M山さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

M山

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希望のかなた(2017年製作の映画)

4.7

なんて、優しい人達なんだろう!
なのに、国家は…。
主人公を取り巻く、人々の善意が心地よい作品でした。
国は、人を救う所か、分断、または、死に至らしめる…。
人間が人間としてある為の行為として、
それ
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弁護人(2013年製作の映画)

4.1

自国の恥部を曝け出しつつ、商業映画として成立させる。韓国の映画の力強さを感じる作品。

あらののはて(2020年製作の映画)

2.3

自主映画だから、作品を自由に描いてもよい。唯、一瞬、一瞬を繊細に捉え無ければならない作品であるはずなのに、雑さが目立ってしまった気がしてならならない…。
もっと女性を美しく撮れなかったのだろうか?衒っ
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.7

カメラワーク、私は好きです。
この無敵なヒーローに出会い救われるのも、また運でしかない…^^;
沢山居たらな…。こんなヒーローが。

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.0

音楽の使い方は、流石としか言えません!
不穏な空気を観客に伝える術も。
然しながら、トムクルーズが所謂ガキにしか見えないのが残念…。
それが、演出であるのかは、定かで無いけれども…。
何かとうるさく感
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.7

素晴らしい作品。
人間としての矜持を最後まで失わない主人公。『生きる』とは?我々は、決して国家に『生かされている』のでは無い。
シングルマザーは、結果、身を売って迄、子ども達を守ったのだ。
それを、誰
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

素晴らしい現代の寓話。
音楽も素晴らしい!
ラストシーン、ヒロインの心情を観客の解釈に委ねる監督の演出が素敵。
ベタ付きそうで、ベタつかない。
監督のセンスにやられました。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

最後まで冴えない主人公が楽しめます。
ビートルズ愛に溢れた昨日。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

4.5

ヒリヒリとした相剋の中での論争。
三島は、決して相手を追い込まない。
逃げ場を与えているのだ。
所謂、今ゲームの如く言われる、「論破」などしない。
あくまで、「対論」である。
そして、相手と対等に論じ
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クリード チャンプを継ぐ男(2015年製作の映画)

3.4

ベタだけどついつい最後まで見てしまう。
2世が増えるよね、やっぱり。

オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.3

劇的なモノを求めない(観客の)ならば、こうだよな…。主人公の劇的は、彼女にあるのだから。様々な事情を抱えながらの興行、そして、自身の葛藤。
彼は、それに打ち勝つ事が出来なかった。
作品的に主人公の枷が
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ワイルドカード(2014年製作の映画)

3.1

主人公のブルース感が足りない様な気がする。はじめから、最後までスーパーマンってのもな…。

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.8

「違う」と言う意識を確信すると、どうなるのだろうか?
違うと言うだけで隔離され、あたかも無かった者とされる…。
「異端」「異形」世の中は、其れ等を排斥してきた歴史だ。それは、今も変わらない…。
復讐の
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.6

内容は、至ってシンプル。
しかしながら、映像は素晴らしい。
俳優陣の演技も素晴らしい。
しかしながら、根底に何かが、足りない気がしてならない。
そう、何かが…。

アルカディア(2017年製作の映画)

2.5

うーむ。引き込まれる作品なんだが、
後半になるにつれて、投げやり的なホラー作品になってしまう。
残念でなりませんでした。

ロボコップ(2014年製作の映画)

4.0

リメイク作品。
希望が持てる流れを継承しつつ、現代の警笛を鳴らす、リメイクの成功例だと思います。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.7

緊張感のある作品。
1人芝居の舞台であったら面白いだろうな。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

4.5

純粋故に夢は、遠のいてゆく。
それは、自身も気がついているのだ。
諦める勇気の先にある物は?
ドラマチックなモノなどない。
そのモノこそが、ドラマなのだから…。

鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

3.4

ありえない!
そう、これは大人の御伽話。
御伽話故の楽しみがある作品だ。
絶対的な「テツ)の道が面白くそして、哀しい良作だと思います。

ドブ川番外地(2018年製作の映画)

4.8

こういう素晴らしい作品を何故に映画界は、放っておくのだろうか。
監督の映画愛そして、人間愛が、ドストレートに画面に炸裂する。
こりゃ劇場で観るべき作品だ。
凄え才能の監督が現れた!

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

4.2

ポップから見る様な、
ラブコメディでは、ありません。
1人の男を淡々と追ったヒューマンドラマ。
本当に強い人は、優しい。
飛べない天使の最後の微笑が、本物だと願ってやまないのは、私だけだろうか…。

EVA エヴァ(2011年製作の映画)

3.3

人間の為に造られた者の悲しみ。
彼等は、いつでも犠牲者だ。
自我や存在意識に目覚めた時から、
崩壊は、始まってしまうのだろうか。
美しい映像と静かな語り口。
良作だと思います。

アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

自己の体現を求めた故のそれぞれの結末。
アクションあり、サスペンスありで、とても楽しめた作品でした。

岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.8

今更ながら、観賞。
素晴らしい作品でした。
一、倫理とは?
命とは?
尊厳とは?
この兄妹に引き込まれるにつれ、
一般的な倫理観というものが、わたしの中で崩壊していった。
仕方ないでは無く、これしかな
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(1985年製作の映画)

2.3

あれだけのエキストラを使って、この平坦過ぎるカメラワーク。なんだか、お金の無駄使いを感じてしまいました。
七人の侍の方が、躍動感がある様な気がしてなりません。
そう、この作品の合戦シーンには、根底にあ
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

2.9

マット・デイロンの怪演!
中毒化した物には、常に何かしらの口実が必要となって、ますます、中毒化が、進む。私のタバコの様に…。
彼は、平素を殺人で保ち、かつそれを芸術とした。洗練とは、言いかねる作品を作
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

役所広司氏の演技は、素晴らしい。
この方で作品が成立しているのでは、ないか。
しかしながら、
この作品、相当役者は、苦労したのでは、無いかと思いました。
会話である様でありながら、会話では無い
会話の
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

5.0

自分に語学力があれば…。
しかしながら、美しい翻訳、美しい台詞。
不思議だ当時、映画館にて鑑賞の際は、余りグッと来なかったのですが、今更ながら、この作品の素晴らしさに震えました。
カメラ、音楽、どれを
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哀しき獣(2010年製作の映画)

4.5

映像に力がありました。
強烈な暴力描写、そして、削りに削った台詞。
凄い作品だと思います。
居る場所を失い彷徨う主人公達。
唯の暴力映画では無い映画。
民族的な問題も扱っている作品でした。
そう、根っ
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

5.0

何度見ても素晴らしい。
ロシア語、分かっていたなら、もっと素敵だろうに。
サイエンスフィクションの極みだと思います。
タルホスキー苦手な方にも是非、見て欲しい作品です。
『監督』=アーティスト。
表現
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