ある出来事を多角的に描く、それは欠いた穴を埋めてく作業のようで、説明的だし、実際そう。ただ偶然性の連続というフィクション的なモノはとても魅力的だったし、歪で純粋な愛に帰結しようとするのも、ただならぬモ>>続きを読む
繰り返し語られてきたものであって、身も蓋もなくいうと凡庸でしかない、映像然り。かったるい
笑ってそこに立ってる人が立体感がなく2次元的で平面的な感じがして、異物として良かった。
不条理な感染系としてのスタートが徐々に型に嵌っていき、真面目になり失速していく。やっぱ見せ過ぎはあるよ。大きい人>>続きを読む
これはこれであり。
贖罪や赦しとは別の方向に行くが、それはそれで地獄。目的が消滅して行き、歪なハイテンションになり、シニカルでとても愉快。
カットが映画的としか思えない。
子供たちが規則やフェンスをよじ登り自由自在に動く。とても愉快。
どんよりとした何かがずっと続くが、それはただ淡々としたものではない。何かしらの意味を求めようするが、それは正しいしいいんだが、それはそれと連続することでただ成立している。断片的な見せ方も、ぶつ切りでは>>続きを読む
独白の羅列には辟易だが、哲学と経験と矜持のようなもので対抗しつつ、それは同時にプロによるプロの映画ではなく、仕事としての映画でもあった。復讐劇であるが、そうとも見えないただ自己を保持し続けること、そし>>続きを読む
性がどこにでも顔を出していて、尚且つ品すらあるように感じるのはいやらしい。
段々どうしようもなくどうにでもなっちゃう感じは意外といい。
純粋さ邪悪さがちゃんと多面的。
不穏さそしてサイキック感が時に過剰に近づくも範囲内。
とにかく切実な様相だった。
ただ猫の件は許さん!
脂ギッシュでありつつクールな質感。
警察がノイズになるほどもっと見たいアイツ。どうしようもない、逃れられない不条理が彼だったら自分は確実に負ける。
階段と車(外からのショットによるもの)。
跨線橋を渡る主人公。そして電車に揺れる顔。
なかなかないどんより感。グラグラな人たち。
餃子をただこねるシーンはフィクションを超えた現実感があった。フィクションを覆い隠す現実感も指し示される不条理が覆う。最後の歩行でどこまで戦えるのだろ。
普通に宇宙旅行映画としていい。
旅行中には色々な出来事が起こるわけだが、見せ物的ではありつつ、ただ何かが過ぎていく削がれていく。そして1人なり、闇の奥へと心の奥へと進んでいく。父殺し。