私情を挟まず眼の前のことを淡々とこなすうつくしさよ。色々なことが起こってそよぐ日もあるのだけれど、日常に戻っていくあり方が実に良かった。
それは所謂「丁寧な暮らしいいよねぇ」的なことではなく、どんな立>>続きを読む
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「一度壊れたものはもとには戻らない」というけれど、二人でもう一度話し合ってくれたら、今度こそ、、と思わずにはいられないラスト。
かなり好き。
MVと言われがちだけど、ストーリーも夢を追う女の子をシンプルに描いててよい。
『コヨーテアグリー』を思い出す。
粗野な警官、アル・パチーノと冷静沈着なワル、ロバート・デ・ニーロが渋すぎる。
女、金、暴力が青みがかったL.A.で展開されていくのが最高にツボでした。時代もいいよね。
「帰れない二人」もそうだけど、私がみたい中国を見せてくれる。
タンクトップで麻雀をするおじさんたち、やけに湿度が高そうな夜にまわる扇風機とか。
ストーリーは二の次。
夕立の地方の文具店とかボクシングジムの会長とか住み込みのパチンコ屋とか描き方が好きでした。