HIROさんの映画レビュー・感想・評価

HIRO

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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.8

朧気な愛の輪郭を、互いの名で確かめ合い、分け合う
諦めのついてしまうやり切れなさと、美しいシチュエーションの中に漂う心象風景、ノスタルジーが魅力的
時代背景も鑑みて、きっとオリヴァーは過去の経験で傷つ
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

母と家族、そして人そのものの持つ強さをひしひしと感じた

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.8

ラブロマンスかと思いきや実はヒューマンドラマ

出会ったばかりの2人が愛について哲学的に考察していく一見突拍子も無いような状況を、ストーリーや映像の雰囲気もあり違和感なく楽しめる

序盤の街へ誘うセリ
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

4.0

時間は全てを赦す的な物語
深い悲しみは癒えることは無いが、時間は我関せずと思考や環境を変化させていき、人がまた世界に順応できるよう手助けをしてくれる
現実に光を見出すのではなく、泥のような闇の中にも光
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

人の価値観の話
タクシーという始点と終点が決まっているシチュエーションが人と人の交差の瞬間を際立たせる
自身の人生をシネマティックにしてくれる作品

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.2

誰しも特別でありたい、自分だけは特別だと思い込みたい人間の生々しさ、虚栄心を自己中心的な方法で満たそうとする人間の醜さをユーモラスに演出
サントラやカメラワークがロマンティックでとても良い

レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.3

ロマンティックとドラマティック, 夢想主義と現実主義の交差

「アーティストね 情熱的な人種だわ」
「現実は夢を諦めた人の世界よ」

霧のかかったニューヨークで、不確かなものを追い求めるロマンチスト
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