むさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

はちどり(2018年製作の映画)

4.3

傷をもっていても、たぶん持っているからこそ他者の痛みに寄りそうことができる、というヨンジの描かれ方に救われる

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

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楽しかった思い出もどんどん忘れていってしまうことは悲しいと思っていたけど、銭婆が千尋にむけて一度起きたことは忘れないものだと話すのを聞いて、そうかあと思った
今は思い出せなくても、自分が経験したことは
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

みずみずしくうつくしい映像

子供が蟻を殺すのは、命のしくみを知りたいからだと聞いた覚えがあるけど、
ムイは生きたままの命を愛でて、そのうつくしさを感じることができる人なんだなと思った

ラストはハッ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

4.5

失ったものを取り戻そうとするのではなく、失ってしまったこと、もう返ってこないことを受け入れて、新しいものを得ていく

喪失感や悲しみは、別の誰かに今の自分がもっているものを分け与えることでしか埋められ
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