ライティアさんの映画レビュー・感想・評価

ライティア

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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

「この瞬間に死ねたら幸せ」っていうスワンキーの台詞が絶妙に刺さる。
お金で買えるものに価値を見出すか、
お金で買えないものに価値を見出すか。
とはいえ、資本主義経済の大帝国アマゾンで日銭を稼ぐジレンマ
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アルピニスト(2021年製作の映画)

4.5

冒頭3分で引き込まれた。
オンサイト(初見)にも関わらず何十、何百と繰り返し行ってきたかのような迷いの無いムーブで壁を攀じる姿は芸術的ですらあった。そしてそれがフリーソロという信じ難い映像。
彼はその
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

監督ケネス・ブラナーの自伝的作品。
9歳の少年目線で話が進ので暗すぎず良い塩梅。カメラワークもとても良かった。

光州5・18(2007年製作の映画)

2.0

「光州事件」を題材にした初の商業映画とか。
フィクションのパートがチープで史実の重さと上手く結びついていない。

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

2.5

勲章授与のシーン、なんだか映像の質感が不自然、っと思って調べたらまさかの3人とも本人でした。
幼少期のエピソードが冗長。3人の人となりを軸にしたいのなら映画タイトルはこれじゃないでしょう。

弁護人(2013年製作の映画)

3.5

軍事政権時代の韓国でのアカ狩りのお話。安定のソン・ガンホ。
鑑賞後に調べたらモデルはノ・ムヒョン元大統領の弁護士時代と。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

少しサスペンスの要素もあるのかなっと思ったけど変化球なしの家族の物語。
人身売買に手を染める悪役なのに全然憎めないソン・ガンホの演技が際立つ。
家族の絆を題材とする是枝作品ならば「万引き家族」の方を推
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

脚本、構成が秀逸。
加えて伊東蒼の演技力よ。

生きちゃった(2020年製作の映画)

2.5

感情移入できぬままラストシーン。
そんなに委ねられると逆に退屈。
役者は皆良かった。

追憶(2017年製作の映画)

2.3

富山の山々がそれはそれは綺麗で木村大作やなーと思ったけどCGがアカン。
解体シーンのプラモデル感はもっとアカン。

はるヲうるひと(2020年製作の映画)

2.2

逃げ場無しの閉塞感があって良かったけどストーリーが今ひとつ。
ただ山田孝之は凄い。

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

2.8

今や主役級の若手俳優が勢揃い。
中でも冷徹な狂犬を演じ切った柳楽優弥はやはり凄い。
ただその暴力の理由がわからない。
何が鬱積して暴発したのかがわからないと、ただのイカれた少年のお話で終わってしまう。
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.0

好きな役者が出ている平凡な映画観ると残念なキモチが倍増する。
神木隆之介も有村架純も良かった。
でも、生活圏に特殊能力を持っている人物が3人も居たら飽和状態。
舞台は関西なのに皆標準語で違和感しかなか
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.0

作画シーンが秀逸。音の使い方が素晴らしい。
でも、映画だとストーリーが急ぎ足。
10話ぐらいでドラマ化して欲しい。

あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.2

トータル5時間の大作だが一気に鑑賞。
時代背景も現代にアレンジされていて違和感なく没入した。自殺防止フェスはありきたりな着地点で、コレって必要?と思ったが、ある意味ラストシーンの為の布石とも言えなくも
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新聞記者(2019年製作の映画)

3.0

政府=悪という視点の社会派ムービー。
エリート官僚を軸にしたヒューマンドラマであったならもっと入り込めたが、原作者の政治的スタンス盛り盛りなので映画としてはイマイチ。
いい映画が賞を獲るのではない一例
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

2.8

蒼井優演じる聡のキレっぷりが凄くて他の役者が物足りなく感じてしまった。
オダギリジョーは結局オダギリジョーの枠からはハミ出せない。
この終わり方好きやなーと思ったら「マイ・バック・ページ」の山下敦弘監
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そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

全編を覆う、抗うことの出来ない現実と閉塞感が堪らない。綾野剛、菅田将暉、池脇千鶴の役作りもプロフェッショナル。
呉美保監督の他の作品も観たいし、佐藤泰志の原作も読みたい。

