赤さんの映画レビュー・感想・評価

赤

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.5

これほどの文学性を持ちながらエンタメを全力で作ってくれた森見登美彦に感謝

新幹線大爆破(2025年製作の映画)

4.0

久しぶりに面白い邦画を観た。草彅剛がトロッコ問題の答えを出す首絞めトンネルシーンは迫真で良かったし、一人のヒーローじゃなくて全員で勝利って感じも熱かった。ネトフリの予算力があれば邦画はこうも面白くなる>>続きを読む

ボゴタ: 彷徨いの地(2024年製作の映画)

3.0

密輸商人たちのノワール映画。こういう系は都会の裏通りとかが舞台になりがちな分、南米の雄大な自然の画が入るのは新鮮だった。密輸の商材がドラッグや銃じゃなくて下着やダウンジャケットというのもなんか面白かっ>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

「もう一人まだ紹介してない家族がいるの。名前はブルース」が痺れた。

コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

3.0

平和な世界になったら武力しか輸出できない無資源国はどうすればいい?という社会的な問いは良かった。

戦と乱(2024年製作の映画)

3.5

霧中の三つ巴の殺陣は役者・演出共に素晴らしかった。ストーリーも必要な説明は全部あったので特にマイナスはないが、キャラの動機や感情の流れにもう一捻りほしかった。

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

4.0

ピンポイントなディザスターもの。規模の小ささがちょうど良くてキャラ数とそれぞれの課題に無駄がなく綺麗にまとまった作品だった。
ゾンビや宇宙要素、タイムスリップ環境汚染氷河期隕石核戦争がなくてもディザス
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

3.5

2と比べたらやや落ちる。最後のゴースト的な奴がハリーの防御魔法で急に退散するのがよくわからない。イギリスお得意の皮肉セリフは面白いけど、魔法関連のご都合解決が多くてちょっとここまでかな。タイムトラベル>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

4.0

1の賢者の石に比べて数倍面白い。相変わらずアクションシーンのお粗末さと切り抜け方は笑えたけど、いろんな伏線が回収されて満足感があった。ダンブルドアのテーマ的なセリフも良かった。
1のクオリティ的に観る
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.5

西洋ファンタジー映画の金字塔。設定や演出は別の映画で似たようなものを何度も観たので驚きは無かったけど、それらのパイオニアだと思うと感慨深い。

ストーリーは粗が目立った。特に教師陣は無能にしか見えない
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守護教師(2018年製作の映画)

3.0

普通の映画だった。どうせならもっと整合性を気にせず風呂敷を広げて、凶悪な敵とアクションして欲しかった。

セッション(2014年製作の映画)

4.5

優しく見守る親父ととことん追い詰める教授の対比が良かった。
作家になれなかった親父が人間的には正しいのに、才能の世界では教授が正しいという無情さと切なさを感じた。緊張感があって面白かった。

バービー(2023年製作の映画)

4.0

幼少期にバービーで遊んだ西欧女性にはたまらないんだろうなという感じの映画。

「男女の対立なんかやめてありのままの個を大事にしよう」のテーマはちょっと手垢だけどシンプルで良かった。バービーとケンの復縁
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ブルー・ストリーク(1999年製作の映画)

4.0

出所した宝石強盗が、捕まる前に工事現場に隠したダイヤを回収しに行くとそこには警察署が建っていた。仕方なく新任の警察官のフリをしていると強盗の知識で次々と手柄をあげてしまい、署内で出世していく……。>>続きを読む

ゾン100 ゾンビになるまでにしたい100のこと(2023年製作の映画)

3.5

「ゾンビのように生きた社畜がゾンビパンデミックの世界で本当にしたいことをする」という皮肉の効いたログラインはすごく良いと思った。

でも純粋な感想としては、完全にアイデア一発勝負という感じ。主人公の周
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君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

映像が綺麗でRADの曲が完璧。熱量も工夫もあって好き。特に「入れ替わり」に「時間跳躍」を掛け合わせたのは素直にすごいと思った。それなりに矛盾も多いけど、最終的には面白いが勝つ作品。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に(2019年製作の映画)

4.5

物語が戦時中の広島で始まった時点で視聴者に「この物語は最後にアレが落ちる」と結末を意識させられるのからもうずっと辛い。単なる反戦モノとは一線を画す作品。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

貴族、大貴族、貧困層の三人の男女の話。品のある話だった。大人の二人乗りも味があっていいなと。

黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

旅行中の大学生グループが山奥で遭難。助けを求めてさまよっていると、因習村のヤバめな儀式に巻き込まれてしまう……。

ホラーと見せかけてアクション、の意外性は良かった。でもとにかく短い。名セリフも名シー
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

4.5

三部作のラスト。西部開拓時代で銃撃戦&鉄道を利用してハラハラの時間超越。

アメリカで作るタイムトラベルものというお題において完璧な解答!これ以上の作品は作れないのではないだろうか。普遍的名作。

雨を告げる漂流団地(2022年製作の映画)

3.5

幼い頃に住んでいた取り壊し予定の団地に忍び込むとなぜか大海原に団地ごと漂流していた、小学生たちのひと夏の物語。

環境のせいで自罰的になり甘えられないナツメが徐々に弱音を吐けるようになる過程の人間ドラ
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スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

4.0

韓国版スターウォーズで、ド派手なカーチェイスならぬスペースシップチェイスが見所。
ロボットが人工皮膚に憧れてたり、少年兵が大人になるまで赤ちゃんを見たことが無かったりと細部の設定が練られていて良かった
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バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.0

水資源が貴重なポストアポカリプス的荒野でマッドサイエンティストが人体実験してる系。
世界観や動機の説明を思いっきり省いて見せ場のアクションのみに注力されてる点は良い。アニキかっこよかった。ただ、そのせ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

映像のクオリティは群を抜いている。伝えたいことは分かるしただのエンタメにはしたくないという気概は買うが、他の宮崎駿作品と比べて面白いとは思わなかった。

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.5

とにかくオシャレなんだけど、いわゆる雰囲気ミュージカルじゃなく中身が濃かった。夢を追う者同士の切ないすれ違い。ラスト泣きました。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

前作から4年が経ち、韓国は世界から見放されゾンビが蔓延っているという世界設定。
フィールドトラップのゾンビに邪魔され、あるいは利用しながら、無法地帯ヒャッハーな武装集団に追われるカーチェイスアクション
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

無駄なくまとまっており、ゾンビの怖さと親子愛に焦点が絞られている。陰謀的なものも省かれているがそれが良かった。映画館で観てたら怖くて泣いてたかもしれない。この感想を書きながら、タイトルが新幹線をもじっ>>続きを読む

#生きている(2020年製作の映画)

3.5

壮大さはなかったが、その分現代のリアルなゾンビものという感じが明確に出てて良かった。

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.5

これはキツイ。製作に携わった人たちが初めて完成品を観たときにどういう気持ちになったかを想像すると泣けてくる。