ファイさんの映画レビュー・感想・評価

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浅田家!(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アパレルで働くようになった若菜さんが、小学生の時に海岸で写して貰った写真を手帳に挟んで持ち歩き、大切にしている様子がなんとも可愛いらしくて、見ていてホッコリしました。
自分の家族ではなく、色んな家族の
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せかいのおきく(2023年製作の映画)

4.8

おきくちゃんが声を失ってしまったものの、中次から受け取った半紙に「ちゅうじ」と書き、部屋で悶絶している姿をとても愛らしくて、心をギュッと鷲掴みされてしまいました。
大半が白黒な画面ですが、その理由は映
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.3

地平線の位置って大切ですよね。
地平線が下にあると絵になるんですよね。
地平線が上にあるのも面白いんですよね。
地平線が真ん中だと普通なんですよね。
とても納得しました。

アリゾナとカリフォルニアで
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

4.7

とても良い作品に出会えました。
信長は歴史の中で強くカリスマとされて描かれることが多いのですが、本作では生々しい姿で描かれていて、こんな感じだったんだろうなと思いました。
そんな信長に対して一歩も引か
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.9

キャッツのミュージカルが好きで何回か観に行っているためとても楽しみにしていた作品でした。ミュージカルでは少し離れているからかそれほど違和感を感じない猫ちゃんたちが映画のスクリーンになるとリアルに人を猫>>続きを読む

弁当の日 「めんどくさい」は幸せへの近道(2021年製作の映画)

3.4

小学生に自分のお弁当を作らせることで、食育するドキュメンタリー映画です。親は一切手伝ってはいけないというのが唯一のルール。小さな子どもたちが一生懸命に作るお弁当は可愛らしく、そのコンセプトは素晴らしい>>続きを読む

ル・ミリオン 4K デジタル・リマスター版(1931年製作の映画)

3.5

ドタバタコメディの古き良き映画でした。1930年代のパリの生活を垣間見ることができて良かったです。画家のミシェルがあまりにも気が多くて、それでも惹かれてしまうダンサーのベアトリスがいじらしく感じました>>続きを読む

Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

これはかなりヤバめな2人のドタバタ映画でしたね。2人の選択がどんどん悪い方向悪い方向に進んでしまい、観ていて一緒になりかなり追い詰められてしまいました。
アメリカのティーンって、こんなテンションなのか
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あんた(2022年製作の映画)

4.6

千葉雄大さんの監督の才能に嫉妬してしまうくらい素晴らしい作品だと思いました。
この作品の素晴らしさは、伊藤沙莉さんと千葉雄大さんのあまりにも自然な演技と、その2人のやり取りを一つの作品にまとめた千葉雄
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モリのいる場所(2018年製作の映画)

4.0

山崎勉さんが演じるモリさんと樹木希林さんのお二人がほのぼのとさせてくれて、昭和を感じさせてくれる素晴らしい作品で観終わった後に何とも温かい気持ちになることが出来ました。
三上博史さんの存在については色
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

4.3

毎月美術館に行くほど絵画が好きで、最近日本画の素晴らしさが分かるようになったところの完全な初心者です。奥深い水墨画の世界の魅力を余す所なく描いてくれて感動しました。
圧倒的な迫力に吸い込まれ、あっとい
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ぼくらのよあけ(2022年製作の映画)

4.3

この映画好きです。この映画好きって言う人と友だちになりたいと思いました。
ナナちゃん好きです。ナナちゃんのこと好きって言う人と友だちになりたいと思いました。
子どもにも、その昔子どもだった大人にも見て
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a-ha THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.6

「Take on Me」が爆発的にヒットし、ビジュアル系として売り出され、その後にぶつかり模索しながら、今も現役でツアーをしているレジェンドと言っても良いのではないかと思いました。
モートンは以前のよ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.8

私め天体観測が好きなので、初めて彗星を発見できた時の感動はきっと人生最高の瞬間だったと想像できます。その直後に軌道を予測してみたら、地球に衝突することが分かってしまった時の衝撃は計り知れなかったと思い>>続きを読む

博士と狂人(2018年製作の映画)

3.9

「舟を編む」のような作品かと思ったら、原作はノンフィクションだったんですね。オックスフォード英語大辞典の誕生秘話は、途方もない海原を小さなボートで航海するように無謀で果てしない苦労の連続だったことがと>>続きを読む

演じる女/A Woman Who Acts(2020年製作の映画)

5.0

本作を鑑賞した直後はじわじわと感動して良い作品だなぁと感じましたが、満島ひかりさんが演じる好子という妻の立場で見ると、なんとも悲しい映画であることに胸が締め付けられてしまいました。
途中、満島ひかりさ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

ゲームの世界のモブキャラが正義の味方となり、活躍する話に共感しました。
ガイのクローゼットが整然と同じシャツとパンツが吊るされていて、一つ一つの洋服の間隔に余裕のある状態が羨ましく思いました。
モブキ
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.4

ロンドン好きには堪らない映画ですね。現在のロンドンも1960年代のロンドンも両方とも楽しめて、とてもお得感がいっぱいで、ロンドンあるあるを堪能しました。
ホラーやスリラーが全く得意ではないため、何度も
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グレタ ひとりぼっちの挑戦(2020年製作の映画)

