ふくださんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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学問、ファシズムとの戦い、そして自身の観念の最先端を突き進んだ人間の結実が、最高性能の殺人兵器であること。自立した知性が集団の狂気やその激動に飲まれていくさま。個人の弱さ。「あなたの観念の結実のために>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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今後は、真実を物的証拠だけでなく期待感で形成していくことになる可能性がある。物的証拠は歪めやすくなり、期待感は、魅力的なプロットによって形成されることになる。

ドストエフスキーを思い出せてよかった

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

なんとも言えなさがすごく良かった
犬をヌンチャク代わりに使う発想は普通でないわ

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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いい映画だった。
いい映画の不可欠な要素は、鑑賞後の思考が、その映画を見ないことには通常たどり着けない場所に行けることだ。

平山が目指している、疑問とその解決を無意識下で行うその思考は、思考の極点の
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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「この国は変わらないんじゃない…変われねぇんだよ」って言葉が肯定的な文脈で出てきて、最近はしっかり戦争の足音を耳に感じる。

そう上手くは行かないからこそゴジラは恐怖だし、上手くいくなら戦争は回避出来
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女が階段を上る時(1960年製作の映画)

4.0

テンポがかなり良くて次々と話が進むのに、鑑賞後に残る印象はかなりカッチリした画だった。眼前の状況に揺さぶられながら、健気に淡々と生き抜こうともがく女の生き様と重なる。

にしても、こういう風に鑑賞者に
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天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

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何かしらの基本を含んでいる気がした。
目に心地よかった。松竹よいなあ。
もしかして俺らって己の認識が大好きだな?というか認識を数学に繋げようとしているな?

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

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久しぶりの映画の選曲ではなかった。無茶苦茶だ。全然ついていけないの、なんか寂しいな

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

新し!
シャッターアイランドの直後に見たのにシャッターアイランドよりも常に(??)って感じでよかった

見所じゃないところのめちゃくちゃ雑な感じにしてよくわかんない感じとか、ブルーノが喋りまくるとかな
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

この映画の登場人物たちは、みな端正で彫りの深い顔立ちをし、スポーツに熱心で、ギャグも面白く仕上がり、過去に悪いことをしたことがあるものの、それでも愛さずにはいられない性格を持っていた。試合の表現には、>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

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一瞬の表情を描くのがよくて、ほんのちょっぴりドストエフスキーに通ずるものがある

墨東綺譚(1992年製作の映画)

4.0

おもろい。間がいい。

荷風「男に肉体の歓喜を与えない女は、どうして女の値打ちがあるでしょう? 僕の文学と、僕の女は一体なんです。」
荷風母「まあ人にはそれぞれの生き方があるんだから、それでもいいでし
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青春群像(1953年製作の映画)

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共感(わかる)。みんな優しい。世が世なら死刑まであるでしょ。

8 1/2(1963年製作の映画)

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どうやら霊感に打たれているようですが、たとえ人生が祭りだとしても、現実を生きる人間にとって祭りはそう長続きは…という本来の問いが解決されていない。人間賛歌と自己の称揚が重なりすぎてる。(わかる)

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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こんなにもベタな映画、はじめて観たかもしれん。世界仰天ニュース 2時間スペシャル?

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