栗マンゴーさんの映画レビュー・感想・評価

栗マンゴー

栗マンゴー

デジモンアドベンチャー(1999年製作の映画)

-

大人の顔を描かず、子供目線の煽り構図で大怪獣バトル、普通に怪獣バトル映画として傑作

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

あくまでオッペンハイマーの物語であって、アメリカの核に対する価値観の話でもないし、贖罪でもない

カラーとモノクロの使い分けはオッペンハイマーの主観かどうか
オッペンハイマーが主観のシーンは全てカラー
>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

-

色々思ったこと雑記

水星の魔女からも思っていたが、少女革命ウテナの影響強すぎる
とりあえずファンサがすごい
ファンサってファンが楽しみにしていることに応えることであって、一種のメタ的要素を含んだ行動
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ドイツ表現主義的な演出を破綻なく現代で表現するための魚眼レンズや特徴的なレンズの使用
物語の進行(成長)に伴って、魚眼•超広角の利用も減り、35-50mm付近の標準が増えていくのも良き演出でした

>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

なぜ夫は死んだのかという客観的事実を見出すために裁判は開かれるけど、法廷で話されるのは主観だ客観だ、前の喧嘩が原因だそもそもフランスに来たことが原因だとぐだぐだと

でもそれを打ちとめたのは客観(目が
>>続きを読む

激突!(1971年製作の映画)

-

カメラワークと演出、逃げられないホラーの定石など

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

-

香港という街をこれほどまでに客観視して一つの舞台装置に昇華している監督は、東京に置き換えたとして同レベルの監督はどれだけいるのだろう
刹那的な都会の愛を描いてヒットしている邦画は少なく、邦画ではもっと
>>続きを読む

世界残酷物語(1962年製作の映画)

-

見る時代が違うと印象も変わるんだろうな
あと絶対藤子A不二雄はこれ見て「魔太郎が来る」描いてる

老人Z(1991年製作の映画)

-

利害関係がない老人と女子大生故の利他的行為
ほぼゴジラやったけど

ベスト・キッド(1984年製作の映画)

-

70~80年代の日本の経済的猛追に対しての日本文化みたいなものの、アメリカ大陸における受容の形態
ブルースリーの映画からの影響もしばしば感じる

ノスタルジア(1983年製作の映画)

-

映像えぐすぎる
なんだろう、フィルムで撮影しているはずなのにどこかデジタルっぽい
ただ映像の色味は本当にすごい、シャドウ部分の落とし方とか、光の使い方とか本当に勉強になる

廃墟の中の雨漏りが奏でる音
>>続きを読む

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

-

リベラルであるためには何よりも広い視野を確保する方法が必要だったという点においてはトットちゃんはかなり恵まれていたんだなあと
令和における小津安二郎「生まれては見たけれど」とも言える作品

大正自由教
>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

めっっっっちゃ面白かった…
パードリックとコルムの対立かと思いきや、そんな単純構造ではなく…

1923年の、第一次世界大戦が終わって内戦が勃発しているイギリスのアイルランド
警官は横暴。死刑を楽しみ
>>続きを読む

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

-

史料はもっと大事にしよう
ヘビとウツボは違うと思うけど、でもラストが良かったから良かったよ

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

朝ドラかな?
誰しもが大切な人を亡くしている時代に「あなたのご両親は?」みたいな聞き方ってするんだろうか?そこらへんが納得度無いというか、それが日常じゃ無い人間が作り上げた芝居感が払拭できていないよう
>>続きを読む

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

-

活弁がある作品だけど無い状態でも作品として成り立つ
大人の世界の残酷さと子供の世界の純粋さ
(戦争前ではあるが)家庭内の父親像の崩壊、そしてこれからくる社会の崩壊を感じさせない子供達のいきいきとした姿
>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

-

親ガチャであり明治維新以降の資本主義的な貧富の差であり人種差別なわけである

(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

首…侍が侍たる矜持として求め続けた道、サムライたる証の切腹や衆道は農民出身の秀吉にはいまいちわからない
だから最後あれだけ首首って言ってた映画なのに蹴り飛ばしてしまう

まさしくそれは黒澤が描き続けて
>>続きを読む

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

-

彼女を好きになる時に、彼女の過去(元恋人)ごと愛せるか?という話
それをひっくるめて愛すことが大事なんだよっていう童貞マインドを表現したような作品
日本サブカルチャー愛も多い良い作品

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

-

かっちーん
あたしの全存在をかけてあんたを否定してあげる
競争が加速する2000年

美女と野獣(1991年製作の映画)

-

テーマは古きアメリカのマッチョイズムとブロンド美女嗜好の打破
あと「市民ケーン」からの影響も大きくて良い
ガストンはまさしく古い理想のアメリカ男性
横にいた3人の美女は常にクネクネしてる

野獣がでか
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

-

何気に初鑑賞
あまりにも長く、あまりにもテンポが早く、あまりにも七人の侍を彷彿とさせる

骸骨の踊り(1929年製作の映画)

-

ハロウィン記念
骨の中通してくれるの好き
約100年前の作品だけど色褪せないねえ

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

-

子供の頃よくおばあちゃんに「なんでそんなことするんや」と叱られたけど、今ジョン・ウィックにそう言いたい気持ち
アカデミー式でのウィルスミスの追放もあった通り、復讐のタブー性と社会からの追放っていうのは
>>続きを読む

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

-

ト書き全読みと入れ子構造、これを見る自分達も入れ子構造の一部だったりするし、これを人に話すことでもう一幕入れ子ができて、構造が多重化•拡散したりもする

>|