アオサギの皮をズルリと脱いで現れる不気味な男。口をパクパクさせて迫ってくる鯉の群れ。眞人の身体をよじ登る無数の蟇、巨大魚の腹から溢れ出すはらわた。ザワザワと感覚を揺さぶる映像の素晴らしさにまずは圧倒さ>>続きを読む
人々から透明人間のように扱われるトイレ清掃員という仕事を、愚直なまでに誠実にやり続ける平山。こんな仕事ぶりにこそ、神は宿るのかもしれない。
平山という男が、どれだけ多くのものを捨ててきたか、詳しくは>>続きを読む
宮沢賢治の父が、後継ぎや信仰の問題で賢治としばしば対立していたというエピソードは知っていたが、実際には誰よりも深く賢治を理解していたことが、よくわかる映画だった。
主役は父なので、賢治の内面を深く掘り>>続きを読む