ワンアイデアを完璧に生かした傑作。
視聴者に情報を限定させる事で、視るミステリー小説として完成していた。
こっちも酔いながら見てると余計に笑える気がする。
単純に楽しめる映画。変なテーマとかも無くストレートに入ってくる。
主人公のバックボーンが物語的にもミステリー的にも重要な要素だと思うので、原作既読だとしっくり来ない。
コメディタッチに寄せるには仕方ないのかもしれないが。
遺体の解剖と言う残酷描写を見せながら、あくまで解剖医達の遺体状況の説明で恐怖を演出するのはお見事。
良くも悪くもアクションがすごすぎてストーリーがさっぱり入ってこない。
感想読んでると話も面白いんだなと思う。
スタイリッシュな映像に反して、何かと鈍臭い強盗犯が妙にリアルで面白い。
ここまでの成功をするには変人じゃないと出来ないのかな。
現実の人間関係はもっとドロドロしてそう。
今さら初見。
ストーリーはまあ王道。30年以上前の作品なのに映像は古くさく無かった。
音楽は神!
ストーリー分かっていても何度も見てしまうテンポの良さと、決してカッコ良くないスタイリッシュさが正にツボ。
初めて映画館のスクリーンで見た洋画。
ここから映画にのめり込んだのは間違いない。