ひとよ(2019年製作の映画)

4.5

佐藤健がちょっと格好つけすぎかな。
雄二の眼にはもっと挫折と苦悩が必要。
鈴木亮平と松岡茉優が凄くいいので気になった。
佐々木蔵之介のエピソードがやや強引にカットインしてきたが、限られた時間の中では仕
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

4.7

染谷将太は凄いね。最後まで気付かなかった。
原作未読でも没入出来る展開。
キャスティングも調度いい塩梅。
有村架純は清純な役より、悪女の方がハマる。
器用過ぎてクセのない役者だと思っていた神木隆之介の
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

2.2

童貞だからって叫びながら全力疾走って発想が貧困。星野源はキモくてハマってたけど。
終わり方がハッキリせずこちらのキモチも宙に浮いたまま。市井監督の特徴かな。
あ、結婚おめでとう星野源。

半世界(2018年製作の映画)

3.3

やはり、稲垣吾郎の炭焼き職人には無理がある。共演者とのクオリティーの差が気になって仕方がなかった。
作品そのものは良かった。
終わり方も好き。

台風家族(2019年製作の映画)

2.2

葬儀というワンシチュエーションで泣かせたかったけど無理っぽいので最後はコメディに逃げた、みたいな映画。
キャスティングもハマってない。
ただ、藤竜也は良かった。

犬猿(2017年製作の映画)

2.2

兄弟と姉妹、二組の愛憎劇。
二組の物語にする必要はあったのだろうか?ちょっと入り込めなかったかな。
結局、振り出しに戻る終わり方もイマイチ。後悔と懺悔が余りにも軽かった。

ニッチェ江上が思いの外よか
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

1.7

冒頭から女子高生が一家惨殺してて引き込まれたが、その後はB級SF、コメディ、最後はラブロマンスとどんどん退屈に。
宇宙人が人間の概念を奪う設定は面白かったけど、笹野高史チームとのドタバタや侵略シーンの
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

2.5

原作未読、クラシック音楽の知識無しでもそれなりに楽しめた一本。
クライマックスの演奏シーンには心揺さぶられた。
でもやっぱり小説の心象描写を実写化するのは難しい。原作を読んでから観賞した方が深く理解出
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関ヶ原(2017年製作の映画)

2.3

初見で理解するのは不可能でしょう。
原田眞人監督はそんなに優しくない。
そもそも台詞が聞き取れないのだから。
でもしかし、限られた予算の中で上出来だと思う。有村架純かわいいし。
弓矢で射抜かれ、短刀で
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.1

これまでの3作の中では一番好き。
正に少年ジャンプな展開。
そして、アクション凄い。役者は大変だろうけど期待通りのキレ。
志々雄、笑うほど強い。一対四とかどんだけ。藤原竜也の声シブい。
原作の比古清十
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るろうに剣心 京都大火編(2014年製作の映画)

2.9

漫画なのでストーリーは、まぁ普通だがアクションは前作を凌ぐスピードとキレ。
香港風アクションが濃くなってちょっと残念。もっと殺陣が見たい。
斎藤一を演じる江口洋介がとにかく格好いい。でもタバコ吸いすぎ
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壬生義士伝(2002年製作の映画)

4.4

モノローグに頼り過ぎな部分はあるが、とにかく役者がみんな凄い。
「おもさげなござんした。吉村先生」
その台詞が全て。そこに行き着くまでのドラマ。だからこそ、そこで暗転してエンドロールに入って欲しかった
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斬、(2018年製作の映画)

2.0

人を斬る意味に苦悩する浪人のお話。
殺陣シーンをしっかり観たいのにブレブレで何だか分からない。何だか分からないカットも多かった。
生に対するエロティシズムは必要?
指を咥えるシーンの意味は何だろう。
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.0

所詮マンガの実写化だから、と思いつつながら見してたら目が離せなくなったでござる。
ストーリーの薄っぺらさなんてどうでもいいぐらいに殺陣が格好いい。
あと、蒼井優が色っぽかった。

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