1つのカットが最近の一般的な映画に比べると長く、2020年代の感覚だと飛ばしたくなってしまうような妙な間(ま)とかもじっくり撮っているのが印象的だった。
なんか伊坂幸太郎っぽい
大きなストーリーがある>>続きを読む
太古の昔に授業かなにかで見たきりだったが、改めて見直してみると、なんでもないシーンでも惹きつけられる演技と無駄のない画の作り方、あと自然にスッとミュージカルパートに入っていく感じとか、全然あなどれない>>続きを読む
ものすごく胸糞悪い話だったが、でも終盤の、もう謝られてお金渡されても仕方ないんだけど!という感情を観客側にもちゃんと共有させてくるのは映画づくりが上手い………………と思った
メアリー役の子は、冒頭のお>>続きを読む
主人公たちが派手にナチをぶっ倒す!!的な感じかと思っていたが意外とそこまでカタルシスのない話だった。
部下がなんかシュールでいいなと思ったらイーライロスだった
結末知っててもボロボロに泣いた
改めて見返すと地味に笑える箇所が多々あったな…
やっぱり後半テルマが覚醒して以降が楽しい
このレビューはネタバレを含みます
『悪い子バビー』から全ての救い要素を抹消したみたいな作品だった。
夫の"男性性"に恨みを抱いた母親が、息子に対して成熟を許さず支配する…という、割と分かりやすいタイプの話だったように思う。
父親の>>続きを読む
紅の歌詞の意味を踏まえて2人の関係性により感情移入させる脚色が見事だった
このレビューはネタバレを含みます
ともすれば男性の欲望目線丸出しになりそうな要素てんこ盛りだけど思い切りフェミニズムの話で、この話書けるのすごと思った。
ベラがオナニーを"発見"するくだりを見たときはワーなんか男性目線な要素出てきた>>続きを読む
良い作品だとは思うけどなんか刺さらなかった…
モノローグ中心で進むのと観念的なセリフが多いからだろうか
最後まで見ると、天使って映画監督のメタファーなのかなと気づいた
バカバカしいものでも見ないとやってられないなと思ったので見た。
やはりコメディというのは真剣に演じてこそだなあと思った。
なにげに維新に対する皮肉としても読める設定だった気がする
全てのカット作りが完璧なのと、俳優の顔が内側に複雑な感情を含んだ被写体となっているところに「映画」を見たなあという満足感があった。
全てが静謐な映画かというとそうでもなく、けっこうシュールで笑ってし>>続きを読む
主人公のプロフェッショナルさと人間味の塩梅は面白いと思ったが、作品全体としてはあまり刺さらなかった…
このレビューはネタバレを含みます
拙い作り手たちが作りだした火炙りよりも、数々のトラブルでストレスが頂点に達した末に偶然起きた事故による激しい光の点滅の方がよほど火炙り刑の本質に近い状況を作り出してしまうという、映画制作ってこういうも>>続きを読む
この村に限らず現在の日本の至るところにも残る"大日本帝国的なもの"に対する批判としてかなりよくできた作品で、こんな骨のある作品がいまの日本のアニメ界から出てくることに驚いた。
現代軸で巻き込まれている>>続きを読む
ドラ泣き的な印象を受ける予告編でスルーしていたが、作り手が予防線のために説明的表現をすることが多くなった今の時代にこれを作り通す胆力すご!と思った
太古の昔に原作を読んだことはあるが、地元があの近辺>>続きを読む
アメリカではあまりなさそうな映像の作り方だなとは思ったし、ふとしたところで面白いカット(仲買人の家でみんな部屋から出ていったあとにリラックスする先住民女性たちを数秒写すところとか、太極拳みたいな動きを>>続きを読む
観客と作り手の根比べみたいな種類の映画
登場人物がみんな役を生きている
生きていて死や老いや絶望を感じるとき、人は恐怖とか悲しみとかよりも戸惑いが出る
生きている間は人物を2分割同時進行で寄りで映して>>続きを読む
