ZAKIさんの映画レビュー・感想・評価

ZAKI

ZAKI

映画(589)
ドラマ(0)
アニメ(0)

ガルシアの首(1974年製作の映画)

3.8

とてもよかった!
ふたりのじんわり愛し合ってる感いいし、汚いとこほんと汚くて、この時代でもまだこんなとこが!?みたいのもよかった。
なんにもなくなって首に話しかけちゃうのもいいね。ドライアイスあんな感
>>続きを読む

バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

穏やかで優しくて丁寧に心に響く!選択したものもしなかったものも、全て肯定されてじわじわ込み上げた。例えば若かりし頃の恋を阻んだ全て、その恋と敬意、環境、人の絆、戦争、感謝、全てが長い時間の中で噛み合っ>>続きを読む

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

5.0

面白いし笑ったし泣いたし大好き!
自分らしく生きられたらいいよねってシンプルな事がこんなに響くなんて。…それがもう全方位に優しくて楽しくて、バイオレンスなゲームにハマってるプレイヤー達もこれ面白いねっ
>>続きを読む

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

4.0

面白かったー!実は強い系の中でも若干のパスみがあるのが新鮮でした。強いお爺ちゃんとか強い狙撃手とか大好物いっぱい!みんな殺しが上手すぎる。クレイモアと狙撃銃の使い方むちゃ好きだし、ショットガンは元気に>>続きを読む

夕陽のガンマン(1965年製作の映画)

4.0

ドル箱3部作で一番好き!ちょい若造感のあるモンコと渋ベテランのモーティマーがふたりともそれぞれにかっこよく健全な色気がある……んだが……悪役のインディオにやられました。なんですかあの爛れて淀んだ破滅的>>続きを読む

復讐のガンマン(1968年製作の映画)

4.0

面白かった!ストーリーテリングが上手いしキャラクターもよく、オススメのマカロニウエスタン。悪人のはずのクチーヨが、出てくるたびに憎めないどころかどんどん好きになってしまうのも仕掛けとして面白いし、追う>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしかった!オクスフォード辞典編纂に力を尽くす学位のない教授と、偉業に協力し魂の贖罪を求める病んだ殺人者のお話。言葉への敬虔な姿勢はほとんど信仰のようであり、辞書編纂を通じて、知のよろこびや貧困層>>続きを読む

ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.8

面白かった!圧倒的に陽!嫌なやつだいたい死ぬし、いいやつほんといいやつだし楽しい楽しい!
殺人鬼がしばしばユニークな殺し方してきてウケる。
人の中身をちゃんと見てくれる人達って素敵だなあ。
当たり前な
>>続きを読む

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

5.0

いやもう上映前の短編からよすぎたんだが、本編ラーヤ…最高でした…好き…!人類エンパワメント映画🤝
ストーリー、キャラクター、世界観、アクション全部好き。
今この世界に必要なテーマと、冒頭から惹き込んで
>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

3.4

面白かった!無秩序型殺人鬼の支離滅裂な思考と、思考と一致しないグダグダの行動とのちぐはぐさがとっても異常者!
グロもエロも殺人鬼の中では盛り上がっているが、観る側にはそれを感じさせない作りも上品で好き
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.8

終わった〜!よかったね!レイ、フィン、ポーもドロイドたちもベンもみんな頑張った!キャリー・フィッシャーが亡くなっているのにあんなに生きているレイアが観れるなんて嬉しい。
ここにきてカイロ・レンをアダム
>>続きを読む

群盗荒野を裂く(1966年製作の映画)

5.0

これは面白い!メキシコ革命中の荒廃した日常を冒険的にイキイキと描きながら、殺しや強姦、掠奪、無教養、搾取、貧富の差などをあっけらかんと描いている。むちゃくちゃ社会派なのに難しくないなんて凄いな。荒野の>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.7

使者たちの過去が明らかに!
無念のうちに死んだ者は貴人って基準よくわかんないけど、文化的な価値観だろうか。不慮の事故だと違うらしい…わからん…
使者3人の過去が少しずつ絡み合っていくのが面白かった。あ
>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

4.0

面白かった!現代風のロングコートに古代風の武器とか嫌いな人いる?私は大好きですね!
まず導入からして子供を庇って亡くなった消防士の前に現れた冥界からの使者が「貴人だやったー!」「初めて死んだからとまど
>>続きを読む

ドクター・ドリトル(2020年製作の映画)

3.5

夢と笑いとファンタジーを楽しみつつ、喪失と向き合うという大きな軸があるので大人としても楽しめた。ドリトル先生の頑ななコミカルさの中にのぞく繊細さの表現がさすがRDJ。そして海賊王ラソーリもあれだけ怖い>>続きを読む

WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

3.9

最初から最後まで1mmもブレずにブロマンスでありがとうございます!
テロリストを追う諜報員って事でまず好感度高いところに師弟関係や乗り越えたい過去、後悔、絆、疑念などが絡み合って面白かった!
主人公途
>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.0

ラストがあんまりピンと来なかったんだけど、ずっと興味深く観てた。
主人公がどう変わったか、変わらなかったのかが一番わからなくて、それでも彼が、愛する者を失った人々に対して段階的にしたこと色々があったか
>>続きを読む

