mGmGさんの映画レビュー・感想・評価

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

4.3

原作は1巻しか見ていないので何とも言えないが、凡庸なアニメ化によって原作の持つ非凡なテクスチャが失われていたように感じる。それによってオタク会話のキツさや演出のミスマッチが浮いてしまい、しばしば世界に>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.4

加害者側から観た「良心の叱責」という思想、実際に起こった悲劇との距離感、醜い責任転嫁、愛国。聡明で優秀な科学者が戦争に加担した事で起こった顛末を描かなければならない、というノーランの意志を感じた。俯瞰>>続きを読む

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.2

良いところはあるし目にも楽しいけど、あれ?これ面白いか?となる。小ネタやギャグのユーモアを見せたいという気持ちが血湧き肉躍る興奮を邪魔していた。ストーリーラインもなんやねんと思うし、CGも昔のゲームの>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.4

映画らしい映画を観ると嬉しくなる。今作も全編を通してそんなことを感じていた。

特定の登場人物の主義主張で映画全体に整合性を持たせるのは難しいが、そもそも群像劇なので各々に答えがあると思えば観やすくな
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

どうしてあの狂ったシーンの連続で1本の映画としてまとめ上げられるのか分からない。素晴らしい音楽や意図されたカメラワークが一役買っていたのは確か。自分の感受性がもっと生きている時に観たかった。

最初は
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.3

1では映像的な演出がかなり映画の邪魔をしていたが、シリーズが進むにつれ馴染んでいき感慨深い。多少長くは感じるがアクションをしっかり堪能できて満足感はある。日本のシーン、そしてヌンチャクのシーンいる?

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.3

元が大人気TRPGなので世界観が構築済みとはいえ、ファンタジーを存分に味わえた。元ネタの壮大なスケールをそのまま映画の中に違和感なく落とし込む手腕が素晴らしい。丁寧な動機づけやエンタメのバランス配分が>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.2

主人公の味付けが絶妙でモキュメンタリーとして楽しい反面、撮りたい画を優先した為にリアリティラインが下がっていた。キャラも場面も演出しようとすればするほど学生映画の様になっていたのが悲しい。

アクショ
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REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ふーん、で終わるパート1だった。チームアップされる面白さもあまり無い。並の物語。
他のデカ宇宙系映画でも思ったが、実は敵死んでませんでした〜(というより生き返ったが)は、何でもありになってクソ冷めるの
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(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

様々な歴史モノの中でも見やすい部類に入るのではないかと思う。「時代劇」という括りで描いていない戦国の動乱はただただ狂気だった。その狂気対決に敗れた者、巻き込まれた者が死んでいく。

その中でも秀吉含め
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.9

あまりにもキャラやセリフが虚構過ぎてキツかった。「演じている」という事実がずっと上滑りしていた。この雰囲気ならアニメの方がまだ馴染むのではないかと思う。ただアクションは良かった。

マーベルズ(2023年製作の映画)

4.3

映像、場面としてはめちゃ良かったし、往年のマーベルのような王道感があった。
しかしその場面をつなぐ物語がなく、整合性が無い為もどかしい気持ちになる。面白い映画を素人がカットしたようだった。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

4.0

なんで全員性犯罪者の味方ベースやねん、という気持ちが拭えなかった。投稿映像のパートが長過ぎた。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

感想忘れ。

続編の為の物語。素晴らしい映像表現に意外性のない古典的なストーリーが足を引っ張っていた。ここまでの舞台を準備できるならそれをフルに活かして見たことのない世界が見たかった。

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

4.2

モキュメンタリーではなくモキュメンタリー風映像だった。VTRが長すぎる&演技すぎる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

よくこの物語を映画に出来たなと思うけど、この物語は映画でなければ語れなかったなとも思う。

テーマは普遍的なものだけどそこに様々な表現や哲学、ジャンルを用いる事で見たことの無い、でもいま存在するべき映
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

4.3

DCはヒーロー映画がワクワクするものだと思い出させてくれる。

冗長なオリジンや何の新規性もないストーリーを忘れさせるような神話性のある画作り。そしてちゃんとアンチヒーローとして悪人を殺してくれる。グ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ!最終章(2015年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

どうしても今までの総決算という重みが加点されてしまうが、他作品とのクロスオーバーも含め展開がはちゃめちゃで面白く満足した。

オカルトで嫌なテロリストだった男がSIRENでいうSDKのような存在になっ
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オカルト(2008年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

