モロもろきゅうさんの映画レビュー・感想・評価

モロもろきゅう

モロもろきゅう

映画(29)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • 29Marks
  • 6Clips
  • 0Fans
  • 0Followers
  • 0Followings
  • List view
  • Grid view

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.5

「SNS社会に通ずるものがあるのでは?」

とても良い映画でした。
お気に入りなのは序盤の一節です。
"待って、私は殺してない"
"そこは重要じゃない"

本作では決して真実を追求せず、状況証拠や証言
>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.5

ステイサムとガイリッチーのタッグということで、楽しみにしていた一作です。
ストーリーラインは最近公開していたミッションインポッシブル:デッドレコニングにそっくりなのですが、こちらの方が先に作られていた
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「衝撃のラスト」に誘われて公開前から期待していた映画だったのですが、自分の中でハードルを上げすぎたのかそこまでといった感じ。
やっぱり158分は長くて、序盤が少し冗長に感じた。後半面白くなってくるとこ
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

懐古主義の成れの果て

ウルトラマンを観てない人はお呼びじゃない映画。
それならCMで宣言してくれれば良いのに。

ディテールにこだわって全体がぼやけてる。
画面もぼけぼけだし、「これはあの演出のオマ
>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

この映画が語りたかったことを考える

結論から言うと、映画館で見てよかったと思える映画だった。
広大なインターネット空間でのライブシーンは、やはり大スクリーンと音響があってこそ映える。
主人公を演じた
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

2回目を観たいくらい良かったが、もう2度と観れない作品

言いたいことだって沢山あるし、泣いてしまったシーンもある。そんな詳細云々ではなく、この映画はエヴァンゲリオンの終わり、観客に向けて素直な言葉で
>>続きを読む

Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

市民ケーン脚本家の半生を市民ケーンの演出で…

市民ケーンと言えば、ベスト映画ランキングの王座に君臨する大名作である。現在と回想シーンが入り混じる脚本、撮影手法等が当時革新的であり現在に至るまで色々な
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

脳破壊ムービー

思っていたのとは違ったけど、これはこれで…といった感じの映画。

主人公ダニー演じるフローレンス・ピューの何とも言えない肉付きがいい感じ…というのはさておいて。
ホラー映画だと思って
>>続きを読む

アド・アストラ(2019年製作の映画)

4.0




話の筋は分かる。
宇宙版地獄の黙示録と言った感じで展開していく。
ただ、この映画の内容を理解したとは到底言えないほどにブラッド・ピットの演技には複雑な感情表現があったと思う。

極限状態に追い込
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.7

「チャールズマンソンファミリー」
「シャロンデート殺害事件」
この2つをwikiで軽く読んでおくと楽しめると思います。

ラストまで観るとグッと拳を握りたくなるいい映画でした。
161分の長尺にも関
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

松坂桃李の演技力に脱帽した。

組織が行なっていることへの不信感や、でも守らなきゃいけない家族がいるジレンマで心がどんどん揺れ動いていく様を見事に表現していた。

ラストに松坂桃李が発した言葉は、私
>>続きを読む

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.1

ウッディの悲痛な叫びが心に刺さりました。

自分の存在意義が薄れていく中で彼なりに見つけた答えがあのラストだと思うと、この映画を嫌いにはなれませんでした。

ここまで描き切ったので、流石に続編はありま
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

オチがかなりしっくり来た。

君の名は。と比べて作品を評価するのは不誠実だとは思うが、君の名は。で一番気になったのは瀧と三葉が歴史を変えて死者を0にしたにもかかわらず代償を負っていなかったところだった
>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

4.5

頭空っぽにしないと観られない映画

細かいことを言えばキリがないけど、それを補って余りある戦闘シーンの格好良さ!

ラドンとキングギドラが衝突するシーン最高!!!