サーホー(2019年製作の映画)

2.9

瞬間風速的にいい絵やぶっ飛んでて面白いところが沢山あるんだけど、整理できてない感じ。いい編集といい音楽監督(本当に音楽の入れ方ダメだと思う)がつけば化けそう。つまりは宣伝映えするのでこれを日本で配給し>>続きを読む

赤い闇 スターリンの冷たい大地で(2019年製作の映画)

3.0

WWⅡ前にウクライナでのホロモドール(人工的飢饉)を取材した英記者の話。わかりやすく、映像も雰囲気がありよかった。ソ高官がイクラとか食べてるのに対して、ウクライナでは樹皮や兄弟の屍肉を食らってたり、英>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.9

ガッツリみっちりミステリーで大満足!段階的に謎があるので最初から最後まで惹きこまれっぱなしだった。
核心の謎が解けてからも、手法や成り行きや動機もろもろ解き明かされていくのが面白くて、それは…そこまで
>>続きを読む

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.0

ブレンダンからさらに描写が美しくなっている。世界観やストーリー美術どれも素敵なんだけど、明確な成長がある主人公であるお兄ちゃんが、成長がみられる中盤以降まで全く好きになれないというか、嫌な奴っていうか>>続きを読む

ブレンダンとケルズの秘密(2009年製作の映画)

3.0

個性的で筆致や構図がアーティスティックで素敵。作風も話も好き!
しかし少年ブレンダンが注意散漫でいやダメだろってとこで聞き分けなかったりしてややイラつく。育ちとキャラクター性が今ひとつ噛み合い切らない
>>続きを読む

パーフェクション(2018年製作の映画)

3.7

たいへんよい百合だしドドドクソな奴が相応の目に合うので好きですね。
「お嬢さん」が好きな人にオススメしたい。(お嬢さんは超えないと思うが別物として)

ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

3.7

楽しかった!期待の範囲内の娯楽作でも充分嬉しいが、×ジム・キャリーの面白さで楽しさが倍増してる。世界観的にもソニックのコミカルさと現実世界をマッチしていくのに、ロボトニックの強烈なキャラクター性がむち>>続きを読む

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

2.5

ラストブラッドを観る前にと思って観たけど、観なくていいやつだった。ストーリー性がいまひとつで残虐描写が多い。現実のミャンマーで起きている事を描写したかったとの事で、その心意気は好ましいんだけど、これが>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

5.0

成熟したストーリー。映像の美しさはもちろん、感情に紐付いた色彩計画とか、キーとなる音の使い方(不協和音→ハーモニーへ)とか、話の段階的な布石(問題や成長テーマの提示)の打ち方とかレベル高すぎてヤバい。>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.8

かっこいいシャーリーズ・セロンが大好きなので面白かった!最強古株アンディの魅力に新人ナイルの善意がいい感じにケミストリーを出している。あと薬局のゴスっぽい店員がよかった。
メンバーひとりひとりの来歴も
>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

1.5

どんなバックグラウンドがあろうとストーカーは無理。お引き取りください。
作品にちょっとでも可愛そうとか純愛とか思って欲しいそぶりがあると怒りが勝つ。美化すんな。

Black&White/ブラック&ホワイト(2012年製作の映画)

3.5

ブロマンスラブコメで楽しかった!タック(トムハ)とFDR(クリパ)が仲良しでも張り合ってても楽しいし、ローレンに相談される親友がいちいち面白い。そのうちタックとFDRの部下まで張り合いはじめるのがウケ>>続きを読む

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.5

絵と色使いが素敵。帝政ロシアのお話なのでロシア語で観れたらさらによかった。主人公ちょっとびっくりするぐらい家柄が良いのだが、研究熱心でひたむきで努力家なのですぐ好きになれた。
船の探索に協力してもらう
>>続きを読む

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

2.8

ご機嫌ホラーかと思いきや、設定のわりに案外地味め。うっかりでメイドが次々に死んでいくのはクレイジーでいいけど、狩りも隠れるのもキャラクター性ももっとはじけてるのを期待してしまってたな。リベンジホラーと>>続きを読む

ロックンローラ(2008年製作の映画)

4.0

スタイリッシュ軽快で楽しい!裏社会のいろんな立場の人達がそれぞれに困った事になって複雑に絡み合うっていうか、こんがらがってるのが面白い。その中で底辺側の三人組(ジェリー、イドリス、トムハ)が人情とユー>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

4.0

これは高校の歴史授業で観れたら凄くよいと思う。記録映像を生きた現実として編集した監督素晴らしい…。こうして世界の為になる事を本気でしてくれる人がいるんだなあ。ありがとうございます。
戦争の当事者だった
>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

3.9

不条理で面白い。独特なのでオススメはしない、でも結構好き。まず全画面非常に陰影が美しくて、自然なんだけどそれだけじゃない良さがある。これがディーキンス…!
主人公3人がそれぞれの目的の為に動いていて、
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.5

完璧ではないけどこの映画が大好き!
むしろ今後も完璧でなくていいから、神々と魔法と人間の世界で活躍するダイアナを描いていってほしい。
冒頭の筋肉番付がまず最高に燃える上、映画見終わって振り返ると、強い
>>続きを読む

>|