3.6

小さなストライキから始まった賛否両論のあるグレタさんの活動について、ドキュメンタリーとして映した本作は、グレタさんは何をすべきは具体的には語らず、政治家のリーダーに気候問題に取り組むことを促しています>>続きを読む

スターダスト(2020年製作の映画)

3.9

デヴィッド・ボウイがスターになる前の姿が描かれている本作は、彼の音楽が評価される前の暗く狂気との境にあった時代が大衆に受け入れられなかったように、映画の評価も分かれると思いました。アメリカのマーキュリ>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.2

実在の話を題材にしているんですよね。マスコミは華やかな世界なだけに、闇も深そうだと思っていましたが、本作を観て想像以上に闇が深くてゾッとしました。

グラッチェン(ニコール・キッドマン)、メーガン(シ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

鑑賞したのは少し前になり、レビューが遅くなりました。撮影秘話も合わせて鑑賞しました。出演料としてレッスン代を徴収して、レッスン代が映画撮影の費用になっていたことに驚きです。レッスン代って普通なんでしょ>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.1

下弦の壱 魘夢の見せる夢の世界に救われる子どもたちが切なくて泣けました。それぞれが抱える現世での辛い思いから助けを求める姿に、物質的に豊かになった令和の世になっても変わらず、普遍なものを感じました。>>続きを読む

子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.2

冒頭のアニメにスクリーンを完全に間違えたと焦りました。モルタル、セメント伯爵、KOTEKO、豪華な声優さんでしたね。スピンオフでも成り立ちそうですね。劇中アニメ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.1

ハダシ監督の熱い思いとブルーハワイの思いが同じと思いきや、実は違っていたに青春の香りを感じました。よくある設定ではあるものの、時代劇を絡めているあたりが憎い演出ですね。さすがにリアルな時代劇にはついて>>続きを読む

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)

4.5

アンジーが演じるハンナがとにかくカッコ良かったですね。コナーに対して1人の人として接していて、そのサッパリとした面と、しっかりと抱きしめる面とその感じがとても素敵でした。美しいモンタナの自然とそこで暮>>続きを読む

映画 太陽の子(2021年製作の映画)

4.5

日本人に是非観て頂きたい映画です。いや、これは日本で生活する全ての人の必須科目ですね。
先人が必死に生きたからこそ、今こうして私たちが生活出来ていることに感謝しかありません。
柳楽優弥さん演じる修さん
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Be With You 〜いま、会いにゆきます(2018年製作の映画)

4.1

韓国の小学校の運動会が白組と青組だったのが面白かったですね。親子リレーがあたり、応援の仕方も日本と同じで、実質的な距離の近さって関係あるんでしょうね。
韓国らしいところもあり、本作のテイストをしっかり
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ミナリ(2020年製作の映画)

4.3

冒頭でいつの時代においてもお金の問題は夫婦の間で喧嘩の種になると思いました。
夢を抱いて新しい生活の場にやってきた家族がそれぞれの思いをぶつけて、衝突を繰り返しながら、少しずつ家族が出来上がっていくの
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劇場版ポケットモンスター ココ(2020年製作の映画)

4.3

父と子の絆を描いた本作に心をグッと鷲掴みされました。思えばポケモンと一緒に成長したことに改めて良かったなぁと思いました。
そして聞いて下さい。とうちゃんザルードがめっちゃカッコいいんですよ。しかも強い
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家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

4.1

小さい頃に絵本で読んだことのあるようなとても優しく心温まるストーリーに、夜寝る前でも安心して観ることが出来ました。悲しくも切ない場面がいくつかあるものの、それでもレミの目を通して描かれているストーリー>>続きを読む

スパイの妻(2020年製作の映画)

4.3

この時代は特有の暗さと明るさがあり、その両方の空気感を絶妙に画面いっぱいに映しだしていて、胸が締め付けられました。聡子さんが途中からギアが変わり、大義を成し遂げようとするあたりから、グッと惹きつけられ>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

4.0

時間を巻き戻す系のお話はある意味テッパンネタなんですよね。それだけ、あの時違う選択をしていたら、今頃は違う結果になっていたと思うことが多いんですよね。そうならないために、後悔することのない選択をするよ>>続きを読む

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

アメリカの西海岸の高校生らしさが画面から溢れていましたね。
同級生が実は遊んでばかりではなく、勉強もバッチリ出来ていたことを知る場面ってトイレの中だったんですが、謎に女子も男子も同じトイレにいて、アレ
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

3.9

おっこちゃんがとてもしっかりしていて、健気で可愛い過ぎて泣けました。
こんなステキな若おかみがいる旅館があったら、絶対人気になりますね。
ピンふりの真月ちゃんが、おっこちゃんのピンチを助けてくれる場面
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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.5

色々とツッコミどころ満載ではありますが、映画と言うことでコンプライアンスに関することはこの際、置いておくことにします。
私が好きな映像は、雲の上に出て飛んでいるところと、夕陽をバックに飛んでいるところ
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