masaさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.6

とても静かにシャロンは流れる。
それは美術館の絵画を観るよう。
そう、最後のシーンね。

犬猿(2017年製作の映画)

3.6

自由と中庸。
羨望と無知。
4人ですべて完結してしまう構成は舞台で観てみたい。そして江上敬子の今後が楽しみだ。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

「愛だろ、愛っ。」
最後のシーンを脳内で反芻している。彼に安息の日が訪れる事を願わずにはいられない。
撮影手法や第一次世界大戦モノと言ったところのみに興味を持って観るのなら確実に肩透かしを喰らう。それ
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blank13(2017年製作の映画)

2.9

兄であるヨシユキの揺れ動くであろう心情描写が観たいのに、これでは「…だからどうした?」としか思わない。最後に母・洋子がタバコに火をつける…それでも夫を愛していたのか、と思わせるこのシーンは美しい。これ>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.8

いつも心に半ズボンを。いつも心にランドセルを。
‪It's a Long Way to the Top If You Wanna Rock 'N' Roll !!!

Looking for Johnny ジョニー・サンダースの軌跡(2014年製作の映画)

3.0

1991年4月2日(火)、初めて彼のLIVEを今はなき浅草は常盤座で体験した。終始ヘロヘロで歌もギターもボロボロな彼に僕は不満だったが、一緒に行ったパンクスの友だち曰く「ラリってんだからしょうがないだ>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.3

鳥たちの声は聞こえたかい? いや、君は決して聞くことはないだろう。
鳥たちの名を覚えたかい?いや、それでも君はすぐに忘れてしまうだろう。

火花(2017年製作の映画)

4.0

いいねその笑いかた
いやみじゃないのさ
話してくれよそちらから
君の夢はなに?
「1988/KENZI & THE TRIPS」

スタンリーのお弁当箱(2011年製作の映画)

3.8

スタンリーの境遇は置いておくとして…この子たちに会いたい。そして彼らを連れてごはん食べに行くんだ…いや、ここはお弁当を持ち寄ってみんなで輪になって食べるのが正解だね。

サーミの血(2016年製作の映画)

4.6

差別より憎むべきものはなんだろう。
自由より必要なものはなんだろう。
血より濃いものはなんだろう。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

オプティミスティックに
「希望」を語るなかれ
 ペシミスティックに
「未来」を嘆くなかれ
「パラドックス/MORRIE」

ラッキー(2017年製作の映画)

3.7

個人的には「女性の香り」を感じさせてくれれば完璧だったな。視覚的な女体やシーンという低俗なものではなく、ダイナーで交わされる会話の節々にね。でもそれはこの爺さんには似合わないか。

草間彌生∞INFINITY(2018年製作の映画)

4.0

自身を表現することに必要な要素のひとつは「声が大きいこと」ではないか。俺はここにいる、私は赤という色を青を使って表現した、と存在を三人称に当たる人にさらけ出すこと。その素を、膿を、自慰行為を…語彙や行>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

「松本人志の凄いところは『コイツのおもしろさを理解できるのはオレだけだ』と観た人すべてに思わせてしまうところだ(意訳)。」と語った人がいた。はたと膝を打ったが、この意見に納得できない向きもいよう。>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.4

すべての役者がホアキン・フェニックスに羨望の念を抱くだろう。いや、嫉妬?
階段を踊り降りてくるシーン、あの狂気の顔、そのすべてに。
そして音楽も素晴らしい。

「幽明鏡反射 完璧な闇」MORRIE

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.5

音がなくてもその存在を強く感じることができた原作。それなら演奏シーンがなくても揺さぶられる作品が観たかったかな。劇中で聴かれる音は超一流なのは理解しているけれども。風間塵をどう演出するのか? と期待し>>続きを読む

僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.0

虹の橋を渡って行ってしまった僕の愛犬も、どこかで僕のことを探しているのだろうか。そして巡り合ったとして、僕はどのような気持ちになるのか。

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

3.8

おばけでもいいからもう一度目の前に現れて欲しい、とつぶやいた夜が何度かあったっけ。

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

ロケットマン あるいは(愛以外はすべて揃っている世界へようこそ)

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

それでは次の曲を聴いてください。
「自由/RCサクセション」

愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.0

誰もが自分。私はあなた。
いつか来た道だからと行って、迷わずに歩けるだろうか。
嘘をつかずに生きていくことはむずかしい。
しかしそれは何のための人生か。

愛がなんだ、だって?
ふたりの姪に観てもらい
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山下達郎 シアター・ライヴ/PERFORMANCE 1984-2012(2012年製作の映画)

5.0

まだ見ぬ大物の貴重な映像作品。公開当時(7年前だそう)にはタイミングが合わず観逃していた同作品のアンコール上映。彼の声やギターサウンドがセクシー過ぎて恍惚の体験だった。3.11に関してのMCも姿勢を正>>続きを読む

ヘヴンズ ストーリー(2010年製作の映画)

3.0

もっとソリッドに観せることはできたはずなのに敢えて冗長にした感が見え隠れしてそれが気に入らない。内容が内容だけにキャッチーにする必要はまったくないが、150分以内なら堕ちることができたのに。いい俳優が>>続きを読む

だれかの木琴(2016年製作の映画)

2.8

1×1的。ケミストリー皆無。役者に釣られて観てみたら。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

人生をグルーヴさせてくれるもの。それは靴の中に紛れ込んだ小石だったり。もしかしたら映画館のとなりのシートに座ったデリカシーのないおじさんなのかもしれない。

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

5.0

自身の息をのむ音、呼吸する音すら煩わしい。再視聴の機会には目を瞑って愉しみたい。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.3

例えばBeatlesやLed Zeppelinの新譜発売をリアルタイムで経験したという諸先輩方って、どんな気持ちで発売を待っていたのだろうか。その時代を経て音楽を楽しんだ人に嫉妬する。