この映画があんまり語られないのはあまりにも急に出してきたジブリだからですか?
自分しか見えてない自分と自分しか見えてない自分のひとり+ひとりの映画をひとりで作るっていうのは皮肉は効いてるとは思った。そうとでも受け取らないと"もう「トップをねらえ!」があるのにいまこれ作っちゃうん>>続きを読む
さすがにセット凄すぎ。朝鮮人参ほしさに出兵しようというノリのこの映画のくせしてさすがに人の生き死ににも同じノリでやれないのは戦中派が作ってる映画だからね。とはいえ男めかけから軽く抜け出すのがスーダラの>>続きを読む
タイトル、アジビラかと思った。やっぱアイドル映画はすべて相米慎二の影響下にあんだなと思った次第。この経歴の人までもというべきか、この経歴の人だからこそというべきか。けどこのテンションは中原俊には当然合>>続きを読む
唄が吹き替えなしとはいくら東海林太郎に仕込まれたとはいえほんとになんでもできる女なんだよな。この人の強さはやっぱり意地汚いぶさいくがやれるところ。しかし成瀬は室内の上手さが異常(なのでロードムービーに>>続きを読む
その後ちらっと見た『パイナップル・ツアーズ』から考えるに『ナビィの恋』が奇跡だったんだと思う。
全共闘というのはもちろんよく言われることだけどもこの年齢にして宮沢りえが既に角川映画女優におさまりきっていないことのほうが気になる。賀来千香子のほうが角川映画女優っぽいレベル。思想以前にまずは角川アイ>>続きを読む
この"味"を出せるということ。結局は自分で作りだした闇に沈みこむような根暗が撮ってる映画でしかない作品においてすらこの"味"っていうのはさすがは市川雷蔵というほかなし。しかし60年の京マチ子はすごいね>>続きを読む
地井武男ってことに昔の人間も納得してなかったんじゃないか?おそらく本人にとっては割と大事な映画だとは思うものの。
あれだけテレビで流れてたのにもかかわらず、80年代のわしは森崎東にまったくついてけてなかった!なべおさみの卑怯者の役は最高。
ただ鈴木則文の脚本との食い合わせはどうかな……公権力憎しがちょっと勝ちすぎ>>続きを読む
そうか、田村高廣の代表作ってこれだったんだな。勝新太郎ってのは真にキュートな男。
ほぼ有象無象といいきってもよかったJ・MOVIE・WARSのなかではまあ秀逸なほうでしょ。
上手くいってた『刑務所の中』もそれっちゃそれだけど、崔洋一って伊丹十三のことを世間が考えるポップだと思ってたのかな?
スーツ姿の小池徹平を拝むだけの映画。
イライラしつつも見せきられてしまった。上原謙って使いようによればいい役者だったのかもな。しかしこれってやっぱ小津を意識してんだよな?
同じコスプレでも『シコふんじゃった』よりまあおもしろい。大沢健といい彦摩呂(幕末塾とクレジットが入るころの)といい80年代末期オールスターな感じがよかったのかな。
じじい、三池崇史でも見たのかな?あたまはまだ戦後どころか戦前な新藤兼人。これが江角英明の遺作なんだとしたらちょっとかわいそすぎるな。
このレビューはネタバレを含みます
「てめえたちゃ豚だな」というひとことを言わせるためにここまで金つかえる会社なんだっけ、日活って。今平は緊張ではなく弛緩した映画を目指すべき監督だったんじゃないのといつも思う。
根岸季衣がかわいい……映画自体は説教なんかないんだよみたいな顔して説教くさいいつもの今平。緒形拳は濡れ場は上手い。
オキュパイド・ジャパンの映画には当然ながら大物外タレが出る。阿部マリ枝がアヴェ・マリアを歌うつう絵に描いても描ききれんようなギャグ映画。ちび三人組が無言で待ちぼうけしてるところはなかなかよかった。
そして帰国した秋吉は髪の毛を腰まで伸ばすのかしら。遠藤周作というより安っぽい三島に近い。
富野もたいがいいつまでも同じことやってっけど出崎のほうが年季が入ってるな。いきなりの止め画劇画ってだけやなく、最後になんしかメッセージでつじつままで合わせようとしてきやがる。しかしほんと、これが水谷優>>続きを読む
しかしこの人の画面の偽装されたうすら寒さはほんとなんなんだろう。この人の画面なんて寒さから限りなく遠いのに。
工藤夕貴は大当たり。I.G.のこの透過光はさすがに飽きたものの。
やりたいことはもちろんよくわかるんだけどさあ……倉本聰のせいなのかな……
当時の感想としては「いや、ださいよ!」以外のなにもんでもなく、つい"秒速5センチメートル""ださい"で検索してしまった記憶。ださくてださくて鬱になるかと思った。『ほしのこえ』との違いはこのだささを肯定>>続きを読む
まあべつにいいんじゃん、森崎東の映画だと思わなきゃ。逆に変わらないでいることの偉大さを感じもしたし、いつからこうなったか、いやもしかしてこの人ずっとこんなだったかなと見てないやつを確認してみたくもなっ>>続きを読む
ラ・ボカ地区(とラ・ボンボネーラ)がここまで綺麗でいいのかというくらいのレストアっぷり。ピアソラとザッパがなんか合う!しかしアジアの男の正装はランニングとブリーフやったんやなあ……小男ふたりとでかくて>>続きを読む
内容知ってても確かに驚く60分後。と同時になんか「わっ!」って急に後ろから驚かされたのと変わんない気もするな。その後に一切つながってないびっくりだからだろうか。そこいくとやっぱり中島裕翔の役ってなにひ>>続きを読む
映画としてうまくいってないのか、まあともかくらしくはないわけだけど「死にたいわ」からの酒場のシーンはまつのき小唄(の高峰秀子の節まわし)といい斜めにかしいだままトラベリングするカメラといい、夢に出そう>>続きを読む
大野をでくのぼうにすることで成立する映画なんてオタクは唾棄すべきじゃないの?櫻井翔はもんのすごいよかったけど。
二宮のパツキン(と大野のバスタオル)が拝めるのはここだけになりそう。相葉ちゃんがセンターの時代があったなんてしかしながらイカれてると思う。
サイレント風なのはサイレントを撮り逃した世代のしるしかと一瞬思いかけたけど成瀬だからそんなわけはない。いやはや10年でサイレントをレトロスペクトしよんのかえ!これが教育映画って凄いな。藤原鎌足はもちろ>>続きを読む
直撃世代じゃないので手放しで褒める気にはなれないけども案外芸は細かい映画。それゆえに戯画的なキャラはあえてそのままという。そう考えるといてもいなくてもいいような宮崎ますみが効いている気も。しかし長ラン>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「人生の悲劇の第一幕は親子になったことにはじまってゐる」という芥川の言葉の、"なった"というところに重きをおく作家だとすればこそ小津を「国民作家」として語ることもはじめてできようもの(「家族は家族とし>>続きを読む