面白いけど単に「ムカつく"活動家"をぶっ殺してスッキリ」系の映画だったらちょっと嫌だな〜と思いながら最初は見ていたが、ロングショットでどうでもいい話をしながら人を狩るシーンで、この作品は思ってたより多>>続きを読む
雰囲気とか演者はいいけどそこまでハマらないなーと思ってたらのラスト…
いつになったら映画作るんだよと思っていたら終わった
最後は、最近の映画だったらアンジェリカが駆け寄る→空にカメラを向けたところで>>続きを読む
本当になんでもない会話だけど面白い。
素の状態に近いものを演技としてやるというコンセプトなので参考になった
ホワイトストライプスの出てくる話がシュールで良かった
ウータンクランにしても、本業の俳優じ>>続きを読む
クィアで良かった
ジャネット!スコット博士!ジャネット!ブラッド!ロッキー!の所がシュールで笑う
いつも一緒にいた女友達が人生にぽっと出てきただけの男と一緒になって、その男のいう「家庭」概念に縛られて変わってくやつ〜〜〜しんど〜〜〜と思いながら見た
城南中のくだりがやたら繰り返されるのは、お互い>>続きを読む
前半の気づきかけてるくだりは、これが仮に自分にとって真実だとしても外から見たら疾患扱いだから怖いなと思いながら見ていた
今のSNS社会の方がよりこれが風刺してる何かに近づいてる気がする
主人公は女性にトランスを望むというよりはどちらかというとノンバイナリーで、でもフェミニンなスタイルをしたいという微細なところをちゃんと描いてたのがよかった
見る前に思ってたほど女の友情にフォーカスした話じゃなくて意外だった。
これで終わるの!?と思ったけどこれはこれで良かった
(原作未読)
異性愛を標準として"かわいそう"なAroAce(本作の登場人物は広義のAスペクトラムと言った方が正確だが)に対するマイクロアグレッションポルノやるのいい加減勘弁して〜〜〜と思いながら見>>続きを読む
分かってて見たけど悪い意味でベタという感じだった。
映像に気合い入れてます!!というのをあからさまに出してくる分、脚本や言葉遣い等の細かい粗が悪目立ちしてしまい、ところどころシュールに見えてツッコミた>>続きを読む
全然情報入れずに見たので、えっこれは主人公が加害者側で進んでくの?というか愛してるとか言いながら淡々と殺人に加担していくのサイコパスでは??と思って引いた目で観て終わった感があった
でも愛してると言い>>続きを読む
タクシーでNYのレズビアンバーに行ったら、タクシー運転手に店の名前を言ったことが理由で出禁になったというエピソードが印象的だった
「晩年、日記に差別的な暴言が書かれるようになっていった」というくだりが>>続きを読む
近年の映画にしては、若い女性キャラの描き方が記号的な感じがするのが気になってしまった
ハネスが初めて手を握り返すところといい、最後の方に出てきた幼少期に女の子とキスするふりして2人で走り去るカットとい>>続きを読む
思ったより脱力系の話だった。ところどころ微妙に芸術点の高い映像が差し挟まるのが良い
絶望に歪んだ表情の長回しが印象的だった。ちょうど今、森達也『虐殺のスイッチ』を読んでるところなので、なぜ人は正義の名の下に殺し合うんだ……となった。
主人公がリアルに追い詰められて老け込んでる感じがす>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
少女を消費することのグロテスクさを90年代末の時点でここまでのエグさで描いていたことに凄まじいなと思いながら見ていた。
が、オチで結局白雪姫チックな"おばさん"と少女の対立みたいな構造になり、ルミの描>>続きを読む
あまりよく分からなかったが、不穏な映像を楽しんだ。そんなにゲーテのファウストではなかったような気がする
テーブルからワインが出てくるところのレストランの店主?がシュールでなんか良かった