが実はリンクしててエンディングに向かって一本の糸に紡がれていく…的な映画です。過去から未来までどの時代にあっても人の営みは同じで、僕らは人のために生きてくんだなあとしみじみしま>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.7

荒唐無稽なSFもまたベンソンの真骨頂だと思うし、B級感すら武器とするしたたかさに感心もします。でも結局この映画はスカーレットヨハンソンを鑑賞する映画というのが本質だと思います。

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

4.0

ストーリーというストーリーは特にないが、自然と共に生きる田園生活自体がミニマルなストーリーの連続であることを知る。少し異なる視点で映画を愉しむつもりで見て欲しい。料理好きな人はとりわけ楽しめると思いま>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.6

①イーストウッドらしい作品②トムハンクスである必要あった?③少し映画的にドラマチックに描きすぎ、という印象。

とはいえ…、パニックものドキュメンタリーとしては学び、発見も多く、映画ならではの疑似体験
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.7

コメディでは全然ないですね。普通に歴史モノの作品として見られました。個人的な感想では、松田家の血はヒール側で使ったほうが一層引き立つのだなあと感じました。

セッション(2014年製作の映画)

4.3

映画的体験としてはなかなか得難い興奮に満ちた、そしてカタルシスを伴った作品です。作品世界はもはやリアリティが必要なくなっており、音楽的な文脈でアレコレ論争するのはちょっと違うかなと言う気がします。密度>>続きを読む

超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.6

脇役に数名、演技に問題がある人がいたり、演出もチープだったりアラはけっこうありますが、あまり気にせず一気に見ればそれなりに2時間楽しめます。でも一番の収穫は、参勤交代がこんなにしんどいものだったのかと>>続きを読む

グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.8

それなりに娯楽映画として楽しめます。前作は見ておいたほうがいいけど。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.6

2016のベストにあげる人も多いですが、まあ…ボクもそうでした(笑)
僕程度の語彙力ではこの作品の魅力を文字で書ききれるわけがない。登場人物が本当に生きてるかのように感じられる表現力。時代がちがうだけ
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.1

日常と非日常が軽妙にクロスし、世界の隅々までバーチャルトリップできるまさにこれぞ映画体験!てな作品。自然映像の美しさも必見ですが、じんわり温まるヒューマンドラマがこの作品の肝。いい作品てまだまだあるん>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

重厚でありながら、SFエンタメとしてもしっかりした作りで、近年の傑作と言える。視覚的なエフェクトやよく練られた脚本も素晴らしいが、この映画の本質は親子愛。愛は次元をも超えるのか…。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

前半は淡々として退屈だし、主人公に感情移入できる描き方がされてないし、粗を見つければいくらでもあるのですが、後半の怒涛のドラマティックな展開はそれをカバーして余りあります。何より、名もなきちょっとでき>>続きを読む

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.9

粋、洒脱。ガイリッチーらしい作品で肩の力を抜いて楽しめる。粗を上げるよりはエンタメとして単に楽しむのが得。まあ、それ以上のサプライズはないわけですが…。

2015年は皆さんがいう通りMI5、007、
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オデッセイ(2015年製作の映画)

4.1

レンタルで見る分には十分楽しめた。
昔ならトムハンクスが主演してたであろう辺境でのサバイバルもの。頭脳と体力を駆使して生き抜くマットデイモンの姿は、まさに彼が適役だと思いました。
テンション下がったの
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ジャッキー・コーガン(2012年製作の映画)

3.7

個人主義が進んだアメリカの社会の本質を色んな表現で浮き彫りにする乾いた、ハードボイルドテイストな本作品ですが、実際見てみると★の数ほどは悪くないと思うのです。ただ淡々と静かに進むので物足りなく感じる人>>続きを読む

君の名は。(2016年製作の映画)

3.7

美麗な映像、思わせぶりな時間軸のねじれ、ところどころ涙を誘う展開、雰囲気たっぷりにもどかしく焦らせながら進み、気がついたら終わってたという映画。大人がこれを見て心を打たれるのかはわからないが、肩の力を>>続きを読む