ドイコウスケさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.2

撮影も音楽もよかった。映画でしか描けないそれぞれのまなざしにハッとさせられた。

his(2020年製作の映画)

2.7

裁判て必要なものだけど相手の粗探しをしてて、侮辱するだけ侮辱するのはほんとに醜いものだなと思う。お互いに罪を認め合って和解し合えることがとても尊いものだとわかる。マリッジストーリーのことを思い出した。>>続きを読む

mellow(2020年製作の映画)

3.7

映画的なダイナミズムを感じさせる映画ではなかったけど会話を大切に描いた映画だったと思う。
青木夫妻と夏目の会話シーンはほぼコント。この会話シーンに普通はここまで時間かけないよなって思ったけどとにかくお
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.2

独特のカメラワークとカット割によって作り出される世界観に終始、何か夢を見ていたような感覚に陥った。
ストーリーは青春時代を引きずり過ぎに思えてついていけない部分もあったが、青春時代に抱いた切実な恋心と
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.0

ありきたりな言い方だけど切なくてじんわり胸が温まる映画だった。
もし最後のラブレターに当時気づくことができていたらと考えてしまう。
自分の人生にそういう瞬間はなかったのか振り返りたくなった。
恋はどれ
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イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(2019年製作の映画)

1.8

本当に空にいるかのような映像と音には圧倒された。ストーリーは無難で、終始自分勝手なジェームズには共感できなかった。それでもエディ・レディメイソンの演技は良かったと思う。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

前半はナチスに陶酔する少年をコメディタッチで描くノリにあまり入り込めなかったけど、次第にシリアスな展開になり壁にぶつかっていくジョジョに感情移入せずにはいられなかった。どんな矛盾した関係の中にも、どん>>続きを読む

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.4

水原の「家が貧乏だから兄ちゃんは海軍学校へ行った。兄ちゃんが死んだから俺は海軍に入った。どれも当たり前のことなのに、俺はいつ人の当たり前から外されてしまったんだろうな。」という台詞。いつの時代も、人の>>続きを読む

ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.3

最近の映画で一番笑った。セス・ローゲンお得意の下ネタ、薬物ネタ、人種ネタが現代アメリカへの皮肉もきいていて最高。冴えない男とバリバリのキャリアウーマンの恋って設定も現代的だし、男らしさや女らしさっても>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

起承転結やすごい展開があるわけじゃないくて、長回しも多いんだけど音楽、構図やユーモアのバランスによって独特の緊張感が漂ってて三時間近くあるのに全くもたれてなかった。これが映画的快楽ってやつなんだと思う>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.6

アナとエルサの絆の深さ、互いを思いやる姿が印象的だったし感動した。自分のことをあそこまで思ってくれる人が一人いれば人生はそれでいいのかもしれないと思った。馬に乗って海を渡るシーンが好きだった。

音楽(2019年製作の映画)

3.6

独特の佇まいと雰囲気が最高。古武術の三人のお互いを理解しながらもベタベタせずでも信頼しあってるテキトーな関係性がすごくよかった。バンドを名を決めるシーン、自分たちの演奏を録音して聴くシーンも大好きだっ>>続きを読む

フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.3

レースシーンがとにかくカッコ良くて鳥肌立ちっぱなしで涙まで出てくるほど最高だった。マット・デイモンとクリスチャンベールが渋い。あんな大人になりたい。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.3

ここまで映画のスクリーンに釘つげになり、終始スリルを味わっていた映画体験は久しぶりだった。行動自体は大したことをしている訳ではないがそれをスリリングに見せる、バッドジーニアス的手法が上手いと思った。も>>続きを読む

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

4.3

途中、怒りが抑えきれない場面もあった。今日まで続く憶測で人の人生をぶち壊す、メディアと世間の問題がしっかりと描かれていた。一つの問題が表出しただけで、その人の全てが否定されキャリアが断たれてしまうよう>>続きを読む

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