まいたらしえくらんさんの映画レビュー・感想・評価

まいたらしえくらん

まいたらしえくらん

映画(687)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

いのちの戦場 -アルジェリア1959-(2007年製作の映画)

1.0

「親しみのある敵」という原題を邦題に活かさんかいワレぇ。この人のフィルターはいつだって奥ゆかしいなあ。

しかしインドシナ戦争どころかレジスタンス時代とも比べものにならないほど悲惨なアルジェの企画をわ
>>続きを読む

イン&アウト・オブ・ファッション(1993年製作の映画)

-

これ見て『モード・イン・フランス』はもう見なくていいなとは思ったわ。

イリュージョニスト(2010年製作の映画)

-

コケットリーのないおっさん×女の子ものだなんて!タチだといえばなんだって許されるとでも思ってるのか!

インドシナ(1992年製作の映画)

-

アジアをまたにかけた壮大な母娘どんぶり。「ベトナムになってしまった国のその後なんてわれわれに関係なかろう、そんなものアメリカにでもまかしておけ」といったところが実に宗主国的な映画。

田舎の日曜日(1984年製作の映画)

-

タヴェルニエなのになと考えると田舎以外特に見るところはない。

イブラヒムおじさんとコーランの花たち(2003年製作の映画)

1.0

そしてラジオからは同じ曲。

「サリュ・レ・コパン」とか言ってみて撮影シーンに流してみるぬ〜ゔぇ〜るゔぁ〜ぐみたいなダッサい歌とかバルドーのしゃべりかたまでまねさせられてんのかのアジャーニ特別出演とか
>>続きを読む

医師(1957年製作の映画)

-

しかし57年ともなると(ヌーヴァルヴァーグに対しての)「旧波」映画は見ねえ顔がばんばか出るな。旧かろうとさすがはフランス映画で顔は立派に顔なんだけどさ。

イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.0

まーた室内は手持ちか?よく飽きねえな。
しかしジェレミー・レニエは泣きながらの演技がものすごいいいね。手詰まり感が『ロゼッタ』より全然いい映画だと思うけど。でもまあガキをダシに使わない映画を見てみたい
>>続きを読む

いぬ(1963年製作の映画)

1.0

ノワールなセルジュ・レジアニ……!
メルヴィルは「おはなし」に凝らなくていいんで画で勝負してくれよ。

インモラル物語(1974年製作の映画)

2.0

製作がアナトール・ドーマンっていうのがよくわからないオムニバス。「満潮」はなかなかだったけどね……もしかしたらルキーニは若者スターとして売り出されるところだったのかね。

イザベル・アジャーニの 女泥棒(1977年製作の映画)

2.0

デイヴィッド・ハミルトンもはだしで逃げ出すんちゃうかこのソフトフォーカス。しかしなかなかいい、『スリ』へのオマージュな感じなのか。

いちばん美しい年齢(とし)(1994年製作の映画)

1.0

なんでこの下の毛がよくって『ゴダールのマリア』があかんかってん。
学校はファシズムじみた思想統一の現場だというのは結構、もっとこう真に迫るいびりができんもんかな。儀式じみすぎてていま中世なのかと思った
>>続きを読む

居酒屋(1956年製作の映画)

2.0

暗いなんてもんじゃなく陰惨。しかしクレマンはあいかわらずの芸術性だねえ、どうしようもない旧さではあるが。「食う」というのはそばでテーブルを囲む相手に内臓をチラ見せさせるようなエロな行為ですね。

いとこ同志(1959年製作の映画)

2.0

なんで"いとこ同士"じゃないのかとはずっと思っている。
スノビッシュそのものの集団いじめの陰湿さはたぶんあんまり関係なくどうにも暗い。この暗さは『鬼火』にも通じてはいる。シャブロルみたいなまあまあ死ぬ
>>続きを読む

イヴォンヌの香り(1994年製作の映画)

-

あいかわらずロマンチシズムの自家中毒っぷりだな。

愛、アムール(2012年製作の映画)

1.0

90前で垂れきった胸どころか下の毛まで見せかねないリヴァは確かにアカデミー賞好きしそうな女優であるとして、であれば鳩もノミネートしてやればいい。演技派だろ。

ハネケはなんというか映画=ドキュメンタリ
>>続きを読む

アルス(1959年製作の映画)

-

まんなかに人間がいない映画をドゥミがうまくできるわけねえ。

ありふれた愛のストーリー(1978年製作の映画)

