マサキさんの映画レビュー・感想・評価

マサキ

マサキ

映画(26)
ドラマ(2)
アニメ(0)

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

2.7

漫画原作というのを観賞後に知り、台詞の語尾等に感じた違和感の正体に気づけました。
漫画原作はやはり漫画の特殊な劇的表現を超えられないことが多いので、キャラや設定が浮ついて見えるのですが、この作品も同様
>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっとファールチップを観せられてたような作品。

原作未読なので、映画で初めてこの作品に触れましたが、キャラの深掘り(特にアキ)が足りなさ過ぎてクライマックスの感動や、イジメられてた時の苦しさが感情的
>>続きを読む

響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.8

いくら演技が上手くても、役にハマらなければ下手に見えるし、演技が下手でも役にハマれば上手く見える。主役の子の演技が上手いかどうかは分からないですけど、ハマり役なのは間違いない。

コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

2.8

奥寺脚本としてはドキドキや驚きが足りなかった。原作モノなので自由度が低くかったのは考慮できますが、淡々と感動しろエピソードが流れていた気がします。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.2

名作には名作と呼ばれる理由がある。
映画を純粋に愉しむということを教えて貰えると思います。

君の名は。(2016年製作の映画)

4.0

RADWIMPSのMVと言われガチだが、映画としての完成度、脚本の密度は高い作品。
新海作品の入口としては最も優れた作品で、新海節が少ない分観やすいと思います。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

バットマンを観たことがない人間にとってはこれまでのJOKER像が存在しない為、先入観なしに楽しめた。
正義の反対が正義だということを分かり易く、面白く表現された傑作だと思います。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.3

恐竜対人の部分が物足りない。
歴代キャラのオールスター感謝祭をしたいがあまり、恐竜が賑やかし程度の役割にしかなっていなかった。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.7

楽しみ方を知れば確実に楽しめる作品。映画を観た後、さまざまな考察を知り、もう一度観れば更に面白さが分かると思います。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

二人の関係に対する伏線が無く、アレはただの反則。アレがありならこの作品の中で誰かが魔法をいきなり使っても許せるくらいの暴挙。
それに反則を使っても面白くならなかったのは最悪の一言。

万引き家族(2018年製作の映画)

2.1

『映画を評価したい人』向けの映画。
楽しみたい人間にはおすすめできない。

告白(2010年製作の映画)

4.0

湊かなえをイヤミスの女王にした原点。
観れば観るほど面白くなるこの作品はいつ観ても好きな作品。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.8

是枝作品はテーマが強過ぎて苦手だったのですが、今作は喉越しよく観れて尚且つ面白かったです。
これぐらいの濃さでもテーマは伝わるので、次作もこのエンタメレベルだと嬉しいです。

セッション(2014年製作の映画)

3.7

過激で情熱的な作品。
芸術とは表の美しさと、裏の醜さで完成されているのだと感じました。

余命10年(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

原作と映画の違いを話すのは土俵が違うのでアンフェアだと思うのですが、原作では余命幾許もない茉莉が彼に対して歯を食いしばりながら自らの想いを封印して別れたことが映画では伝わらなかった。

アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.8

とてもテクニカルな作品。
感情ではなく、テクニックを観る作品なので共感性は全くなし。
多くの人間の欲望が混ざり合って起こったラストに矛盾が存在しないのはアカデミー作品賞の名に恥じないレベル。

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

新海誠×エンタメが新海作品の中で最も心地よい作品。
『世界の為に誰かが犠牲になる』作品ではなく、『大切な人の為なら世界を犠牲にする』自分が求めているのがこういう作品だというのに気付かされた作品でした。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

ヒューマンドラマ、コメディ、サスペンスと切り取る場所によって様々な顔を魅せる本作は、エンタメと社会的テーマを完璧な配合で提供してもらえる傑作。
惜しむらくは、自分に韓国情勢の知識があまりにも不足してい
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

ラブストーリーといえば出会い〜結ばれるまでを描く作品が多いなかで、結ばれた先を描いたことに高評価。更にその先で大きな事件が起きるわけでもないのに登場人物たちの心情変化を描ききれたのは坂本裕二脚本だから>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.5

王道とは先人達が導きだした最高の近道なのではないかと思えるほどに王道。

お見事以外に言葉は必要なし

言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.4

新海作品で最も好きな映画。
お互いに感情を吐露すれば良いのにと観客に思わせてからの焦らしが絶妙。そしてその爆発のタイミングも完璧で、新海作品の特徴である画と音楽について触れようとも思わせないほど面白か
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

3.7

時系列の使い方はテクニックがあって面白かったです。
子から親。親から子へのそれぞれの想いが感じられた良作。

登場人物全員が善人過ぎて、フィクションとはいえ最低限のリアリティラインをオーバーしてしまっ
>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスだと思って観たら、『母性とは何か?』をテーマにしたヒューマン系映画だったので広報ミス。
肝心の母性についても、その解釈を視聴者に任せすぎて、湊さんを含めた製作者サイドの思想が見えず、なんとも
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

2.6

細田さんの演出は歴代の映画監督でもトップクラス。でも脚本は……

画が綺麗や音楽が良かったなどは正直この映画の長所であり、欠落部分を隠してしまう短所だと思う。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

ロードムービーの部分は文句なしで面白かった。ただ終わりの部分は難解で、テーマ性が強すぎて迷子になってしまいました。
難しいテーマに挑戦したのは分かりましたが、『今あるこの景色は永遠ではない』というテー
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.6

『普通ってなんですか?』
これをテーマにしている物語は、ただただ『普通』を否定したいだけの自己満足映画なので普通な自分からしたらつまらない。
ただこの映画は『普通の否定』ではなく、『普通の探求』であり
>>続きを読む