愛に溢れてるとかそういう次元を超え
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

不思議な再現ドラマ

ケイパーものであり青春ものでありドキュメンタリーでもあるジャンルに囚われない映画でした。

自分が何のために生きているのか分からず生きている主人公。
大学の図書館で12億の本を見
>>続きを読む

バースデー・ワンダーランド(2019年製作の映画)

3.6

その先を見たいのに⋯

原恵一監督作ということで鑑賞。
朝イチのせいか劇場はガラガラでした。
まあそれは置いとくとして。

全体的な感想としては、期待しすぎたかなという感じが否めませんでした。
所々挟
>>続きを読む

シャザム!(2019年製作の映画)

4.5

ヒーローとヴィランの違い

王道なストーリーでありながら、ヒーロー映画あるあるをコミカルに描いててとても面白かったです。

ヒーローのビリーは幼少期に母親とはぐれてから色々な養家先を転々としている。
>>続きを読む

麻雀放浪記2020(2019年製作の映画)

4.0

生真面目な世の中へ

麻雀放浪記(1984)を前日に予習してから鑑賞へ。
未来に降り立った坊や哲は、全自動卓に驚いたりといったカルチャーギャップコメディが展開されていく。
舞台の2020年では、無駄な
>>続きを読む

ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

主人公が映画を完成させるまでにいろんな困難がありながらも温かくほっこりと描いていて素敵だと思いました。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.5

トムクルーズのアクションによるものすごい緊張感とIMFチームのやりとりから生まれる笑いのバランスがとても心地よかったです。
ストーリーとしても序盤のある問いかけがラストと対になっていて綺麗にオチがつい
>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.6

映画愛のある映画だなと思います。

説明台詞が少なくても成立するのはキャラクターの立ち具合と役者さんとのシンクロによる現実感がいろいろなことを想像させるところにあると思いました。

ただ前半の手持ち
>>続きを読む

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.2

原作は読んでいました。

原作は子供ならではの目線で丁寧に描かれていました。
今作では大人が少年時代の不思議な一夏の思い出を振り返っているようであり原作とはまた違う魅力が引き出されていたように感じまし
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

この映画は話の引っ張り方がとても上手で、見てて疲れを感じませんでした。
予告ではクライムサスペンス色を前面に押し出してましたが、クスッとくる場面もあったりホロっとくる場面もあったりでとても得した気分で
>>続きを読む

GODZILLA 怪獣惑星(2017年製作の映画)

4.3

三部作の始まりとしてはかなりいいスタートを切ったと思う。

ゴジラによって地球を追われ、次なる居住地を求めて宇宙を彷徨う主人公達は地球に帰還する。亜空間航行の影響により約2万年の歳月を経た地球に辿
>>続きを読む

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.7

ドゥニヴィルヌーヴの映画自体は3本目(ボーダーライン、メッセージ、今作)。
どうも相性が悪いのか、眠たくなってしまう&トイレに行きたくなる。
俯瞰からの引いたショットと、ちょっと冗長な映像が眠気
>>続きを読む

アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

4.2

これはちょっと予告詐欺に近いなー…
思ってたよりアクションは要所要所でしか出てこない気がする。序盤の情報収集の段階が少し眠気を誘う。
話の流れとしては、取調室にてシャーリーズセロンが現在まで
>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.3

これから観に行く人は飲食物を買わずに観た方がいいかもしれません。最初から最後までチョコたっぷりってくらい緊迫した99分間なので飲み食いしてる余裕はないです。次に、陸・海・空という3つの視点から進行する>>続きを読む

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

3.5

映画の良かったところとしては、もしも玉が割れるときの演出は良かったと思います。玉が割れてありえたかもしれない世界線が映し出されるのは記憶に新しい『ララランド』を思い出しました。(別に関係があるわけでは>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

5.0

アクションと音楽の一致が爽快感を生み、ストーリーは真面目で重厚感を生み、キャラクターは立っており映画を華やかにしている。
主人公のベイビーはサングラスをかけiPodを流しながら周りをシャットアウトして
>>続きを読む