Deborahさんの映画レビュー・感想・評価

Deborah

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生きる(1952年製作の映画)

2.5

説教臭いだとかテンポが遅いだとか流行り廃りはあるとして、普遍的なテーマを描くからこそ語り継がれるものだ。
役所の書類の山には思わず笑った。
後半において、周りの人間が故人について語り合うと言う構成が、
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

2.5

バタイユを例に、富者が祝祭の蕩尽をする振りをして利己的消費に走った、と言う話だったんだなぁ。

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

3.5

初めて観たときは時代背景を理解出来ず、映像美に圧倒されるまま終わった。何度か見返したりサイドストーリーを知る事で、人気を博した理由が分かるようになった。NYの街並みの記録と言う観点で観るも良し、変遷を>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

敗戦国と勝戦国とで意見が分かれるのも理解出来るが…、戦争を経験していない世代の一人としての感想は、オッピー自身の視点を忠実に描き、脇道に逸れないよう意識したのではないか。そこに議論が無かったとは思わな>>続きを読む

ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.0

Diorメゾンの創り出すお洒落な世界を楽しむ映画。オートクチュールの美しさたるや、プレタポルテの有り難さたるや(笑)。こんなきっかけがあったら素敵だなと思う絵本のような物語。

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.5

香りもの好きは必見。嗅覚は、五感のうち特に人に伝えたり想像したりすることが難しい部類の感覚だと思う。高度な技術と才能を持った人だから見える世界をわかりやすく映像にしてくれた。

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.0

映画音楽をきっかけに鑑賞。まだ自身は鑑賞した映画の本数こそ少ないけれども、外国映画(今回はイタリア)の愛情や友情の表現方法の違いが面白いと思った。当時のシチリア人の民族性を学ぶ事も出来たし、どれだけの>>続きを読む

きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.5

完成度の高い感動系ラブストーリーである事は間違いない。その後この映画を知ったきっかけがちょっとブルーな思い出に塗り替えられてしまった私情も相まって、まぁみんな憧れるよねと、どこか斜に構えてしまっている>>続きを読む

カクテル(1988年製作の映画)

2.5

青春群像劇の中では、あまりにも自分と生きる境遇が異なる為(時代、場所、性別)、楽しく観ることが出来た。結末は時代を感じるが、スピード感と色鮮やかさが心地よかった印象。

ザ・エージェント(1996年製作の映画)

2.5

周縁のキャラや設定が大袈裟なのはUSだからと受け止めて、恋愛よりもある社会人の成長劇として20代そこそこで観るには楽しい映画かと思う。トムの主役により完成している。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

トムクルーズの役者人生に掛ける努力に感服。相変わらず格好いい。前作から36年、その間も様々あったであろう事を想うと感動する。常に磨きを掛け、成長し続ける事は容易く出来る事ではないだろう。こんな大人に憧>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

トムクルーズ作品を観漁った中のひとつ。とにかく気持ちが良い。対戦国と言う暗いワードが脳裏を過ぎる瞬間も正直あったが、空への憧れやUSAらしさは純粋に好きだ。

マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

年齢で括るものでもないが、ジェネレーションごとの立場や義務をお互いに尊重し、協働していくことの素晴らしさを学べる作品。ついつい数年おきに見返したくなる。

ちひろさん(2023年製作の映画)

2.5

「ちひろ」の人物像が魅力的。人は誰しも、仮の名前で、お面を被って、生きたくなる時がある。それもまた自分だと認めて進めるか。時折りお面を持ち上げ素の顔が垣間見える瞬間が、有村架純にぴったりな役だと思った>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.5

子供の頃、ミュージカルをはじめとする身体による自己表現を、観ることすら恥ずかしいと感じていた。
年齢を重ねてLALALANDに出会い、音楽と演技とリアル(現実)が自由に行き交う姿を観て、人生は感動的で
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