海さんの映画レビュー・感想・評価

海

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ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)

3.0

別に作らなくていいのに作ったジェイソン・ボーンシリーズ4作目。展開的にはいつもと同じで、意外性はない。マット・デイモンが歳とった。しかし以前よりマッチョになっている。1〜3作目にあった苦悩というか影の>>続きを読む

リング2(1999年製作の映画)

2.8

ただ怖がらせたいという意図だけで作られた続編にして、原作を冒涜する駄作。中谷美紀の美しさで何とか持ってる映画。

リング(1998年製作の映画)

3.7

ジャパニーズホラーを流行らせたエポックな作品。原作と違う設定などがあったり、良さを拾い切れてない嫌いはあるが、不気味さは出ている。ただ貞子をクリーチャーみたいにしてしまった罪のある作品ではある。そのお>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.2

アカデミー賞主要五部門制覇(通称ビッグ5)をした稀代の作品。まあそれは置いておいて、ジョディ・フォスター演じるクラリスの可憐さと、アンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターの威厳と恐ろしさが発揮>>続きを読む

レッド・ドラゴン(2002年製作の映画)

3.5

ミスターDを見て「完全にイッちゃってるな…」って思った映画。しかしグラハムを駆り出して、危険に晒すクロフォード、お前は一体なんなんだ。羊たちでも無能ぶりからクラリスを危険に晒すし。もうお前はレクター博>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

3.8

リドリー・スコットの暗くて重厚な映像が好きなので、その点たっぷり味わえる。クラリス役は前作のジョディ・フォスターからチェンジ。ジョディは脚本が残酷すぎるという理由で断ったらしい。ジュリアン・ムーアは内>>続きを読む

セブン(1995年製作の映画)

3.8

デヴィッド・フィンチャーならではの色味というか、暗い質感が良い。そりゃないよーという終わり方。外国人目線だけど、ブラッド・ピットの演技はいつなんどき観てもクソ。

竹山ひとり旅(1977年製作の映画)

3.9

初代高橋竹山もところどころで登場する、ドキュメンタリーが混ざったような作風。雪の景色が厳しくて美しい。竹山役は林隆三じゃなくて、もっと他の人で適役がいたんじゃないかと思わなくもない。林隆三さんは嫌いじ>>続きを読む

ノーウェア:漂流(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

母は強し、女は強しという映画。そんなにお金はかかってなさそうだけど、シチュエーションスリラーとして成功しているなと思った。

ギザギザに切った天井から外に出る時、足とか切りそうだな〜って思ったらやっぱ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

実話ベースらしい。目覚めさせて、よかったんだろうか良くなかったんだろうか。でもやっぱり医者としては目覚めさせたいよな。

ロバート・デ・ニーロの素晴らしい演技が見られるし、ロビン・ウィリアムズの優しい
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コラテラル(2004年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

悪のトム・クルーズが観れる。なかなか達観した人生観と仕事観を持っている。最後の最後まで「仕事とは!」みたいなことを言って死んでいく。言ってること、一理あるな、と思いながら観た。

アニー(彼女)役の人
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ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

2.3

駄作オブ駄作。前作の名前と設定だけ借りてるが、すべてが安い。特に前作サミュエル・L・ジャクソンがやってたポジションにいる黒人の演技がクソ過ぎて笑った。子ザメがキューキュー鳴きながら移動するのウケた。鳴>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エンタメサメ作品としては結構良質と思う。USJのアトラクションみたいなセット、ちゃんとお金もかかってるし、楽しい。主人公が食われたのはビックリしたが、まあ食われて当然という感じもある。ラッパーが裏主人>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

4.0

『リング』的な呪いの連鎖みたいなムードも感じつつ、精神の正常と異常の境界線を見るような、その中で追い詰められていくような、そんな気分を味わえる。笑顔が怖い人っている。自分の近くにもいる。その人の不安と>>続きを読む

