くるみぱんさんの映画レビュー・感想・評価

くるみぱん

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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

映像はさすがアカデミー賞で圧巻。青く光る背中になぜかアナ雪を想起してしまったのは私だけでしょうか。
戦争は終わりましたか?との問いに、今も世界で続く戦地でのニュース映像がチラつきます。私は反戦映画だと
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

当たり前だが世界は自分の見える範囲のことでしか分からない。それ以外を知るためには歩み寄り、対話し、想像力を働かさなければならない。でもこれって時間もかかるし、エネルギーがいるんですよね。
噂、憶測、体
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.9

四半世紀前の作品とは思えないほど、新鮮に楽しめました。何だったの?といえばそれまででしょう、だってゲームだから。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前情報なしで鑑賞したため、ナチス関連の重たい復讐劇だったとは。
自分の記憶や意思疎通が怪しくなり、他人の指示に頼らざるをえない時に思わぬ意図が反映されるのは怖いですね。
目覚めて妻を探す姿やホテルで案
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.7

ずっと何かありそうな雰囲気を醸し出しながら、しっかり伏線回収がされているサスペンス映画。果たして失われたものは、埋められたんでしょうかね。

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

整くんの言うことは深い。セメントのエピソードは誰しも何かしら該当している気がします。
最後、マフラーが巻けるようになってよかったね。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.2

シンプルに面白い!前作は未見でしたが、全く問題なく楽しめました。
色々と伏線も効いていて、独特のカメラワーク(というのかな?)も新鮮でした。もっと英語力があれば、色々な情報が分かって楽しめそう。

プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

時系列がややこしいものの、これまで見たノーラン作品の中では理解しやすい印象。
二人で一人の男と、一人を二人にした男。何かに取り憑かれている若者の物語。

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

ノーラン監督作品特有の取り残される快感。複雑で多層的なストーリーゆえ、一体何のために誰と戦っているのかよく分からなくなるのもまた一興。
特に本作は最後の結末をどう捉えるか、誰かと語りたくなりますね。
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

悲しい復讐劇なんだけど、音楽と演出の妙により観賞後はどこか爽快な不思議さ。
登場人物が誰も幸せにならない最後、ここからがスタートというキャシーの言葉は重いが、何だか満足そう ; )

キャラクター(2021年製作の映画)

4.2

最近は集中力がもたなくて、映画を久しぶりに観賞したけど、引き込まれてあっという間に感じた。
キャストがみな素晴らしい。劇中のセリフにもあったけど、みんなそれぞれのキャラクターを隠して成り立っているから
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.2

面白い設定だなぁと思ったらまさかの実話ベースとは。
タイトルの出し方などオシャレ。ミステリーとしても裏切られる展開で脚本が素晴らしい。
各国の言語で混乱させるバベルの塔みたいな演出もよかった。

特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

3.8

デンマーク版相棒?本作から見始めてしまったが、どうやらこのキャストでは最後の作品らしく残念。
扱うテーマは非常に重く、昨今何かと炎上する優生思想について考えさせられる。日本でも旧優生保護法が1996年
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさかのファミリーヒストリーリアル体験。
あのガソリンスタンドで強盗したいと考える人も多いのでは?
逆にいえば、今の積み重ねが未来を作るんだと自戒。

メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

いつだって未知との遭遇は怖いよなぁとコロナ禍の現代と重ねつつ鑑賞。生命体との意思疎通に使われる言語の解析が面白く、生命体との接触時に流れる音響が絶妙。
邦題はメッセージだが、原題はarrival 。邦
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.7

フィクションだよね?と思わず確認したくなる。
明らかに実際の事件をモチーフに被害者の氏名や容姿も近づけて取り上げていて、当事者はどういう気持ちなのか心配になったがご本人の感想をネット記事で拝見しホッと
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

4.0

「人は見たいものしか見ない」
今のはなんだった?と思うシーンがいくつかあり、まんまとソーシャルエンジニアリングされてしまった。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物は主人公以外、電話を通じた声のみ。
主人公と同様に相手の状況を声のみで判断することになり、映画ながら小説を読んでいるような新感覚を味わえる。
シーンは1つながら、照明や主人公の手(薬指のケガ、
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ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なかなか重いテーマで北川景子と芳根京子が過去のトラウマと対峙する演技が秀逸だった。
デッサン会の様子を配慮されていたと話す陶芸家や、成人式の日に娘に父の買春を暴露する母親など僅かに登場する人物からも歪
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

ロビー活動という言葉は知っていたものの、ロビイストという職業があることは知らなかった。
様々なシーンに意味があり、後から見返したくなる映画。主人公のキレっぷりが圧巻。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

本物か贋作か、見極めるのは難しい。それが愛ならなおのこと。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.8

残酷な事件なのに、どこかホッコリという不思議。

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.6

初見で内容をすべて理解するのは難しいが、後から反芻したくなる作品。渋い映画。