1.0

シュナイダーにブラッスールつこうてこれかいな!なぜ中年になりきるまでブリュノ・クレメールがよくなんなかったかがだいたいわかった気はした。

あの夏の子供たち(2009年製作の映画)

3.0

『チャオ・パンタン』以外見たことない二部構成かと思いきやちょっと違った。だいじなところで腰が弱いという最近のフランス映画らしさはやっぱあるけど悪くはなかった。エンドロールとタイトルの出かたは完璧だった>>続きを読む

悪魔の美しさ(1950年製作の映画)

-

シモンがあばれたおすのはルノワールの映画でだけじゃなかった……!
クレールあいかわらずすべっとるけどシモンとジェラール・フィリップが研究室の煙の奥からカメラをのぞきこむ画はさすがこの二人という感じ。

雨の訪問者(1970年製作の映画)

-

男と女がプラトニックなところ、『さらば友よ』を受け継いでいるものがあるとすればそこだけ。結局、70年代フランス映画に女はいらなかったんだと思う。しかしこれがエヴァ・グリーンの母親か……

愛を弾く女(1992年製作の映画)

2.0

ひとりでよがってすらいないただのひとり。一歩退くどころかずんずん下がっていく関係の好きなソーテらしい映画、そこに持ってこられるある意味でひとりよがりのモーリス・ラヴェル。80年代にエネルギー過多な役ば>>続きを読む

愛より強い旅(2004年製作の映画)

-

「居場所がない」だなんて爪噛み出すところも含めて、ガトリフがほんとに作りたかったのはどうやらこういう映画らしい。しかしだからなんだという話。バンリュー育ちのわかもんにはクるできなのかどうかだけが気にな>>続きを読む

愛の昼下がり(1972年製作の映画)

2.0

倦怠期をこう描くのはやっぱ、括弧つきのフランス映画ってロメールのことなんじゃないかと思ったわ。出来不出来の話じゃなくって(まあロメールではいいほうなんだけど)。「妻を抱くことを通してすべての女を抱く」>>続きを読む

テンダー・カズン/妖しき従姉妹 テンダー・カズン(1980年製作の映画)

1.0

郵便屋やら使用人がしらのおやじにまで一種の優美さ(の残滓?)があるのは"さすが"を通りこして笑ってまう。俳優なんかやる気もないようなどっかの馬の骨の美形を引っ張ってくるっていうこの感じ、ベアールみたい>>続きを読む

アッシャー家の末裔(1928年製作の映画)

1.0

この映画自体はそんなよかあないと思うけど、『バレエ・メカニック』やらマン・レイやらシュルレアリスムの自動筆記みたいな映画が前衛だったと言えるのであれば、映画でいう古典とはまずドキュメンタリー、続いても>>続きを読む

ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

2.0

スウェディッシュポップの雑な扱いに呆れる。メキシコまで行ったんなら毒薬じゃなくお注射オーバードーズであるべき……じゃねえな、そもそもイタリアであるべき。真に荒唐無稽でありたければ逆に全部原典を押さえな>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

2.0

ワイズマンはテーマが自分に近すぎるとダメだな、『ジャクソンハイツ』のが全然よかった。
"大麻ショップをエリアに作るにあたってのみなさまのつどい"でのショップ側の話がむしろ役所のシステム、いやむしろシス
>>続きを読む

愛されるために、ここにいる(2005年製作の映画)

2.0

さすが、かつては"舞台からしか人が出てこなかった"国の映画。ちょっとよい恋愛ものがまたしてもおやじものっていうことについては"さすが"を超えてるけど。

あるいは裏切りという名の犬(2004年製作の映画)

-

フィルムノワールにすらなってないような。あっさりとクールをはきちがえてる気も。

アンジェラ(2010年製作の映画)

-

ベッソンはもはや映画撮る気ねえのかもしれねえな。グロテスクなエッフェル塔のライトアップとぴったりくるという意味では現役のベッソン。

ある子供(2005年製作の映画)

1.0

はあはあ息せき切ってこちらにつっこんでくるエネルギーがそれだけで映画になるとでもいうのだろうか。ある意味ではエネルギーが皆無に思える『息子のまなざし』がよかっただけにね……

アレックス(2002年製作の映画)

-

エンドロールからはじまるってのまでやるんならそれこそ"おかしくない逆再生"までいけばいいのに。じゃなきゃこのクオリティで"時はすべて破壊する"だなんて構えらんないだろ。単に持続に耐えられんだけじゃない>>続きを読む