コワすぎ!の最終章前に観た方が楽しめるとの事でレンタル。

男性性の嫌なところを描くのが上手い。それを描こうと思っているかどうかは不明だが、監督作は人間の嫌なところ=ホモソーシャルの嫌なところという結
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版(2014年製作の映画)

4.1

ちょっとダレた。今までをなるべく総括しようという優しさが主題のあやふやさに繋がってしまった気がする。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

今作は今までより、物語を作ろうという方向性を感じる作風になっていた。

それによって選択されたタイムリープというジャンルも相性が良かった。ただそのからくりに目新しさは無く、何度も追われる面白さというよ
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

4.2

河童がいました。相変わらず無茶苦茶さに磨きがかかっていて面白い。モキュメンタリーの面白さの一つであるリアリティを感じさせないが、心霊ビデオの雛形を踏襲しているという点でカバーしていた。真面目に面白さへ>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

4.2

蛇女を2だと思って50分ほど観ていたら、超の方だったと気づき慌てて止めた。

前作より無茶苦茶になっていて良かった。1でのキーワードも拾いつつ謎を深めていく作りが面白い。暴力や怪異もパワーアップして楽
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.2

前作は自分のヴェノム像との乖離やゴア描写の排除に嫌気がさして観るのを辞めたが、ゲーム『ミッドナイトサンズ』でヴェノム像を更新できたので鑑賞。

相変わらず残虐というほどでもないしアクションシーンも少な
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-01 口裂け女捕獲作戦(2012年製作の映画)

4.1

ふわ〜っと終わっていった。ホームレスに対するあまりに酷すぎる恫喝シーンがキツかった。説得力がある。

随所に笑えるシーンがあり無駄なシーンも少なかったので飽きずに観られた。めちゃ面白いわけではないが観
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.1

作りたいシーンや観たいシーンが先行して、それを補うシーン(アクションや会話)がおざなりになっていた。興味深い事象の連続ではあるが映画としての画の連続の役目が果たせていない。
あとアクションシーンが生身
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ブラッド・アンド・ゴールド ~黄金の血戦場~(2023年製作の映画)

4.0

取り止めのないアクション映画。群像劇が上手い人達が作ればもっと面白くなったと思う。

X エックス(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ポルノとホラー、有神論と無神論、若さと老い、エロスとタナトス、愛と嫌悪、様々な2択を提示し、つまるところこの映画の答えは両者であると提示されるような映画だった。どっちつかずではあるがそれらを全てグチャ>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

思っていたよりもエンタメ色が残されていながらも、しっかりとした描写と阿部サダヲの演技で陰惨なトーンを保っていた。

作品の大枠自体は良くあるものだと感じたが、そこに至るまでの各々の心情や行動に違和感が
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DC がんばれ!スーパーペット(2022年製作の映画)

3.9

カッコいいか可愛い、どっちかに突き抜けてくれ〜!あと動物にしか描けない魅力的なストーリー、掛け合いを見せてくれ〜!苦悩を1秒で解決し、キャラを軽くしないでくれ〜!

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.3

女性や聴覚障害である事の差別、個人のエゴや優しさ、続ける事の辛さ。様々な事がとてもフラットに描かれていた。それを映画として組み込めたのは特に岸井ゆきのさんの演技でもあるし、映像への美意識でもあるし、細>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

4.2

やってる事は好きだけどセンスと構造が微妙。どの役職や段階でダサくなり情熱が奪われたのか分からない。

話の辻褄、せめてキャラクターの心の整合性がほしい。そこでその行動をする理由が分からない。意味不明な
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

酷評する程でもないが擁護はできない完成度だった。キャラも世界観も光るものがあったが物語と心が無い。

適当に物語を進めるから、なんで?みたいなシーンも多く見辛い。カーンの余裕が無くなるのが早い。壮大な
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

見せるべきものと見たいもの、その全てがあった。彼らを通して描くことに意味がある映画だった。鼻と目から感情が全て出て行った。

今回はチームアップされた新メンバー同士の理解を深め、かなり通じ合った所で解
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.3

ミニオンズは疲れた心に効く。しかもちゃんと面白かった。清く正しい悪党を目指すミニボスは可愛い。あざとく単純なミニオンも可愛い。加えて今作は敵味方しっかりカッコよく満足。

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