なぜにカラーじゃねえんだ!?坊主がらみのところはカラーだと輪をかけて嘘くさくなったとは思うものの……佐野浅夫のおっさん、それにもちろんのことながらアプレの現代美術くずれのタミーがまじで最高。
河合優実がほんとに達者だということはわかるけど相手役の子の素朴さのほうが好ましい。アニメとしての出来っつうと漫画のほうがまだましだった記憶がという感じ。
とはいえ漫画のほうもいうなれば「人の人生の責>>続きを読む
おもろいしすべってもいないんだけどフランスの平常運転の、ブラックでもないような灰色精神のかけらもないんだよなこの映画。どおりでアメリカがリメイクしにくるんだと思う。
本のタイトルでやりとりしてみたり、やってることはかわらないのにアンナ・カリーナが"かわいいおれの新妻"から"ファムファタール"になっていくにつれてどんどん絶望に近づいていくし、意地悪なアンジェラ、歪ん>>続きを読む
オープニングのものすごい力。いまや「ダンス教室の音楽にゲンズブールが噛んでいる」という説だけが気になるところではあるものの。
「古かろうがええもんはええ」、「開拓の余地あり」と思った最初の映画だった気がする。前置きがちょっと長すぎるけどそのぶん本題にすべりこんでからのおもしろさが鮮やか。凡庸な終わりかたもしてくれないしね。フ>>続きを読む
ただ繰り返されるシークエンス、"ピラミッド"の緊張、恋の鞘当てを超越した征服劇そしてなにより交錯する現在と過去、倒錯する幻想と現実。だいたいこれ始まってすぐ話自体は終わってるんだよな。
悲劇性ばかりてめえの目の中で大うつしにしてみんな見たがるけどもっと俗っぽい部分を見なければいけないのではと思った映画。
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"父"はウズベキスタンにいた!音楽がはまんないこの人の映画はなんかはまりきれない。トレネのビヨンド・ザ・シーじゃちょい弱い。まあいまのパリの映画見るよりはそりゃよほどいいけど。
デュヴォシェルの顔に似合わんおっさん声が断末魔に活かされてないのは不満としても、ドゥニにしてはまあまあ。オナニストのギャロにぴったりの役をあてがうのはフランスまで呼ぶからには当然なんだけど、ベアトリス>>続きを読む
いろいろかぶせてきすぎだろ!のりつけてくる金持ち金持ち金持ち、三段階引く記者会見のカメラ……まあ何回も中庭にかかるスピーカーってのは超ウケたけど、ウケさしちゃいかんだろコスタ=ガヴラスは!自分たちが目>>続きを読む
メルヴィル名物後半のダレもなく悪くない落としどころでないこともないとは思うけど……なんだろう、資金繰りかね?まさか「描写しないのが一番強烈な描写」なんてことはないだろうし。piano-barって"バー>>続きを読む
バルドーにもドロンにもコスチュームは無理あんだからこのふたりにも無理ってことじゃあないの。
vraie fausseなあ……リヴェットにはその楽しみにしか見出せないときもけっこうあるような、でもそれこそ映画よねって気もするような。駅のシーンとかは悪くないけど。
男と女と男と、ドMの顔したスターリニズムにスウィングが入れば手を変え品を変えたということなんだろか。まさか『橋の上の娘』にひきつぐべきなのかがあったとは。娼婦がバカ男のためにカンパだなんてわしゃあジャ>>続きを読む
アンリ・ヴェルヌイユはつくづく昔の人だな。冒頭の金庫破りの装置のダイヤルの音、合鍵を掘り出すドリルの音、落とされる金魚鉢の割れる音……そこにかぶさる『恐怖に襲われた街』よろしくのパトカーのドアの閉まる>>続きを読む
"Cache"なんてタイトルに意味ありげなヴィデオづかい、やだねえ。謎とき(およびその見せかた)がつまらない場合、「中央の空虚にたどりつくのみ」という意味で玉ねぎを一枚一枚むいていく行為に当然近いのだ>>続きを読む
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アンテルムでナチにしてもこんなわかりやすいデュラスはすごいな。共作スタッフ優秀。優秀ついでに"ホールドアップ"で切っといてもよかった。一族つれてきてでけえ声だしてみたり雑誌おいといてるんるんのアリダ・>>続きを読む
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まさかこの二人でラブシーンはないよねと思いきや……ここじゃあ女も生涯現役宣言!年取ってもシニョレはきれいかもと思った初めての映画。「見て見ぬふり」などヨーロッパ……いや少なくともフランスには存在せず「>>続きを読む
ブニュエルの中ではさほどでもないとは思うんだけどこれを見なければ「サイレント映画の中ではみんな口のきけない不具者である」ということに思いいたりもしなかった。あれほどマルクス兄弟見てたのに!
ルメルシエがギトリだなんてのはさすがに勘違いも甚だしい。ブルガラも劇伴もっとうまいのかと思ったのだけど。
ところどころジョヴァンニ志向?主題歌はいいんですけど。モード映像的うまさの人がモード映像を内面化もせず終わるって逆に珍しいけどね。
すべての頓挫を超えて。原作では尽くすマッチョのはずだった"ジョゼフ"は頓挫のすえの消尽ゆえにいまそこに在るって感じでまさに死んだあとのハリウッドという感じ。
ガキのころゴダール恐怖症を発症させられた元凶の映画。おもくそ『男性・女性』と『女と男のいる舗道』の変奏であるというだけだった。
余計なおしつけがましさと変な格調高さがないという意味でマルはレネなんかよりよっぽどドキュメンタリストたりうるのは当然なんだけど、その感じが「ここでどうするか」ではなく「ここでどうすればいいのか」という>>続きを読む
ドヌーヴとマストロヤンニがやることで「こんなことがどうしてこの素晴らしい、美しいわたしたちに起こりうるのか」に見えちゃうんだよなあ。スターを使わないと採算が合わなくなってきたのかもしれない70年代フラ>>続きを読む
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クラピッシュが、家族=最小社会がふいにfranchementに流れていくとき不和が露呈しさらなる不和を呼ぶというベタをなぜバクリとジャウィでやる必要があったのだろうな。
マレーのあごはモルガンのエラをも薄める。裁判がもう少しだけからんできてもよかったんやない?
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なんやわけのわからんパワーはある(エロパワーではなく)。最後の「メトレース」があれいいんだわ。「モナムール」じゃないところが。
陰湿も過ぎれば嫌気がさす。とはいえいくら暗く流れても不快ではない監督を思いおこせばヴィリエに力がないという結論にぶちあたるのみ。