このレビューはネタバレを含みます
今の時代近親相姦は描けなかったのは分かるが、ロミの絶望と執念、諦観、逃避についての描写が大幅に削られており、どうしても物語としての厚みを欠く。
が、もとより修正に修正を重ねてきた火の鳥における、望郷>>続きを読む
すっきりさせてやるものか、という意気込みを感じる作品で、それはとても真摯な姿勢だと思うけれど、観る人によっては逃げにも見えるだろう。
天才ロビイストの話、です。アメリカのロビー活動、選挙キャンペーン、銃規制問題に関する台詞が飛び交う。テーマや読後感的にかわぐちかいじ氏の漫画『イーグル』を思い出した。
ラストは痛快極まる伏線回収です>>続きを読む