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.3

何回も観てる。現代版ロビンソン・クルーソー。自分たちが送っている、現代の文明生活って、なんなんだろう。なんのために生きてるんだろう。そんなことを主人公は思う。色々失ったけど、息をし続ける。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.0

演奏シーンの演出が良かった。声も違和感なし。原作へのリスペクトも感じる。でもモーションキャプチャー?によるCGがあまりにも酷すぎやしないかな。そこだけなんだよな。作った人は変だと思わなかったのかな。予>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.8

作中作っていうのかな、メタフィクションっていうのかな。そういう作りになっている。白人がが求めるステレオタイプ的な黒人を演じないと評価してもらえないというジレンマ自体を茶化す。自分を含めてどいつもこいつ>>続きを読む

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

3.6

『ムーミン谷の彗星』の原作に割と忠実に作られているパペットアニメ。たまにムーミンが白目剥くのが怖い。

ボーン・レガシー(2012年製作の映画)

3.1

別に作らなくてよかったのに作っちゃった感がある映画。まあキャストはいいし、アクション作品としてはまあまあ楽しめたけど。

ミスト(2007年製作の映画)

3.3

何を信じれば、どんな判断をすれば正解なのか、という部分が一番キモな映画。ご都合主義に流されないという意味では素晴らしいのかもしれない。記憶には残るでしょう。

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

3.4

ジェイソン・ボーン第3弾。タンジールの狭い場所での格闘シーンは圧巻。ニューヨークでのカーチェイスも見所だが、3作連続で観るとカーチェイスは慣れて飽きてくるかも。

ボーンがCIAのオフィスにいとも簡単
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

マット・デイモンとベン・アフレックが二人で頑張って脚本書いた映画。名作と言われているけど、今更ながら初めて観た。マット・デイモンて、アメリカのその辺の大学生みたいなところがいいんだろうと思う。美男過ぎ>>続きを読む

ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.7

ジェイソン・ボーン第2弾。ストイックな雰囲気な前作よりエンタメ色強めに。パリのカーチェイスシーンがよかった。

このシリーズのもう一つの楽しみは、世界各国のいろんな街の景色が楽しめること。

ラストシ
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.0

2002年の映画。もう22年前だし、登場人物が使っている道具とか車とかを見ると懐かしさを覚える。電話で個人情報を簡単に教えてしまうホテルの従業員とか。しかし映画としての躍動感とか、緊迫感は褪せない、傑>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

宇宙移住航行中、長期の冷凍冬眠から目覚めちゃった男。目的地まではあと90年かかる。何とかクルーを起こそうとしたり、冷凍冬眠やり直したりしたりしようとするもすべて失敗。このままでは一人孤独に死んでいくこ>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.3

サイバードールがムカつくババアや犬やガキや上司を全員ぶっ殺していく映画。ケイディと組んで世界征服へ突き進むのもアリだったかもしれない。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.8

鮮烈なカラーリングとシンメトリーな構図がオシャレな映画。基本的にはそれだけの映画だけど、キャストが超豪華なのも見どころ。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.2

娘がどうしても観たかった『フレンズ』最終回を観るまでを描く。

フロッグ(2019年製作の映画)

3.3

そう来るか!というストーリー。できすぎてるけど、頑張って考えたんだな。暇つぶし以上には楽しめた。フロッギングっていうのをやる連中がいるのは怖い。ヘレン・ハントが顔変わって誰だかわからなかった。もうちょ>>続きを読む

消えない罪(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

警官殺しの罪で服役していた女が出所。仕事にありつくも警官殺しが周囲に知れてしまい、暴力を受けたり。弁護士を通じて唯一の肉親であり希望である生き別れの妹に会おうとするが、養父母と衝突し会えない。そんな中>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

事件が起こる前から地獄みたいな世界だなと思った。大正時代、逆らえない大きな波に流されて思考停止している日本人の姿を見ることができた。起こるべくして起こった事件のように思えた。描写自体はかなりショッキン>>続きを読む

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