ストレンジな映画なのかと思ってたけどシンプルでストレートな映画だった。再会して改めてプロポーズからのキスシーンでベラがリードする側になってるの好き。
ビデオで遊ぶつもりがビデオに犯された、みたいな映画だった
どんだけかっ飛ばしても現実の不自由さから逃れられない、爽快感とは真逆な重苦しさ。そら最後ああするしかないよなって。
今のティモシー・シャラメで撮りたい画を全て撮ってやるという強い意志を感じる。
誤認逮捕されてから帰るシーンとかラストシーンとか、走る二人がなんだか美しかった。
ナスターシャ・キンスキーの言葉やセリフから解放されてる自由さが美しい。
このレビューはネタバレを含みます
一番ゾッとしたのは男達に名前聞かれてその度に違う名前答えて「いい名前だ」って返されるところ。あいつら彼女の名前とかどうだっていいのなっていう。
妻の浮気目撃した時と亡くなった時以外終始笑顔で、中盤移行は女服着てるマシュー・マコノヒーが最高。「あんたは既に過去の人だ」「それが何か問題か?」みたいなやり取りが好き。
良いロードムービー。岩とか平原とかゴツゴツして乾いた自然なのがアメリカの自然という感じ。
カラフルで陽な描写が続くなか唐突にはさまれる感もある殺人事件のくだりは、登場人物たちが謳歌してる恋愛が持ってる負の面というか一歩間違えたらこういう事にもなるってことなんだろうか。
エミリーが一人で自転車走らせてるシーンの木漏れ日の美しさが印象に残っている。